【2024年5月の主要SNSニュースまとめ】

2024/06/06

今月もラボ編集部より最新ニュースと解説をお届けします!

 


 

本記事は企業のSNSマーケティングを包括的に支援をしているガイアックスが解説しています。運用実績10年以上、大手企業を中心に累計1,000社以上の運用実績があります。

SNS運用、SNSキャンペーンに興味のあるご担当者様は、ガイアックスにご相談ください。

 


 

■目次

  1. 動向データ
  2. Meta
  3. X(Twitter)
  4. TikTok
  5. Instagram
  6. 企業炎上
  7. SNS好事例|三井住友カード 縦型ショートドラマ
  8. SNS好事例|赤城乳業:かじるバター&明治:きのこの山
  9. SNS好事例|Canvaショートドラマ

1. 動向データ

ニュース接触メディアは「テレビ」が7割 10~30代はXを活用

日本時間5月20日、NTTドコモ モバイル社会研究所は、日常的にニュース情報を得るメディアについて、1月に実施した調査結果を発表しました。(対象は全国15~79歳の男女、有効回答数6,440)

2010年から2024年までの推移で見ると、「テレビ」の利用が最も多く毎年約7割、「新聞」は15年で年々減少して4割弱であることがわかりました。

ソーシャルメディア利用者では、X利用者の約半数がXでニュース情報を収集。X利用者を年代別に見ると、10~30代の6割、40代の約5割、50~70代の約4割がXでニュース情報を収集しています。

この10年間でテレビでニュースをみる割合はほとんど変化していませんが、ウェブサイトおよびアプリ、新聞からのニュース接触は顕著に減っています。そこを補っているのがソーシャルメディアの伸びで、特にXがそれらの減少分を埋めているという構図になっています。

これは若い世代になるほど顕著で、30代までは50%を超えるX利用者がXでのニュース接触をしていますが、70代でも約40%はニュースをみています。Xが生活に密着した情報のインフラとして利用者の間では普及していることがうかがえます。

 

参考:
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1592927.html
https://www.moba-ken.jp/project/lifestyle/20240520.html

2. Meta

Threadsがついに広告を導入する見込み。Metaは今年中の導入を広告業界幹部らに通達済か

日本時間5月2日、DIGIDAYは、Metaが「2024年後期にはThreadsの広告枠を買えるようになる」旨を広告業界幹部らに伝えたことを明らかにしました。

広告オプションのベータ試用版が間もなく登場するようですが、具体的な時期に関する詳細は不明、手がかりは少なく、米広告業界幹部らはThreads広告がどの程度使えるのか手探りの状態にあります。

また、パートナーシップ広告の機能性を利用できるようにする予定はあるようですが、導入日程についてはMeta内でも決まっておらず、Threadsへの広告導入計画は依然、初期段階にあるようです。

先月紹介した調査ではThreadsは10代では17%、20代では11%が使用しているというデータが上がってきています。ThreadsはXに比較してまだまだ少ないものの、新興SNSとしては十分に普及しているという状況があります。

まだ情報が少ないので、どのような広告になるのか見えない段階ではありますが、広告が出てから超初期の段階ではインプレッションが優遇されるなどの措置も通常はあるので、初期のボーナスを狙うのもひとつの手かも知れません。

 

参考:
https://digiday.jp/platforms/metas-threads-expected-to-have-ads-this-year/

広告向け画像生成AIツールを拡充

米国時間5月7日、米Meta・プラットフォームズは、AI(人工知能)で広告画像を生成するツール群を拡充し、自動的に複数の画像を作成したり、その上にテキストを重ねたりできる機能の提供開始を発表しました。広告のキャッチコピーなどテキスト生成機能も拡充されます。まずは試験的に開始、生成した画像の電子透かしは適用せず、広告のラベル表示方法についても検討中とのことです。

画像生成ツールを使えば、広告主は自社製品の画像を作成した上で、製品の向きの調整や異なる背景での表示ができるようになります。

これらの機能はMETAに限らず、今後はすべてのプラットフォームで使えるようになるでしょう。多くのパターンを効率よく生み出し、あとは成績のよいものに最適化していくのが運用型広告の肝ですが、それはAIの方が効率よくできるのは自明の理だからです。

