TikTok広告とは? 種類や費用、入稿規定などを分かりやすく解説

2024/01/09

若年層を中心に人気を集める、短尺の縦型動画を投稿できるSNS「TikTok」。企業による広告出稿も可能で、一般的なSNS広告に多い運用型広告に加え、純広告メニューも比較的豊富なため、様々なマーケティング施策への活用が可能です。今回はTikTokでの広告施策に興味を持つ方向けに、TikTok広告の種類やメリットなどを事例付きで解説します。


本記事は企業のSNSマーケティングを包括的に支援をしているガイアックスが解説しています。運用実績10年以上、大手企業を中心に累計1,000社以上の運用実績があります。

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    ■目次

  1. TikTokとはどのようなSNSなのか?
  2. TikTok広告は大きく分けて2種類。純広告と運用型広告
  3. TikTok広告を活用するメリット
  4. TikTokの運用型広告の概要:費用やターゲティング、入稿規定など
  5. TikTokの運用型広告を活用した企業事例
  6. まとめ

参考になるTikTok投稿事例集のダウンロードはこちら

1. TikTokとはどのようなSNSなのか?

https://apps.apple.com/jp/app/id1235601864

TikTokは中国企業のByteDanceが運営する、縦型短尺動画SNSです。海外月間アクティブユーザー数は10億人。国内月間アクティブユーザー数は950万人で、若年層、特に10代を中心に人気を集めています。

その特徴は、BGM付きの動画を作成・投稿できることです。動画の長さは15秒~1分と短く、0.5倍や2倍速など速さを調節しての撮影やフィルタ、エフェクトなど、アプリ内の編集機能を使って様々な動画作成が可能です。TikTok内では、投稿された動画のダンスを他のユーザーがまねして投稿する文化も広がっています。

2. TikTok広告は大きく分けて2種類。純広告と運用型広告

TikTokではさまざまな広告メニューが提供されていますが、大きく分けると「純広告」と「運用型広告」の二つになります。それぞれどのような広告メニューがあるのか、概要を解説します。

①TikTokの純広告

画像引用:https://tiktok-for-business.co.jp/archives/4083/

純広告は一定額を支払い、出稿する広告枠です。次に説明する運用型広告とは異なり、クリエイティブがあればすぐに少額から始められるというものではありません。利用するには、TikTokを運営するByteDance社に問い合わせる必要があります。

純広告のメニューは以下のとおりです。

①Top View
②起動画面広告
③Brand Premium
④One Day Max
⑤ハッシュタグチャレンジ
⑥ブランドエフェクト

認知拡大に適した純広告

①TopView

TopViewは1日1社限定の広告枠です。起動画面にドンと飛び出してくる60秒までの縦型フル画面動画広告で、ユーザーの注目度が高くリーチを集めやすい特徴があります。

TopView活用事例:メイベリン ニューヨーク

化粧品会社のメイベリン ニューヨークは、リキッドファンデーション「Fit me」のマーケティングにTopViewを利用しました。TopViewで他のメディアよりも早く商品告知。動画自体は1,500万ビュー、5万4,000いいね、750件のコメントを獲得しました。また、ブランド認知度はブランドリフト調査で33%増加。売上も、TopView出稿の前後2週間を比較したところ、1.3倍になりました。

参考:https://tiktok-for-business.co.jp/archives/9590/(画像も同URLから引用)

②起動画面広告

起動画面広告も、TopViewと同じく1日1社限定の広告枠です。アプリ起動時に必ずファーストビューとして表⽰。さまざまな表示形式に対応しており、静止画も使用可能。縦型フル画面広告ではありますが、音声は再生されません。

③Brand Premium

Brand Premiumは、フィードに表示されるネイティブ動画広告です。最大60秒のフルスクリーン動画を音声付きで自動再生します。ターゲティング可能で、ランディングページやアプリストアへの誘導にも適した広告枠です。

Brand Premium活用事例:サントリー「クラフトボスTEAシリーズ」

飲料メーカーのサントリーは新商品、「クラフトボスストレートティー」のTikTok広告を出稿しました。

具体的にはTopViewとかけ合わせてBrand Premiumを活用。起動画面に表示されるTopViewで認知を獲得した上で、ターゲティング可能なBrand Premiumで継続的にリーチしました。この結果、以前に出稿した広告と比べて好感度や購入意向が上昇しました。

