Instagramのパートナーシップ広告(旧:ブランドコンテンツ広告)とは? 気になるメリットや出稿方法を解説

2024/07/19

Instagramは2019年6月、パートナーシップ広告(旧:ブランドコンテンツ広告)の提供開始を発表しました。インフルエンサーや著名人が投稿したコンテンツを、ビジネスパートナーとして協業関係にある企業が広告として配信できるようになります。 本記事では、パートナーシップ広告(旧:ブランドコンテンツ広告)のメリットや出稿方法について解説します。

※2023年5月、Instagram公式は、ブランドコンテンツ広告をパートナーシップ広告に改称したことを発表しました。

 


 

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※編集部注
2024年7月:最新情報をもとに加筆修正しました。

 

    ■目次

  1. Instagramのパートナーシップ広告(旧:ブランドコンテンツ広告)とは
  2. パートナーシップ広告(旧:ブランドコンテンツ広告)を活用するメリット
  3. パートナーシップ広告(旧:ブランドコンテンツ広告)の出稿方法
  4. まとめ

 

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1. Instagramのパートナーシップ広告(旧:ブランドコンテンツ広告)とは

パートナーシップ広告(旧:ブランドコンテンツ広告)とは、Instagram広告の種類の一つであり、インフルエンサーが投稿したブランドコンテンツをビジネスパートナーである企業が広告として配信できる広告形式です。

 

英語表記では「Partnership Ads」。 広告として表示される投稿はインフルエンサーのアカウントから配信されますが、企業はインサイト機能を利用してコンテンツの効果測定ができます。

パートナーシップ広告(旧:ブランドコンテンツ広告)はどのように表示される?

パートナーシップ広告(旧:ブランドコンテンツ広告)は、通常の投稿画面ではアカウント名のすぐ下に「広告(英語ではSponsored)」、キャプション欄の冒頭に「XXX(ブランド名)とのタイアップ投稿(英語ではPaid partnership with XXX)」と表示されます。

 

▼投稿画面

ストーリーの場合はアカウント名のすぐ下に「XXX(ブランド名)とのタイアップ投稿(英語ではPaid partnership with XXX)」と表示されます。

 

▼ストーリー画面

画像引用:https://twitter.com/FBBusinessJP/status/1602566563890364416

 

今後はこのように明記されるため、ひと目で広告であることがわかります。 従来、インフルエンサーによるスポンサード投稿には「#PR」などハッシュタグがつけられたり、キャプションに「XXX(ブランド名)から新商品を提供していただきました」などと記述したりするのが一般的でした。

パートナーシップ広告(旧:ブランドコンテンツ広告)で広告と明示することで「ステマ」防止に繋がる

パートナーシップ広告(旧:ブランドコンテンツ広告)は、ステルスマーケティング(ステマ)規制の遵守と、それに伴いInstagramの透明性、信頼性の向上に効果があると期待されています。 Instagramで盛んになっているインフルエンサーマーケティングですが、かつてはインフルエンサーと企業の関係が分かりにくい、そもそも明示されないケースが多く発生していました。

 

企業からの依頼を受けてある商品やサービスを宣伝するような投稿をすることは広告行為であり、消費者に向けて「広告である」旨を明示する必要があると2023年10月から法律で定められ、ステルスマーケティングは景品表示法違反の対象になっています。

 

パートナーシップ広告(旧:ブランドコンテンツ広告)を使えば、自動的にインフルエンサーと企業の関係がはっきりと明示されます。投稿者や企業に対して「ステマでは?」という疑念を抱かせることなく、インフルエンサーと協業しやすくなる仕組みと言えるでしょう。また、こういった取り組みで法律を遵守することでInstagram全体の透明性と、媒体としての価値も高まると考えられます。

2. パートナーシップ広告(旧:ブランドコンテンツ広告)を活用するメリット

パートナーシップ広告(旧:ブランドコンテンツ広告)を利用するメリットをまとめてみましょう。

ターゲットへの影響力がある投稿者経由で情報を発信できる

企業からの発信では伝えわりにくいことでも、インフルエンサーから発信してもらうことで、消費者に届けやすくなります。特にターゲット層が情報源として信頼しているインフルエンサーを起用すれば、効率よくターゲットにアプローチできるようになります。

②PR表記のレギュレーションなどを気にする必要がない

インフルエンサーに投稿してもらう前にパートナーシップ広告(旧:ブランドコンテンツ広告)の設定をすれば、自動的に投稿者と企業の関係が明記されるため、「投稿に#PRがついているか」「ステマにならないよう配慮されているか」といった確認が不要になります。インフルエンサー側への啓蒙の手間もなくなりました。

インフルエンサーによる投稿の効果測定ができる

Instagram公式の分析ツール「インサイト」はアカウントを持つ本人しか見られませんが、自社がタグ付けされたパートナーシップ広告(旧:ブランドコンテンツ広告)のインサイトは閲覧できます。インフルエンサーマーケティングにおいて効果測定のしにくさは常に課題になりますが、この機能によってある程度解消されるでしょう。

3. パートナーシップ広告(旧:ブランドコンテンツ広告)の出稿方法

パートナーシップ広告(旧:ブランドコンテンツ広告)を利用するために必要な設定手順を解説します。

手順1:Facebook広告アカウントと紐づけを行ったInstagramビジネスアカウントを用意します。

ホーム画面のハンバーガーメニュー(①)から「設定とプライバシー」(②)を選択します。

手順2:「ビジネスツールと管理」を選択します。

手順3:「ブランドコンテンツ」を選択します。

 

 

手順4:「タイアップ投稿ラベル」の設定で「コンテンツクリエイターを自動で承認」がONになっていることを確認してから(①)、「コンテンツクリエイターを承認」を選択します。(②)

手順5:該当のインフルエンサーのハンドルネームを検索して(①)、ヒットしたインフルエンサーの右側にある承認ボタンを押します。(②)これで、選択されたインフルエンサーは投稿に企業をタグ付けできるようになります。

 

4. まとめ

日本国内のInstagramユーザーへのアンケートによると、利用目的として「商品やサービスを見つけるため」と回答した人が8割にものぼりました。

スポンサード投稿において、これまでわかりにくかったインフルエンサーと企業の関係が明示されることは、ステマ規制を遵守し、投稿者、企業、ユーザーへの信頼性向上につながります。企業からの一方的な広告とは異なるパートナーシップ広告(旧:ブランドコンテンツ広告)の重要性はこれからますます高まるでしょう。

 

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