一方で、SNS上でのユーザーライクなものになるかはまったく別の話です。クリック率のよいものが印象のよいものであるとは限らないからです。CVを狙う広告には効くでしょうが、ブランディング目的にはそぐわないものになる可能性が高いでしょう。

 

参考:
https://jp.reuters.com/economy/industry/2SEDA7UOTVONTKTV3OVZBQU4KE-2024-05-08/

3. X(Twitter)

「Grok」を搭載! イーロン・マスク氏が設立したxAI社の生成AI

日本時間5月8日、X(旧Twitter)にイーロン・マスク氏が設立したxAI社の生成AI「Grok」が搭載され、Xのプレミアムユーザー向けにテスト公開されていることが明らかになりました。

情報源にはX上のポストが利用されているようで、回答の下部には情報源と思われるポストが表示されます。回答へのリンクを取得したり、XのDMで回答をシェアすることも可能です。

与えられた入力に応じて適切なExpertの出力を選択、結びつけることにより、大規模なモデルを効率的に構築できるのが特徴です。

Grokの特徴はX上の投稿をソースにしているということです。となると、ブランドや自社にまつわる投稿をX上に投稿しておくことは非常に重要になります。いわゆるGAOです。

現状では数の少ない課金ユーザー向けではありますが今後Grokが無料化して普及することになれば、Grokの生成結果でユーザーの意識が左右されるということもあり得ます。

 

参考:
https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/1589818.html

生成AIでニュースの要約を開始 一部の有料会員に

米国時間5月3日、X(旧Twitter)が一部の有料会員向けにニュースと関連する投稿を生成AI(人工知能)で要約する機能の提供を始めました。会長のイーロン・マスク氏が率いるAI開発企業の技術を使い、ニュース記事の本文ではなくXの投稿を基に要約を作成するとのことです。

同日に新機能「ストーリーズ」も開始、米xAI(エックスエーアイ)の対話AI「Grok(グロック)」によりX上で話題のニュースなどの情報を要約できます。情報を探すタブで特定の話題を選ぶと、ページ上部にAIがまとめた概要が表示されます。

こちらもGrok関連で、Grokがニュースを生成するという話なのですが、ウェブサイトの記事ではなく、やはりX上のテキストをソースとします。

となると、ニュースの内容はX上のユーザーの解釈に基づく内容になります。かなり以前のものになりますが、SNSユーザーはニュース記事のシェアについて7割近くのユーザーはクリックもしておらず、タイトルだけで反応しているという調査結果もあります。メディアの流すニュースの内容とは相当異なったものになることが予測されます。

 

参考:
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN0406N0U4A500C2000000/

4. TikTok

AI生成コンテンツに自動でラベル付けを開始

日本時間5月9日、TikTokは、AIに関する透明性とリテラシー向上に取り組むことを発表しました。 AI生成コンテンツ(AIGC)に対して自動でラベル付けを開始するほか、C2PAと連携し、「コンテンツクレデンシャル」機能を動画プラットフォームとして初めて実装します。

AI生成コンテンツや誤情報について学べる教材も公開。AI生成コンテンツや誤情報を識別し、論理的に理解することを支援するためのメディアリテラシーキャンペーンにも取り組んでいます。

METAに引き続きTikTokでも生成AIの作ったコンテンツにラベルを貼るという措置が施されます。

フェイクニュース、デマ対策という形で行われますが、同時に生身で勝負するクリエイター保護の観点もあります。特にTikTokはライブがさかんなので、その意味では生身のクリエイターがコンテンツを発信する動機付けを守る施策は重要となっています。

 

参考:
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1590283.html

YouTubeに宣戦布告か、60分の動画投稿機能を試験―中国情報サイト

日本時間5月16日、IT関連情報サイトのIT之家は、TikTokが60分の動画を投稿できる新機能を試験していると伝えました。長尺動画の投稿が認められたのは一部地域の一部のユーザーのみで、全面展開する計画は今のところないとのことです。

