【2024年7月の主要SNSニュースまとめ】

2024/08/06

今月もラボ編集部より最新ニュースと解説をお届けします!

 


 

本記事は企業のSNSマーケティングを包括的に支援をしているガイアックスが解説しています。運用実績10年以上、大手企業を中心に累計1,000社以上の運用実績があります。

SNS運用、SNSキャンペーンに興味のあるご担当者様は、ガイアックスにご相談ください。

 


 

■目次

  1. 動向データ
  2. X(Twitter)
  3. TikTok
  4. YouTube
  5. Pinterest
  6. LinkedIn
  7. SNS全般
  8. 企業炎上
  9. SNS好事例|デュオリンゴ
  10. SNS好事例|京セラ
  11. SNS好事例|スカイスキャナー
  12. SNS好事例|あすけん
  13. SNS好事例|マウントレーニア

1. 動向データ

インスタ起点でユーザーの8割が検索、5割が商品購入、経路は外部検索→ECが最多【Instagram利用動向調査】

日本時間7月3日、ホットリンクが実施した「Instagramの利用動向に関する調査」の結果が明らかになりました。

この調査は、Instagramの利用経験がある20~69歳の男女1000人を対象とし、2024年5月23日~27日にインターネット上で実施されました。

Instagramを起点とする検索行動や購買行動について約80%がInstagramをきっかけに検索行動を起こしており、約55%は商品の購入経験があること、また、購入経路は外部サイトで検索し、ECで購入というケースが最も多いことがわかりました。

 

「大切な人や大好きなことと、あなたを近づける」というミッションを持つInstagramの面目躍如といった結果になっております。

未知の欲しいものを新たに発見して購買につなげる、いわゆる「発見型コマース」がInstagramは得意だと言っていたわけですが、改めてそれが証明されました。

また、5割以上のユーザーがインフルエンサーや企業アカウントを商品購入時に参考にするという回答がありましたが、これは知り合いの情報を参考にする割合を上回っています。

積極的にビジネス側から働きかけて効果のあるSNS媒体だと言えます。

 

参考:
https://news.yahoo.co.jp/articles/5769f53b205c1bb40fac7b97087d4176d19b12be
https://www.hottolink.co.jp/info/20240701_115906/

TikTokのPR経由で商品を購入「経験あり」が6割と判明 – 購入商品3位は衣服、2位は化粧品、1位は……?

日本時間6月26日、Utakataは、TikTokユーザーに向けて実施した「PR投稿」に関する調査の結果を発表しました。調査は4月15日〜29日、10代〜50代の男女216人を対象に行われました。

TikTokのPR経由で認知した商品を購入した経験については、「ある」が63.4%、「ない」が36.6%という結果となっています。

購入経験のある人に、購入した商品・サービスのジャンルを尋ねたところ、「食料品・飲料」が81票で最多となり、「化粧品」が50票、「衣装・ファッション」が29票で続いています。

 

先月はZ世代の8割以上がTikTokショートドラマ経由で商品、サービス、ブランドを認知した経験があるというデータを紹介しましたが、今回は50代までの幅広い年齢層を対象としています。

その上で、さらに商品購入経験が有りと答えたユーザーが6割を超えるというデータになっています。

サンプルはTikTokユーザーなので、前回のデータのように対象世代全体のデータではありませんが、さらに高関与商材である住居・不動産が約10%、自動車・バイクも数パーセントが経験ありと答えた人がいるというデータになっており、強い影響力がうかがえます。

 

参考:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000022.000143920.html
https://utakata.co.jp/

2. X(Twitter)

X講演会レポート

これからのXは、中毒的で記憶に残らないコンテンツではなく、最高の体験を提供し、「発見、楽しい、面白い、生産的(Un Regret User seconds)」など、記憶に残る有意義なコンテンツを提供するプラットフォームにしたいと思っています。

今後は機能を充実させ、Everything Appを目指します。

電話、ペイペイの送金や・ECのような決済システムの実装をはじめ、Grokの活用、ビデオタブの追加、フルスクリーン縦長への対応、スマートテレビ向けのアプリ開発など、さまざまな機能追加を検討中です。

 

東京ビッグサイトで行われた「マーケティングweek X」で、Xの日本法人代表 松山歩氏講演会で得た情報です。

やはり動画とEverything Appの推進は規定路線として改めて確認されました。こちらは実際に粛々と進んでいる様子がみてとれます。

一方でインプレゾンビ対策やコンテンツの質の確保の点も強調していましたが、今のところ進展がみられません。より、Everything App、動画のプラットフォーム化の方が優先事項ではあるのでしょう。