参考:https://tiktok-for-business.co.jp/archives/8541/(画像も同URLから引用)

④One Day Max

One Day Maxは、指定の1日に限り、新規接触のユーザーのみに表示されるインフィード広告です。TikTokのフィードに通常コンテンツと同様に表示され、ユーザーは自然な形で閲覧可能。最大60秒のフルスクリーン動画で、「おすすめ」フィードの4ポスト目に掲載されます。

認知から興味喚起に適した純広告

⑤ハッシュタグチャレンジ

ハッシュタグチャレンジはTikTok内で特定のハッシュタグをつけた動画投稿を促す広告です。具体的にはハッシュタグを指定し、そのハッシュタグ(動画のテーマ)に合わせた動画を作成、投稿してもらう広告形式で、アプリの「トレンド」タブのトップにキャンペーンバナーも表示されます。多くの場合、出稿企業によってTikTok内のインフルエンサーや有名人を起用したお手本動画が作成され、その動画をベースに各ユーザーが様々な動画を投稿するような動きが見られます。

企業発信のコンテンツではあるものの、ユーザーの共感と参加を促すため認知の向上や興味関心の獲得などが期待できます。また、多くのUGCが生まれるのも魅力です。

ハッシュタグチャレンジ活用事例:UCC上島珈琲

コーヒー飲料メーカーのUCC上島珈琲は、新商品「UCC COLD BREW レモネード」の発売に合わせ、「#香るどブリューオーディションキャンペーン」を実施しました。

オリジナル制作の楽曲「香るどブリューオーディション」と、オリジナルブランドエフェクト「香るどブリュー」を用意。楽曲のポップなリズムにのって商品を飲んだり香りを楽しんだりするアクション動画を撮影し、「#香るどブリューオーディション」のハッシュタグ付きでTikTokに投稿すれば応募でき、オーディションに合格すると、同商品のCMに出演という内容です。

参考:https://tiktok-for-business.co.jp/archives/7125/(画像も同URLから引用)

エンゲージメント獲得に適した純広告

⑥ブランドエフェクト

ブランドエフェクトは、撮影時に使用されるエフェクトという加工技術を広告として利用できるメニューです。2D・3D・AR といった先端テクノロジーを用い、ブランドの機能や世界観をエフェクトとして表現します。具体的には、撮影の際に新作のアイシャドウやリップを顔に重ねられたり、ゲームのキャラクターを同じ画面に立体的に表示させたりといった、没入感のある体験設計が可能です。

ブランドエフェクト活用事例:ライオン

生活用品メーカーのライオンは、歯を白くする効果にこだわったハミガキ粉「Lightee」のマーケティングとして、ブランドエフェクトを利用しました。まず、ユーザーが動画投稿する際に使える、歯が白くなり、肌も綺麗になるエフェクトを用意。「#顔の印象は歯で変わる」というハッシュタグも用意し、ユーザー投稿を促進しました。

さらに、ユーザーがエフェクトやハッシュタグを活用しやすくするために、TikTokクリエイターによる「お手本動画」も公開。この結果、「#顔の印象は歯で変わる」が添えられた投稿は、2万6,000本以上、合計視聴回数は約2億4,000万回に到達しました。

 

@kaneko_miyu この美白*ハミガキ「ライティー」のエフェクトめちゃくちゃ白くなるwみんなも試してみて!#顔の印象は歯で変わる #PR ♬ #顔の印象は歯で変わる – Lightee(ライティー)

実際にエフェクトを体験したユーザーは17万人以上となり、各投稿には「本当に変わるんだ」、「歯の白さって大事」、「明るく白い歯は自信が持てる」といった主旨のコメントが寄せられました。

参考:https://tiktok-for-business.co.jp/archives/9577/(画像も同URLから引用)

②TikTokの運用型広告

TikTokの運用型広告は多くのSNS広告と同じく、広告アカウントを作成後にクリエイティブと予算など各種設定を行い、審査が完了すればすぐに配信できます。アカウント開設から配信開始まで最短1日、1日数千円から配信できる手軽さが特徴。運用型広告は、アプリ内の「おすすめ」フィードに表示されます。