TikTokは当初、15秒のショート動画で世界的に人気を博しましたが、近年は時間制限を緩和。TikTokがショート動画の強みを固める一方で長尺動画の試験を進めている意図には、もう1つの大手動画プラットフォームであるYouTubeとの「真っ向勝負」があると考えられます。

TikTokはライブでの視聴習慣が定着しているため、長尺もユーザーが対応している可能性があります。

また、YouTubeでバンされるコンテンツがTikTokに流れてくることも想定されるでしょう。

一方で、インタラクティブ性は低いため、長尺をみてもらうためには、企画の妙やアカウントへの愛着を形成することが重要になってくるでしょう。その点がYouTubeとは違うポイントになってきます。

 

参考:
https://www.recordchina.co.jp/newsinfo?id=933828

5. Instagram

Meta、Instagramから「Threads」へのクロスポストをテスト中

日本時間5月9日、Metaが、Instagramから写真投稿する際に「Threads」にもクロスポストする機能をテストしていることが明らかになりました。

このテストは一部のユーザーに向けて実施されており、設定はオプションとなっているそうです。

この機能は、Instagramに投稿する際、「Threads」にも自動的に写真が投稿されるというものです。簡単に投稿できるのであれば、Instagramだけでなく「Threads」にもポストできると今後便利になると思われます。

結果、Threads上にコンテンツが増えれば、Threadsを利用するユーザーも増える可能性があります。

SNSの成長には、まずコンテンツの量が重要です。コンテンツが増えればユーザーが増え、ネットワーク効果が働き、ティッピングポイントを迎えるわけですが、今までInstagramがこのような単純な対策を行わなかったのは、Threadsのアイデンティティを重視したためでしょう。しかしXも画像や動画を重視している現在では、適切な措置だと考えられます。

 

参考:
https://netafull.net/tech/0150155.html

6. 企業炎上

いなば食品、大炎上も「ほぼ沈黙」の戦略的な是非

日本時間4月初旬より、食品メーカー「いなば食品」をめぐり、企業のコンプライアンス意識が問われるような不祥事が相次いで報じられ、それに波及してSNS上ではタレコミも拡散されつつありますが、5月3日現在、同社の公式サイトにほとんど動きがないことを明らかにしました。

『週刊文春』のシェアハウス報道が4月10日ごろから話題になり、それに対し4月12日に2本のプレスリリース、その後食品衛生法違反がスクープされ、報道翌日の4月18日に謝罪文を掲載、同社からの公式発表はこの3本のみとなっています。

現状、いなば食品の主力製品の売り上げにはあまり影響がみられないようですが、人材獲得という面では暗い影響を及ぼしている可能性があります。製品そのものに対する批判は少ないのですが、労働環境に対するネガティブな評判が大きいからです。

今後、売上にネガティブな影響が起こるとしたら、調達や製造現場から何か品質にまつわる悪評が出れば短期的に、中長期的には採用がうまくいかず、やはり品質や製品開発力が弱まると影響が出てくる可能性があります。

 

参考:
https://toyokeizai.net/articles/-/752163

7. SNS好事例|三井住友カード 縦型ショートドラマ

ストーリーにのせてブランドのメッセージを効果的に伝え、記憶に残るコンテンツに

 

@smbc_card 「カメラを止めるな!」でおなじみの上田慎一郎監督とコラボ! みなさんはタイパを上げて生まれた時間をどのように使っていますか?? #タイパ #ショートフィルム #shortfilms #ショートドラマ #TikTokShortFilm #三井住友カード #SMCC ♬ オリジナル楽曲 – 三井住友カード【公式】

 

日本時間2月20日、三井住友カードは、縦型ショートドラマ「忙しすぎる人」をSNS上で展開、TikTokで118万回再生、Instagramリールで5.6万回再生、Xでは17.1万インプレッションを記録し、大きな反響を呼びました。

タイパを重視するZ世代に訴えかける物語を倍速で展開、殺伐とした日常を送る社会人の娘と、少し不器用な彼女の父とのある夜のやりとりを描いています。そこに、タイパがいい「スマホのタッチ決済」を絡め、彼女の時間に対する価値観が動く瞬間までを心温まるストーリーに仕上げています。

