9月の主要SNSニュースまとめ!

2022/10/11

    ■目次

  1. X(Twitter)
  2. Instagram
  3. Instagram・Facebook
  4. TikTok
  5. BeReal

1. X(Twitter)

タイムラインの表示切替、おすすめツイートの非表示方法など

https://blog.twitter.com/en_us/topics/product/2022/how-recommendations-help-discover-more-twitter

米国時間9月20日、X(Twitter) Blogでタイムライン上におすすめ投稿を表示する「レコメンデーション」に関する記事が公開されました。

おすすめを含むタイムラインビューと、そうでない「最新」ビューを明確に区別して切り替える新しい方法のテストを実施していることを明らかにしました。

現在、プラットフォームが見せたいコンテンツを表示するコンテンツファーストなアルゴリズムへの移行が進んでいるX(Twitter)。今回の記事では、「おすすめの有益さ」や「おすすめを含むツイート表示と、新着順でのツイート表示の切り替え方法」、「関心のない投稿の非表示方法」などが記載されています。

現在、アカウントのフォロワー数より各投稿のエンゲージメントがインプレッションの伸びに寄与しやすくなっているため、フォロワー獲得によってインプレッションを伸ばす方針で運用している場合は、方向転換を検討したほうがよいでしょう。

参考:https://blog.twitter.com/en_us/topics/product/2022/how-recommendations-help-discover-more-twitter

TikTok風の縦型動画の表示が可能に!


米国時間9月29日、新たに動画の全画面表示ができるようになりました。さらに、発見タブの上部に「Videos for you」が追加されました。

iOSとAndroidで、英語でX(Twitter)を使用している特定の国の人々が利用できます。

InstagramやYouTubeに加え、X(Twitter)でもTikTok風の縦型動画の表示が可能になりました。今回の追加で、主要なSNSではほぼすべて縦型動画の投稿・閲覧ができるようになります。

なお、機能があることと、ユーザーが積極的に利用することは別の話となり、早くから縦型動画(リール)を取り入れているInstagramでは「視聴時間が伸び悩んでいる」という報告が上がっており、短い文章でリアルタイムな情報が好まれるX(Twitter)でどこまで普及するかは定かではありません。

機能追加初期は「発見」のトップに動画欄が設置されるため、ユーザーの閲覧が期待できます。利用できる場合は、早い段階で投稿しておくとよいでしょう。

参考:https://blog.twitter.com/en_us/topics/product/2022/new-video-products-make-easier-watch-what-happening-twitter,
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2209/30/news107.html,
https://36kr.jp/202375/

ツイートを編集できる機能のテスト開始!日本は対象外。

https://blog.twitter.com/ja_jp/topics/product/2022/edit_tweet

米国時間9月1日、有料プラン「X(Twitter) Blue」向けにツイート編集機能のテストを実施すると発表しました。

ツイート後の30分間編集が可能となります。ツイートが編集されると、ツイートの下に「Last edited」と表示され、タップすると編集履歴を閲覧することができます。

まずは、米国、カナダなど限定された地域での提供となります。

ニーズの高い機能のテストが開始されました。

ツイート後30分間と限られた時間での編集機能であること、編集履歴が残ることから、悪用等の心配は少ないと考えられます。

現在は、ツイート後に誤字脱字を発見し、すでにエンゲージメントが発生している中、やむを得ずツイートを削除して再投稿している担当者様が多いと思いますが、正式実装されるとその負担が減ると考えられます。

参考:https://blog.twitter.com/ja_jp/topics/product/2022/edit_tweet

2. Instagram

クリエイター向け収益化支援ツール「Gifts」を新たにテスト中


米国時間9月13日、新たに「Gifts(ギフト)」機能を社内でテストしていると報じました。

「Gifts」は、短尺動画リール内に追加する機能で、動画を投稿したクリエーターへ視聴者からチップを送れるようになります。

現在は、いわゆる投げ銭と同じ「Badges(バッジ)」という機能があり、このほかにもMetaの提供しているサービスでは、クリエーター向けの収益化支援ツールが複数用意されています。

現在、多くのプラットフォームでクリエイター向けの収益を支援する動きが盛んに行われており、クリエイターの奪い合いが激化しています。

ユーザーの利用時間を増やすため、この動きは今後も続くことが予想されます。クリエーターが多くの良質なコンテンツを出すことで、SNSでの滞在時間が増えることは、企業側としては望ましいと言えます。

参考:https://twitter.com/alex193a/status/1562712508003037184,
https://signal.diamond.jp/articles/-/1424

フィードでの「リポスト」(再投稿)テストを準備中


米国時間9月9日、 Metaは、「投稿をリポスト(再投稿)できる機能の準備を進めている」と海外メディアTechCrunchに対して認めました。

Metaは「人々は自分が共鳴できるものを共有でき、オリジナルのクリエイターはその作品に名前がクレジットされます」と説明しています。

近いうちに一部のユーザーでテストが開始されるとのことです。

今までは外部ツール等を利用しなければリポストできませんでしたが、この機能が実装されればアプリ内でリポストすることができるようになり、リポストの手間がぐっと下がります。

X(Twitter)やTikTokには以前から同様の機能は導入されており、ソーシャルメディアでは珍しい機能ではありませんが、Instagram上のシェアはDMのみであったため、大きな変化となります。

