公式LINEクーポン機能の活用事例12選! 集客、販促に役立つ活用法を解説

2024/01/09

普及率が高く、国内メッセンジャーアプリのなかで確固たる地位を築いているLINE。

公式LINEクーポン機能とは、そんな幅広く親しまれているLINEで店舗に集客できる機能です。本記事では効果的に集客につなげるにはどのような活用方法があるのか事例をもとに考察し、解説します。


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※編集部注
2023年6月7日:最新情報をもとに加筆修正しました。

    ■目次

  1. 公式LINEのクーポン機能とは
  2. リアル店舗の公式LINEクーポン活用事例
  3. 公式LINEクーポンの活用ポイント
  4. まとめ

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1.公式LINEのクーポン機能とは

まず公式LINEのクーポン機能について解説します。
公式LINEクーポン機能では開封率や使用率の測定が可能なクーポンをユーザーに配信できます。クーポンのフォーマットには、友だち登録している全ての人に配ることができる「全員配布」、ユーザーが応募して当選した人に配る「抽選」2種類があります。

用途にあった形でユーザーへ配信することができるので、単発的でなく持続性のある集客施策が行える機能です。
クーポンブックというクーポンの期限順から表示したり、近隣のお勧めを表示することができる機能があります。これにより、埋もれやすいクーポンも検索しやすくなります。

クーポン機能の特徴

LINEの普及率が非常に高く、リアルタイムな配信も出来るという点で即時性が高いことが挙げられます。

またタイムラインやメッセージ画面をすぐに確認できるため、メルマガと比較すると開封率やクリック率も高くなります。クーポン配信では統計情報が画面で確認出来るため、個々の開封率や使用率の測定も可能です。

クーポンの作成方法

公式LINEクーポンの作成方法は以下のサイトにまとめてありますのでご覧ください。

LINE@でクーポンを配信するための作成方法は?

2.リアル店舗の公式LINEクーポン活用事例

飲食店による活用例

事例1:お好み焼店「ぼてぢゅう」

https://www.linebiz.com/jp/case-study/botejyu/

モダン焼発祥の店として、国内外合わせて約100店舗を展開するお好み焼店「ぼてぢゅう」。2017年10月にLINE公式アカウントを開設して以来、来店者数の拡大を目指して主にクーポンを活用した新規集客に力を入れています。

友だち追加したユーザーが利用可能な友だち登録クーポンについては、開封率が高い店舗では90%を超えたケースもあるといい、各種クーポン施策を継続した結果、LINE公式アカウントを開設した全51店舗のアカウントで約49万人の友だちを獲得しました。

参考:https://www.linebiz.com/jp/case-study/botejyu/

事例2:カラオケの鉄人

関東地方に数十店舗を展開する「カラオケの鉄人」の公式LINEのアカウントです。

とある店舗では、顧客がアンケートで選んだ「欲しい」と思うクーポンを配信。通常のクーポン開封率が約10%なのに対して、このクーポンの開封率は約30%あり、使用率も高くなりました。また、天気が良くない日には、24時間限定で「室料3時間」+「ソフトドリンク飲み放題」が500円になるゲリラクーポンを配信。その時は、クーポンの利用開始時間の前から列ができるなど人気を博しました。

同地域でもクーポンを活発に利用する人が多く、全国展開していない店舗においても、集客に効果的だったといえます。

参考:https://www.linebiz.com/jp/case-study/karaokenotetsujin/

事例3:銀のさら

全国に約360店舗を展開する宅配寿司「銀のさら」の公式LINEのアカウントです。

宅配寿司という商品の特性上、慶事や親戚が集まる長期休暇、特に「誕生日」を動機とした注文数が増える傾向にあることから、誕生月のユーザーを対象にセグメント配信を行っている。誕生日当日より、誕生月初日の一斉配信の方がクーポンの利用率が高く、クーポン反応率は20%に及びます。

参考:https://www.linebiz.com/jp/case-study/gin-no-sara/

事例4:ごちそう村

和食を中心に120種類以上のメニューを提供するレストラン「みんなの和食ダイニング ごちそう村」の公式LINEのアカウントです。

視認性の確保を重視しながら、写真による商品アピールを強めにし、「文字を読ませない」ということを強く意識したクーポン・キャンペーン告知作成をしています。クーポン利用は2021年1月までに1300件を超え、売上はハガキ・DMを使っていたころに比べて14倍に増えました。

参考:https://www.linebiz.com/jp/case-study/gochisomura/

事例5:長沼精肉店

https://www.linebiz.com/jp/case-study/naganumaseinikuten/

2020年に創業70周年を迎えた老舗精肉店「長沼精肉店」の公式LINEのアカウントです。

ECショップで使える各種割引クーポンなどで友だち追加を促しています。それにより増えたユーザーに対して同ショップ内でおすすめメニューを告知、早い時は配信後10分で予約枠が埋まり一度のメッセージ配信で約20万円の売上を記録しました。

参考:https://www.linebiz.com/jp/case-study/naganumaseinikuten/

事例6:一風堂

1985年に創業し、現在は国内のみならず14カ国・地域で店舗を構える「一風堂」の公式LINEのアカウントです。

全店・エリア・店舗ごとにLINE公式アカウント活用方法を分けており、一部店舗では「雨の日は替玉1玉無料」となるLINE限定クーポン「雨玉」を配信。とある雨の日には1日約700人の来店者のうち、100人ほどがこのクーポンを活用しました。クーポン利用者のほとんどがクーポン配信をきっかけに来店ていたため、高い効果が見て取れます。