この章では配信面とフォーマットを解説します。

TikTokの運用型広告の配信面はインフィードのみ

画像引用:https://tiktok-for-business.co.jp/archives/5643/

TikTokの運用型広告は、TikTokアプリを開いて最初に表示される「おすすめ」のフィードのみに掲載されます。フォーマットは9:16の縦型動画、1:1のスクエア動画、16:9の横型動画の3つから選択可能ですが、広告効果の観点では9:16の縦型動画がおすすめです。

TikTok以外のプラットフォームにも配信可能

さらに、TikTokの運用型広告ではTikTok以外の配信面へも広告出稿が可能です。TikTok以外の配信先は次のとおりです。

BuzzVideo

画像引用:https://tiktok-for-business.co.jp/archives/4157/

BuzzVideoは、多種多様なジャンルの動画コンテンツを無料提供するキュレーションアプリです。30~60代のユーザーが多く利用。広告からアプリダウンロードしたり、サイトへ遷移しサービスや商品を購入したり、ユーザーの広告への反応が良いのが特徴とされています。BuzzVideoも配信先に加えると、より多様なクリエイティブを活用できます。ただしTikTokとはユーザー層が異なるため、配信先として適切かはチェックしましょう。

Pangle

画像引用:https://tiktok-for-business.co.jp/archives/4157/

Pangleは特定のメディアではなく、TikTok・BuzzVideo以外のさまざまなアプリの広告枠に配信できるモバイル広告プラットフォーム(アドネットワーク)です。ネットワーク全体のアクティブユーザー数は5,100万以上。出稿先も使えるクリエイティブも幅広いですが、意図しない媒体やアプリに出稿される可能性もあり、注意が必要です。

3. TikTok広告を活用するメリット

多くのラインナップがあるTikTok広告。この章ではTikTok広告を活用するメリットを解説します。

①AIを活用した高精度なマッチング

デモグラフィックデータやアプリ内の行動から分かる興味関心と、ユーザーが置かれている環境特性、広告動画の特徴をかけ合わせてAI が「おすすめ」に掲載するコンテンツを決定します。AIの高精度なマッチングにより、ユーザーの興味関心に合った広告配信が可能です。

②若年層へリーチできる

TikTokのユーザー層は年々広がっているものの、特に10代の利用率の高さが特徴的です(ボリュームゾーンは30代であるが、他SNSより10代の利用率が比較的高い)。若年層へアプローチしたい企業やブランドにとって魅力的な広告枠といえるでしょう。また、友達同士や個人で動画の撮影や編集を楽しむ文化が当たり前になっている若年層に対して、ただの広告閲覧ではなく体験型のコンテンツとしてアプローチできる広告メニューがあることもメリットと言えそうです。

③ユーザー参加型でUGCが多く生まれる広告活用が可能

ハッシュタグチャレンジやブランドエフェクトなどは、エフェクトを使ったり、ハッシュタグを付けたコンテンツを投稿したり、ユーザーが参加・体験できるフォーマットになっています。このため、ユーザーはより深いブランド体験を得られます。また、このブランド体験で生み出されたコンテンツを UGCとして活用でき、ブランドへの親近感や共感を高めることも可能です。

④運用型広告もあり、少額からでも出稿可能

TikTok広告は純広告だけでなく、多くの SNS 広告と同様にセルフサーブの運用型広告メニューも提供しています。数日のみ、特定のターゲットのみといったスモールスタートが可能で、費用対効果を見ながら広告運用を改善しくことも可能です。

4. TikTokの運用型広告の概要:費用やターゲティング、入稿規定など

ここからは純広告ではなく運用型広告について概要をお伝えします。運用型広告の広告料金がどのように計算されるのか、利用できるターゲティングや入稿規定など、出稿に必要な知識を説明します。

TikTokの運用型広告の始め方

TikTokの運用型広告を始めるには、まず広告アカウントを開設しなければなりません。その方法を紹介します。

手順1:「TikTok広告マネージャー」開始画面を開き、「今すぐ開始」をクリック。

手順2:「広告アカウントを作成する」画面に遷移し、メールアドレス・パスワード・認証コードを記入して「アカウントの登録」をクリック。

手順3:会社の所在地やビジネス名などの必要事項を記入、送信すれば広告アカウントを開設できます。

※広告アカウント開設後、自社のビジネス情報や請求書住所などを登録すると広告の設定が可能になります。

TikTok広告で利用できる目的と料金(入札方式)