 

参考:
マーケティングweek X

3. TikTok

「検索」コンテンツのインサイト情報を閲覧できる機能「Creator Search Insights」公開

日本時間7月19日、TikTokが、「検索」コンテンツのインサイト情報をクリエイター向けに提供する機能「Creator Search Insights」を日本で公開したことが明らかになりました。

この機能は、クリエイターが「検索」を通じて視聴者とより強い繋がりを築けるようサポート、加えて、TikTokで視聴者が検索しているコンテンツに関するインサイト情報を提供します。

なお「Creator Search Insights」は一部の地域のみで利用可能です。

 

TikTokはクリエイターの支援機能が充実しています。その狙いとしてはTikTokにコンテンツを増やすことももちろんありますが、クリエイターの制作プラットフォームやコミュニティとして機能していきたいという戦略があります。

透かしをつけないで動画を制作できる機能などがその典型ですが、クリエイターエコノミーが盛んになってきている昨今、TikTokはクリエイターの囲い込み戦略でも一歩先んじている感があります。

 

参考:
https://creatorzine.jp/news/detail/5670

4. YouTube

Z世代の約8割がYouTubeはSNSであると回答

YouTubeはSNSであるかというアンケートにZ世代の約8割がそうであると回答しました。

ライブ配信プラットフォームに対しては6割前後にとどまるので、SNSであると思っている割合は多い結果になっています。

一方でその他の世代では、3割前後にとどまるため、Z世代のYouTubeの捉え方だけが大きく違うことがわかりました。

 

このアンケートの面白い点は、相互コミュニケーションの機能が際立っているライブ配信プラットフォームよりもYouTubeがよりSNS的であると思われているとい部分です。

つまり、相互コミュニケーションが最も重要なSNSの機能だとは思われていない可能性があるということです。

Z世代にはSNSを、自分の好みに合わせて情報を向こうから届けてくれるプラットフォームであるという意識が広がっています。

実際、欲しいジャンルの情報をあえていいね、保存することで、おすすめを操作するZ世代の存在も指摘されています。

YouTubeはまさにそのようなプラットフォームであり、その点が今回のアンケートに結実したのだと考えられます。

 

参考:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000504.000006388.html

5. Pinterest

Pinterest の進化、Z世代の支持を得るブランドは収益増加

日本時間7月9日、DIGIDAYは、ラグジュアリーブランド各社が昨年末、「Pinterestが自社の顧客にリーチするための重要なマーケティングチャネルとして台頭しつつある」とGlossyに語ったことを明らかにしました。

現在、ブランドはPinterestでリーチできる別の重要な層である、Z世代を惹きつけようと狙っています。

Pinterestによると、ほかの世代と比べてZ世代は、Pinterestの、特にコラージュ形式で、もっとも多くのピンを保存しているそうです。

 

主に海外の話にはなりますが、Pinterestは他のSNSに比較して、現在、若年化が進んでいます。

これは非常に面白い傾向です。Z世代以下の価値観とPinterestが合ってきているということです。

おそらく、XやInstagram、Facebookのようにアカウントとコンテンツの一体性が薄いということが受けており、純粋な情報を求めるニーズが強まっているものと思われます。

つまり、「誰が言っているか」、よりも、「何を言っているか」が重視されているということです。

このような傾向は、上の世代にも波及していくことが予測され、日本でも少しずつ伸びているPinterestですが、改めてその価値が再発見される可能性もあります。

 

参考:
https://digiday.jp/glossy/pinterests-engaged-gen-z-audience-and-organic-growth-potential-are-drawing/

6. LinkedIn

ファイントゥデイグループLinkedIn公式アカウント開設のお知らせ

日本時間7月1日、株式会社ファイントゥデイホールディングスが、創業3周年を迎えた2024年7月より、「LinkedIn」にファイントゥデイグループ公式アカウントを開設することを発表しました。

このアカウントより、製品・サービスを通じた社会課題解決など、持続可能な社会の実現に向けたファイントゥデイグループの取組みや想いをグローバルに発信していくとのことです。

ファイントゥデイグループは、2024年7月時点、11の国と地域で事業展開しています。

 