参考:https://www.linebiz.com/jp/case-study/ippudo/

EC・小売店による活用例

事例7:澤井珈琲

https://www.linebiz.com/jp/case-study/sawai-coffee/

1982年に創業したコーヒーと紅茶の専門店「澤井珈琲」の公式LINEアカウントです。

複数の商品をまとめて紹介できるカードタイプメッセージを多く活用しており、短い文言で分かりやすく商品特徴やユーザーメリットを伝えることを意識しています。またクーポンの価格帯を分けるなどの工夫もしており、その結果、客単価が400~500円ほど増加しました。

参考:https://www.linebiz.com/jp/case-study/sawai-coffee/

事例8:Perfumerie Sukiya

多くの有名化粧品ブランドを取り扱う創業77年の老舗コスメセレクトショップが、仙台市内に3店舗を展開している「Perfumerie Sukiya」の公式LINEアカウントです。

月に10~15回、クーポンなどを配信しています。過去に20日間限定で使用できるクーポンを約3万4,000通配信しました。その際の開封率は60%以上、配布したクーポンの使用数は約4,300件を記録。平均して1日200人以上がメッセージを見て来店したという結果になり、かなり効果が大きい使用例になりました。

参考:https://www.linebiz.com/jp/case-study/perfumerie-sukiya/

事例9:イオン吉川美南店

https://www.linebiz.com/jp/case-study/aeon-yoshikawaminami/

食料品売場やドラッグ・日用品など、生活に必要な物を豊富に取り揃える大手チェーン店舗「イオン吉川美南店」の公式LINEのアカウントです。

クーポン機能や抽選機能を使った、リッチメッセージを活用しており、配信頻度に注意して来店プレゼントなどのクーポン配信や、お客さまに喜ばれるような企画を開催しています。

クーポンの集客効果は、チラシを配布していた頃に比べて約6倍に伸びています。

参考:https://www.linebiz.com/jp/case-study/aeon-yoshikawaminami/

事例10:C&Cエンド

大阪市内で7店舗の業務用スーパーを展開するエンド商事株式会社が経営する「C&Cエンド 九条店」の公式LINEアカウントです。

各メーカーからの協賛商品を使ったキャンペーンとして、友だち追加のインセンティブとして個数を増やすなどのクーポンを配信する施策を行いました。2カ月経過時点で増加率が急激に上昇し、クーポン配信による成果が特に高く、全ての店舗で150人以上、多い店舗では260人を超える友だち追加がありました。POPやポスター、声掛けなどの積極的な店内告知の効果もあり、1年間で友だち数8,000人を超えるまでに成長させました。

参考:https://www.linebiz.com/jp/case-study/endosyouji/

エンターテイメント施設による活用例

事例11:キッズフル

専門家監修の安全で楽しい遊具がフロアに用意された、子供用屋内あそび場「キッズフル」の公式LINEアカウントです。

大人限定で1日フリーパスが半額以下になる「おとなの1日フリーパス」というクーポンを配信。その結果、集客が少ない平日の来店者数が1.5倍ほど増えるという大きな反響を得ました。

大人と一緒にターゲット層である子供も同時に来店するので、売上自体は通常時と比べて大きな影響はなく来客数の促進として高い効果を感じることが出来ました。

参考:https://www.linebiz.com/jp/case-study/kidsful/

事例12:キッザニア

https://www.linebiz.com/jp/case-study/kidzania/

楽しみながら社会の仕組みが学べる体験型商業施設「キッザニア」の公式LINEアカウントです。

リッチメッセージにてクーポンを配信しています。配信時の平均アクセス数は約3割程度と高い数値を記録しており、来場予約にも売上にも大きく貢献しています。

また、1日の予約数が穏やかな時に、LINEの優待クーポンを活用するなど、来客の促進につなげています。

参考:https://www.linebiz.com/jp/case-study/kidzania/

3.公式LINEクーポンの活用ポイント

公式LINEのクーポンは他のメッセージに埋もれやすいため、どのタイミングでどの情報を配信するかがカギになります。リアルタイム性が高いため、当日の状況に合わせたタイムリーな配信も可能となります。たとえば、友だち追加時にクーポンでサービス訴求すれば、次の再訪のきっかけを作ったりもできます。

また開封してもらってからビジュアルで訴えたい時は、配信内容を「リッチメッセージ」にしてリンク誘導したほうがいいケースもあります。そのため、ユーザーに対してどんなアクションをとってもらいたいか目的をはっきりさせる必要があります。

関連記事:

【企業公式LINE】友達追加時の初回挨拶メッセージの例文は?事例を交えて解説

4.まとめ

メルマガに代わる新しい手段として非常におすすめな公式LINEクーポン機能の活用事例を紹介しました。

普及率が非常に高いLINEに連動した公式LINEのクーポン機能は、活用の仕方ではタイムリーな来店促進、売上アップの効果、リピーター率向上が発揮できることがわかりました。ぜひ、新たなクーポン配信手段として効果的で持続性のある集客に活用してみてはいかがでしょうか。

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