TikTok広告には4つの入札方式があります。それぞれインプレッションやクリック、動画視聴などのユーザー行動が発生した数に応じて料金がかかり、利用できる入札方法は広告の目的によって異なります。1日当たりの上限予算を設定できるため、想定以上に料金がかかることはありません。

広告の目的と利用できる入札方式、課金対象を図にまとめました。

TikTok広告の目的

現時点で、TikTok広告で設定できる「目的」は以下の7つです

  1. リーチ:できるだけ多くのオーディエンスに広告配信する目的です。
  2. トラフィック:オーディエンスを自社Web サイトのランディングページやブログ投稿、モバイルアプリに誘導する目的です。
  3. アプリインストール:アプリストアページヘ誘導し、インストールを促す目的です。
  4. 動画視聴数:動画広告を視聴する可能性が高いオーディエンスに広告を配信し、再生数を最大化する目的です。
  5. リード生成:見込み顧客の連絡先情報を獲得する目的です。TikTok上のインスタントフォームを利用します。
  6. コミュニティインタラクション:ページのフォロー数やプロフィールへの訪問数を増やす目的です。
  7. コンバージョン:ユーザーのアカウント登録や、購入など任意のコンバージョンを増やす目的です。

参考:https://ads.tiktok.com/help/article?aid=9616

TikTokの入札方式

TikTok広告では、以下の4つの入札方式を利用できます。

・インプレッション課金型(CPM)

インプレッション課金型は、広告表示数1,000回ごとで課金される入札方式です。予算設定に応じてできるだけ多くのユーザーにリーチし、実際のインプレッション単価が入札設定額に近づくようにシステムが調整します。

・最適化インプレッション課金型(oCPM)

インプレッション課金型と同じく、広告表示数1,000回当たりで課金されますが、最適化の対象がインプレッション以外のものに設定できます。具体的には、広告の目的によってコンバージョン、アプリインストール、フォローなどを最適化対象として設定可能です。

クリック課金型(CPC)

クリック課金型は、1クリックごとに課金される入札方式です。広告をクリックする可能性の高いユーザーに配信し、できる限り1クリックに対する入札提示額に近づくようにシステムが調整します。

・再生課金型(CPV)

再生課金型は、2秒、もしくは6秒の動画再生1,000回ごとに課金される入札方式です。予算内でできるだけ多く動画の再生が発生するように配信されます。

TikTok広告で活用できるターゲティング

デモグラフィック属性によるターゲティング

・性別

男性、女性を基にしたターゲティングです。

・年齢

年齢を基にしたターゲティングです。

「13~17歳」「18~24歳」「25~34歳」「35~44歳」「45~54歳」「55歳以上」の年代別にターゲティング可能です。

・地域(ロケーション)

ユーザーのロケーションを基にしたターゲティングです。「国/地域」「地方/県」「地下鉄エリア」などでターゲティング可能です。

・言語

ユーザーのアプリ言語設定を基にしたターゲティングです。

ユーザー環境(デバイス)によるターゲティング

・接続タイプ(通信環境)

ユーザーの通信環境を基にしたターゲティングです。「Wi-Fi」「2G」「3G」「4G」でターゲティング可能です。

・OS

OSを基にしたターゲティングです。iOSもしくはAndroidのOSをターゲティングとして設定できます。

・OSバージョン

ユーザーの利用端末のソフトウェアバージョンを基にしたターゲティングです。例えば「iOS10以上」や「Android4.0以上」などでターゲティング可能です。

・デバイスモデル

携帯電話キャリアを基にしたターゲティングです。

・キャリア

ユーザーのデバイス価格を基にしたターゲティングです。

興味&行動ターゲティング

・興味・関心

ユーザーの特定の興味との関係性の高さを基にしたターゲティング。興味・関心カテゴリーを選択するすることで利用できます。

・行動

ユーザーのアプリ内での直近行動を基にしたターゲティング。動画に対するインタラクション、クリエイターのフォローやプロフィール閲覧、指定したハッシュタグがついた動画の視聴などの行動でターゲティング可能です。