ヘアケア、スキンケア、ボディケア事業などを資生堂から引き継いだファイントゥデイグループがLinkedInでの発信を始めました。

BtoB企業などが積極的にLinkedIn活用を進める事例が今までは多かったのですが、このような消費財メーカーも積極的に活用し始めています。

アカウントはすべて英語での発信ですが、コンテンツは日本国内で制作されたものであることがうかがえます。海外での発信にあえてLinkedInを活用する国内企業の事例はこれからも増えていくでしょう。

 

参考:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000119.000081704.html

7. SNS全般

Googleフォトが「ソーシャルメディア」にもなる新機能追加か

日本時間7月13日、Googleフォトに強力な新機能が追加され、SNSに代わるプライベートで安全な共有機能が提供される可能性があることが明らかになりました。

それは、2月に初めて発見された「My Week」という未公開機能で、親しい友達や家族に週単位で写真や動画を共有し近況を知らせるグループフォトジャーナルです。

著名なアプリ調査員が本機能の有効化に成功、My Weekが実際に動作しているところを初めて披露し、詳しい内容を紹介したことで公になりました。

 

この機能が普及するかどうかはまだ不明ですが、コンセプトとして重要なのは、XやInstagramなどと違い、アルゴリズムの影響を受けないというところです。人々は、バズや切り取りを気にせず、自分のペースでコンテンツを共有できるということなのです。

協調フィルタリングなどのSNSでの定番の、クラスタを通じて拡散していくアルゴリズムに拠らない、コミュニティ経由の情報のシェアが一般ユーザーにどう受け入れられるかは、BeRealなどの動向とともに注目されます。

 

参考:
https://forbesjapan.com/articles/detail/72362

8. 企業炎上

わざと? ファミマが画像素材を「透かし」入りのまま使って炎上

ファミリーマートの公式Xアカウントが日本時間7月2日に投稿した画像に、素材サイトの「透かし」が入ったままであるとの指摘が相次ぐ事態になっています。

画質を調整してみたところ、たしかにアドビの素材サイト「Adobe Stock」とみられるロゴが確認できます。

一方、ファミリーマート側は7月4日になって「著作権侵害には該当しない」と回答。真意を測りかねる部分はあるものの、画像を取り下げない理由としては、作業ミスなどではなく、意図的な演出のようなものではないかという指摘も出ています。

 

透かし入りの画像の投稿からの炎上は、ストックフォトなどから、使用料を払わないで転載したなどの指摘を受けてのものですが、たびたびあるパターンです。

ただ、今回は著作権的には問題がないようです。おそらくファミリーマート側も、使用料などは適切に支払っているのでしょう。

あえてやったという指摘もありますが、その場合意図はわかりません(もちろんインプレッションは多少伸びたでしょうが)。なので、早々にこの炎上は幕を引きましたが、あえてやるのでなければ、改めて気をつけた方がいい確認事項だと言えます。

 

参考:
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2407/05/news169.html

映画レビューサイト「Filmarks」 AI使用のCM映像に批判殺到 削除&謝罪 「敬意に欠けた行動」

日本時間7月16日、「Filmarks」を運営する株式会社つみきは、公式SNSを通じ、同社が公開した生成AI技術を利用して作成したCM映像について「クリエイターの方々への敬意に欠けた、軽率な行動であった」として謝罪、映像を削除しました。

今月12日の公開時、クリエイターとAI技術の融合による映像エンターテイメントへの可能性に言及、AIに期待を込めている様子がうかがえました。

しかし昨年、AI利用を巡り脚本家と俳優がストライキに突入するなど、映画界とAIの溝は深く、この動画に対し批判的な声が上がっていました。

 

生成AIに対するクリエイターたちの反発は大きく、たびたび生成AIは批判の目にさらされます。ただし擁護もあり、既存の作品に酷似している、不当に学習用データとして使用しているなどがなければ、実際はそこまで炎上を気にする必要はないでしょう。

ただ今回は、現在、クリエイターに支えられているはずのビジネスであるFilmarksが出したCMであったことに問題がありました。

アツギの萌絵の炎上でもそうでしたが、そのビジネスの強いステークホルダーが誰で、そのステークホルダーの感情や信条に配慮するということが強く求められることが改めて確認された炎上でした。

 

参考:
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2024/07/16/kiji/20240716s00041000209000c.html

