Pinterest(ピンタレスト)だけが持つ5つの魅力 – Facebook、X(Twitter)との違いは?
2012/06/12
Pinterestが持つ、他のサービスにはない魅力をご紹介
Pinterestはなぜ注目されるのか?
これまでも写真共有サイト、ブックマークサイトは数多くありました。そんななか、なぜ、Pinterestが注目を集めているのでしょうか? 本記事では、「Pinterestが持つ魅力」「企業がPinterestに注目する理由」「洗練されたUI」「メディアとしてのPinterest」についての解説をしながら、Pinterestの素晴らしさに迫ります。
Pinterestだけが持つ5つの魅力
まずはユーザーがPinterestに惹き付けられる理由について、5つのポイントに絞って解説していきます。
魅力1:使い方がシンプルでわかりやすい
Pinterestはとにかく使い方がシンプルです。
①自分の好きなテーマのボードを作成する、②気に入った写真・動画をピンする、③ユーザーやボードをフォローする、④他のユーザーがピンした投稿をリピンする、という4つのアクションを主な使い方とし、すべてのUIがこの4つのアクションを促すものとなっています。
LIKEやコメントなどの機能もありますが、この4つが主だったものと考えて問題ありません。シンプルさはフェイスブックと比べると一目瞭然です。
▼主なPinterestの使い方
米ニュースメディア「Mashable」の記事によると、投稿の約80%がリピンとなっています。このデータを見る限り「他のユーザーやボードをフォローしてリピンするだけで、自分のお気に入りの情報を集められる」という使い方が、ユーザーに受け入れられているようです。
魅力2:好きなもの・憧れているものをコレクションできる
Pinterestでは、テーマごとに自分の好きな写真・動画を「集めていく」というコレクション性があります。
それに拍車を掛けるのが、ボード上に表示されているピン数です。
ピンやリピンをしていくうちに、好きなテーマの画像が集まっていく。そして、どんな写真をボードに追加したかを確認すると、ピン数が大きく増えている事に気付く。自分の周りが好きなもので溢れかえる事がつまらないと思うユーザーはいません。
また、ボードには、自分の憧れも追加できます。たとえば「travel」というテーマなら「いつか行ってみたい旅行先」を。「furniture」というテーマなら「自分の家に置きたい家具」を貯めていくことも可能です。
自分のコレクションが増えていく場所だからこそ、またPinterestを訪れてしまうのです。
魅力3:精度の高い情報を受け取れる
前述の記事で触れたように、Pinterestの中は「偶然の発見」で溢れています。
X(Twitter)であれば、フォローするとそのユーザーの投稿すべてが自分のタイムラインに反映されてしまい、興味や関心がある分野が似ているユーザーをフォローしても、自分の興味がない情報も流れてきて、ノイズが入りやすくなってしまいます。
一方、Pinterestでは「ユーザー(=そのユーザーが管理するすべてのボード)」と「ボード(=そのユーザーが管理する任意のボード)」のいずれをフォローするかを選べます。そして、投稿するユーザーもピン時にカテゴリーを選ぶので、自然とフォロワーへも精度の高い情報が伝わります。
また、自分が興味のあるボードを作っているユーザーも、「Art」「Food & Drink」「Travel& Places」など32個あるカテゴリーごとのピン一覧から探す事ができるため、簡単に自分の興味がある情報を集められます。これはPinterestの重要な特徴です。
魅力4:好きなもの・憧れているものを眺め続けられる
Pinterestの魅力は、魅力2であげたコレクション性や、受け取る情報の精度の高さやUIの素晴らしさもありますが、ただ単純にPinterestにアクセスし、好きなものや憧れているものを眺め続けるという楽しみ方もあります。
この楽しみ方は、男性ではなく女性により受け入れられているようです。米国のソーシャルメディア情報サイト「ignitesocialmedia」に掲載されたデータでは、Pinterestの利用者は女性が80%となっており、実際に女性からの利用が多いことがわかります(Google AdPlanner を用いた調査による)。
魅力5:ほかのユーザーに気兼ねせず、気軽に利用できる
コミュニケーションに重点を置いた他のSNSだと、どうしてもほかのユーザーとのつながり、特にリアルな関係性を持つ人に対する気遣いが生まれてしまいます。それが、一部ユーザーが陥っている「SNS疲れ」につながってきます。
その点Pinterestは、ネットサーフィンをしながら、あるいはPinterestの画面を見ながら、自分が気に入った画像をただボードに追加していくだけなので、特定の誰かへ発信しているという意識は薄れます。
また、実名制というルールもないため、仕事絡みの人や、あまりフランクな関係でない知人を気にすることなく、気兼ねなく利用できます。たとえば、フェイスブックであれば公開範囲を操作したり、カギをかけたり、ブロックしたり、という使い方をしている方もいるでしょう。Pinterestではそういったプライバシー面での息苦しさを意識せずに、自分本位で楽しめるようになっています。
<この記事の続きはこちら>
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この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部