自社が保有するユーザーリストなどを使ったターゲティング

・カスタムオーディエンス

自社サービスをすでに認知している、もしくは関与しているユーザーにアプローチするターゲティングです。

・類似オーディエンス

既存のユーザーと類似するユーザーにアプローチするターゲティングです。アルゴリズムが既存のユーザーの属性や趣味を学習し、類似するユーザーを特定します。

TikTok広告の入稿規定

TikTokの運用型広告に利用できる動画に関する規定を以下にまとめます。

動画の入稿規定

  • アスペクト比と解像度:9:16縦型(1,280×720px以上)/16:9横型(720×1,280px以上)/1:1正方形(640×640px以上)
  • アップロード可能な範囲:16:45.22≤アスペクト比率≤16:4.5
  • 容量:500MB以下
  • 動画尺:5~60秒
  • ビットレート:516kbps以下
  • ファイル形式:.mp4/.mov /.mpeg /.3gp /.avi

サムネイルの入稿規定

  • アスペクト比と解像度:9:16縦型(1,280×720px以上)/16:9横型(720×1,280px以上)/1:1正方形(640×640px以上)※動画の広告様式と合わせる
  • 容量:制限はないが、推奨容量は500KB以下
  • ファイル形式:jpg/png

プロフィール画像(任意)の入稿規定

  • アスペクト比:制限はないが、推奨アスペクト比は1:1
  • 容量:制限はないが、推奨容量は50KB以下
  • ファイル形式:jpg/jpeg/png

テキストの入稿規定

  • 表示名(アプリ):半角:4~40文字(全角:2~20文字)
  • 表示名(Web):半角:1~40文字(全角:0.5~20文字)
  • 広告テキスト:半角:12~100文字(全角:6~50文字)

5. TikTokの運用型広告を活用した企業事例

TikTokの運用型広告を活用し、成果を出した企業の事例を紹介します。

事例1:ドミノ・ピザ

宅配ピザチェーンのドミノ・ピザは、限定販売商品「ニューヨーカー 1キロ ウルトラチーズ」の商品認知と理解を高めるためにTikTok広告を利用しました。

ユーザーに親近感を持って動画を見てもらえるように、TikTokクリエイターを活用。フォロワー100万人を超える人気クリエイターのミスターヤバタンさんに60秒の動画制作を依頼。まず、ミスターヤバタンさん自身のアカウントで配信し、同じ素材をインフィード広告としても配信しました。

結果、「広告だと思わず、おもしろく見た」というコメントが多数寄せられ、完全視聴率は目標数値に対して236%、エンゲージメント率は目標に対して489%を達成し、ブランドリフト調査での広告認知は160%となり高評価を得ました。ブランドの商品や特性と相性の良いキャスティングをし、TikTokクリエイターの普段の投稿と馴染む動画を作成してもらうことが大切です。

参考:https://tiktok-for-business.co.jp/archives/2551/(画像も同URLから引用)

事例2:nana music

スマートフォンで歌や演奏を録音し、投稿する音楽アプリ「nana」を開発・運営している株式会社nana musicの事例です。nanaのユーザー層である10~20代をターゲットとした認知拡大と新規ユーザー獲得を目的に広告配信を行いました。

TikTok広告は音声付きのため、音でコミュニケーションするnanaのサービスと親和性が高く、聞きやすいサウンドなどTikTok内に馴染むクリエイティブ作りを意識しました。

結果、CPA は他の配信先の1/2以下にもかかわらず、新規ユーザーの獲得数は2倍以上にアップしました。

参考:https://tiktok-for-business.co.jp/archives/6027/(画像も同URLから引用)

事例3:バルクオム

メンズスキンケアブランド「BULK HOMME」を手がける株式会社バルクオムは、ブランドの新規顧客獲得を目的にTikTok広告を活用しました。TikTokのユニークな動画コンテンツに合わせ、ホラー風やゲーム風などの広告クリエイティブを作成。ターゲットや配信時間帯を細く設定することで、効率的な広告運用を実現しました。

結果として、CPCは低く押さえられ、CPA目標も達成した状態で新規獲得が可能に。また、TikTok経由のコンバージョンのアップセル率は他のプラットフォームよりも高い結果になりました。

参考:https://tiktok-for-business.co.jp/archives/6700/(画像も同URLから引用)

6. まとめ

10~20代の若年層に訴求できるTikTok広告。TikTok内のユニークな動画に馴染むようなクリエイティブを作成・配信することで、商品・サービス認知度の向上が見込めます。また、UGC投稿が多く生まれる文化も活用すれば、ユーザーに深いブランド体験を提供することも可能です。すでに成果を出している企業事例を参考に、TikTok広告の利用をぜひ検討してみてください。

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