企業とクリエーターとのコラボはより活発化することが予想されます。

プロフィール画面やタイムラインの演出に他ユーザーの投稿が使えることは望ましいとも言えますが、アルゴリズムへの影響はまだ未知数です。

参考:https://twitter.com/MattNavarra/status/1567540977555881990,
https://techcrunch.com/2022/09/08/instagram-will-begin-testing-a-new-repost-feature-with-select-users-soon/

動画投稿機能「リール」の視聴時間低迷 TikTokの1割未満

米国時間9月13日、「Instagramリールの視聴時間が低迷している」と米経済新聞ウォール・ストリート・ジャーナルが報じました。

具体的には下記が記載されています。
・米国のリールを投稿するクリエーターのうち、毎月投稿しているのは約20.7%
・投稿に対するユーザーの反応率は4週間で13.6%減少
・1日あたりの動画視聴時間は1760万時間で競合のTikTokの10分の1以下

急速に成長を続けるTikTokに対抗して導入した「リール」ですが、Instagramでの成長は伸び悩んでいるようです。

今年7月にはリールを簡単に作ることができる機能なども実装されており、Instagramが力を入れていることはうかがえますが、もともと静止画を楽しむ文化の強いInstagramへ強引に追加した機能となるため、急速な路線変更にユーザーがついていけていない可能性があります。

TikTok、Youtube、Instagramで激化が進む縦型ショート動画ですが、今年9月にYoutubeが「短編動画ショートの動画制作者に広告収入の45%を還元する仕組みを導入する」と発表しており、Instagramでのクリエーターの獲得は難航することが予想されます。

参考:https://36kr.jp/202375/,
https://www.cinematoday.jp/news/N0132529

3. Instagram・Facebook

FacebookとInstagramアカウントを簡単に切り替えられる新機能をテスト中!

https://about.fb.com/news/2022/09/accounts-center-facebook-and-instagram/

米国時間9月26日、FacebookとInstagramアプリのアカウントを簡単に切り替えたり、新規に追加できる機能をテストしていると発表しました。

すでにInstagramでは異なるアカウントの切り替えができましたが、新システムでは同じアカウントセンターに登録している場合、Facebookのアカウントにも切り替えられるようになります。

現在世界的にテスト中で、今後数か月で利用可能範囲を拡大すると発表しています。

2つのアプリで複数のアカウントを使い分けている人にとって便利に使えそうな機能です。

一方、企業担当者の場合「プライベートなアカウントとビジネスアカウントは分けておきたい」や「ブランドごとに分けて管理したい」などのニーズもあるかと思います。シームレスで便利になる一方、異なるアカウントからの誤投稿などのヒューマンエラーも発生しやすくなる可能性があるため、本導入の際は、操作ミスも考慮した上で利用するのがよいでしょう。

参考:https://about.fb.com/news/2022/09/accounts-center-facebook-and-instagram/

4. TikTok

BeRealを模倣したアプリ「TikTok Now」を全世界リリース

https://newsroom.tiktok.com/ja-jp/create-and-connect-with-tiktok-now-jp

9月15日、新たに「TikTok Now」を米国を除く全世界でリリースしました。

10秒の動画や静止画の撮影を促す通知が毎日届き、通知を開いてから3分間しか撮影・投稿ができない仕様になっていることから、リアルタイムな瞬間を友達と共有・楽しむことができます。

米国やフランスのZ世代を中心に人気を博しているアプリ「BeReal」を模倣したものとなります。

「通知が届いたら制限時間内に写真を撮って投稿する」「加工済みの写真は投稿できない」といった、既存のSNSへのアンチテーゼのような機能をもつことが話題を呼び、直近のDAU(1日あたりのユーザー数)は1000万人超ともいわれています。この人気を受けて他のSNSが追随、Instagramでも同様の機能をテスト中と先月末に報じられています。

なお、プレスリリースの半分が「プライバシーへの配慮について」が記載されています。欧米から「TikTokが中国から秘密裏に機密データにアクセスしている」等の批判をされていることを意識したものと考えられ、各国の懸念の払しょくに努めていることがうかがえます。

参考:https://newsroom.tiktok.com/ja-jp/create-and-connect-with-tiktok-now-jp,
https://signal.diamond.jp/articles/-/1427

5. BeReal

映えないSNS「BeReal」とは?特徴とトレンドを解説!

2020年にローンチしたSNS「BeReal」は、米国やフランスを中心にZ世代に人気を集めています。

BeRealの特徴は「盛らない」こと。1日1回ランダムな時間にアプリから通知が送られてきたら、2分以内に写真を撮ってシェアします。スマホに保存していた写真の投稿や、別のアプリで加工してからシェアすることはできません。

投稿を控えることはできますが、自分が投稿するまで友達の投稿が見れないため、「アプリから通知が来たら、一斉に写真を撮り、シェアし合う」まさにリアルを楽しむアプリです。

アメリカの調査会社「data.ai」によると、BeRealのダウンロード数は1000万以上(2022年5月時点)で、2021年第4四半期から390%も増加しています。ダウンロード数がもっとも多い国はアメリカで、次がアプリを開発した企業があるフランス、そしてイギリスと続いています。年齢層はほとんどの国でZ世代になっており、特に女性の方が多い傾向があります。

急成長していることから、TikTokやInstagramがこぞって模倣機能の追加を行っています。用意していたクリエイティブを投稿することができないため、企業の参入ハードルは高いですが、次に来るトレンドとして情報をインプットしておくとよいでしょう。

参考:https://signal.diamond.jp/articles/-/1435,
https://allabout.co.jp/gm/gc/492768/

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