ユーザーからは、「親に会いたくなった」「TikTok見てて涙出たの初めて」など共感や感動のコメントが多く集まり、狙い通りのストーリーに心を動かされたユーザーが非常に多いことが分かります。しかも「カメラを止めるな!」でおなじみの上田慎一郎監督とコラボ。プロのクリエイターとタッグを組んだことも、成功を収めるひとつのポイントだと考えられます。

縦型ショートドラマの最大の魅力は、その視聴の手軽さと、魅力的なストーリーテリングによって視聴者を引き込む能力。商品やサービスを物語に自然に組み込み、視聴者の共感を呼び、認知の拡大から好意形成までを促進します。加えて、沼のように見続けてしまう…というTikTokやInstagramリールの独自の没入感との相性のよさも武器となるでしょう。

 

参考:
https://note.com/socialmedia_lab/n/n753f00ea1c94
https://www.tiktok.com/@smbc_card/video/7337544616239009025?lang=ja-JP

8. SNS好事例|明治:きのこの山

【つい欲しくなる・ありそうでなかった】企業ノベルティグッズの開発・活用

 

 

2023年7月株式会社明治は公式Xで「#明治のありそうでなかった雑貨」の企画をプロダクトクリエイターと実施。どれも遊び心満載で、どの投稿でも驚異的な反響があり、半年後にはクラウドファンディングを通じ商品化・販売されました。

この事例の成功のポイントは、ブランドのアイコンとなるキャラクターやロゴなどをオリジナルグッズに具現化する施策で、「「つい」つっこみたくなる・欲しくなる遊び心(要素)」をグッズ自体にも訴求方法にもバランスよく取り入れていることです。そのうえで実際に商品化する展開も仕掛けられると、アイデア商品の盛り上がりに加え、事後のファンの盛り上がりも醸成でき、より商品やブランド、企業に対しての好意度やロイヤリティも向上すると考えられます。

「どのように遊び心を具現化のアイデアにできるか」は、常日頃からSNS上の声に目を向けたり、ファンやカスタマーボイスなどを分析することにヒントが隠されています。

あるいは、きのこの山のようにクリエイターなどの力を借りるのも手段のひとつです。

 

参考:
https://note.com/socialmedia_lab/n/n858705bc3c78
https://twitter.com/MeijiCoLtd/status/1678675499181297670

9. SNS好事例|Canvaショートドラマ

視聴者を惹きつけ大バズりした秘訣とは?

 

@canvajapan

サプライズの寄せ書きが本人にバレそう…

♬ オリジナル楽曲 – Canva キャンバ【日本公式】 – Canva 公式(キャンバ)

 

日本時間3月18日、CanvaがTikTokで展開した縦型ショートドラマが大ヒット、2,591万回再生、2万件を超える「いいね」と170件以上のコメントが集まりました。同様の投稿がInstagramとXでも公開され、Instagram3,912万回再生、Xでは3,711.2万インプレッションを記録しました。

注目すべきはストーリーの中に巧妙にCanvaのサービスが組み込まれていること、卒業シーズンと年度末を意識した「引退」というテーマで、ボスの引退に寄せ書きを用意する強面の男性陣という意外性のある設定が多くの人を引き付けました。

この事例では、1分という短い尺の中に豊富な情報が詰め込まれ、視聴者を飽きさせませんでした。コメント欄には「まさかの!これは記憶に残る1分動画!」「最後まで見入ってしまった」と絶賛の声が溢れています。昨今、広告は視聴者を引き込む魅力的なコンテンツへと進化しており、その最前線に立つのが、縦型ショートドラマです。

縦型ショートドラマの魅力は、ストーリー仕立ての中で自然に商品やサービスを魅せることができる点です。しかもタイパを重視し短尺であり、テンポの良さとスピード感で多くの情報を視聴者に提供しながら強い引力を持つコンテンツを作り出します。従来のSNS広告よりもマス的な効果があり、各SNSのアルゴリズムにもマッチしているため、今まさに注目されています。

 

参考:
https://note.com/socialmedia_lab/n/n460f70164a56
https://www.tiktok.com/@canvajapan/video/7347657361655467266?lang=ja-JP

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