「リポビタンD炎上」背後に “男らしさ“ の負の遺産 “女人禁制“ からの急な方向転換が原因か【前編】

日本時間7月4日に配信された「ねとらぼ」の記事によって、妻夫木聡と木南晴夏が起用されているリポビタンDの広告に苦情が殺到していることが明らかになりました。

広告の木南の側に添えられた「仕事、育児、家事。3人自分が欲しくないですか?」というコピーが、「仕事、育児、家事を女性に押し付けていて、男性は家のことをなにもしないじゃないか」という、性別役割分業意識が問題視されているそうです。

複数メディアの取材に対し、大正製薬は「回答を控えさせていただきます」と回答しています。

 

当然のことながら、大正製薬側に差別的な意図もないし、アンコンシャスバイアスも特になかったのだと思います。ただし、男性である妻夫木氏のポスターについたコピーが「時代が変わると疲れも変わりますからね」だったことから、対比されてしまい、「女性に押し付けている」という主張の根拠になってしまったということが実態です。

これはコピーを女性と男性で入れ替えればよかった、両方男性、もしくは女性にすればよかったなど色々と解決策はあり得ますが、その場合も批判はあり得るので、軽々に判断できません。

また、ここまで複雑な文脈のある批判になると広く共感も得られないので、あえて静観するというのは適切な対処だと言えます。

 

参考:
https://toyokeizai.net/articles/-/777855?display=b
https://news.yahoo.co.jp/articles/139fca5ba61a7eca9d52c6ac5d99babaae488afc?page=4

9. SNS好事例|デュオリンゴ

バズと個性を活かしたキャラクター運用とは

日本時間6月末現在、デュオリンゴの日本公式Xアカウントはフォロワー数10.4万人、公式キャラクターのフクロウ・デュオが投稿する設定で運用されています。

注目なのは、「バズ投稿のデュオを活用したオマージュ引用投稿」(5/21投稿、小さなキャラクターに言及しインプレッション数2.2億)と「デュオリンゴに関するユーザー投稿への引用投稿」(よく見つけたなと感心するレベルの投稿引用や、しばらく使わないと通知が来る機能から派生し執念深く追うイメージを再現)の2つのカテゴリです。

 

今回の重要ポイントは、引用投稿で参加すべきバズ投稿や自社に関する投稿を察知できるアンテナ力と、アカウントならではの切り口で投稿を制作できるクリエイティブ力の2つの力です。

注目したい投稿カテゴリの共通点は、いずれも引用投稿である点。「バズ投稿」のネタ合戦への参加や引用投稿でコミュニケーションを広げることは、Xのアルゴリズムの理にかなっています。

というのも、Xは相互コミュニケーションを重視するアルゴリズムを取っているため、アカウントにあった質の良い投稿で、アカウントにあった質の良いコミュニケーションを取ることが重要なのです。

バズ投稿の引用RTを閲覧することにより多くのユーザーの目に触れ、投稿のエンゲージメントが大きく伸びたともいえるでしょう(やりすぎ注意ではありますが)。

 

参考:
https://note.com/socialmedia_lab/n/nfb37f152464c

10. SNS好事例|京セラ

コンテンツ紹介|京セラ海外向けPR

京セラは海外向けPRとして、積極的にLinkedinに取り組んでいる企業です。

エンジニアや産業機械に興味を持つ企業向けに、「Hello! RobotFun!」とユーモアを交えながら、産業用ロボットをビジュアルで訴求するコンテンツが人気です。

 

京セラはLinkedInを海外に向けてのPR活動に有効に活用している企業ですが、画像や動画を用いて産業用ロボットを扱うコンテンツが特に人気です。

派手な演出もないので、XやInstagramで扱うにはやや地味な印象もありますが、やはり専門家が集まるLinkedInにはその価値や意味、凄さがわかるユーザーが多いのでしょう。

このような投稿が逆に深く刺さっている事例です。

 

参考:
https://www.linkedin.com/posts/kyocera-global_robottechnologyjapan2024-kyocera-robottechnology-activity-7214674383531855874-EpFi
https://www.linkedin.com/posts/kyocera-global_robot-technology-japan-2024-activity-7215067242583982080-Dn6v

11. SNS好事例|スカイスキャナー

ターゲットの心をくすぐるSNSコミュニケーションのヒントとは

日本時間6月末現在、スカイスキャナーの日本公式Xアカウントはフォロワー数約2.3万人、旅好きな人に向けて次の旅の参考になるような投稿や、また旅に出たくなるような投稿を行っています。

特徴的な投稿カテゴリは、「テキストのみの旅に関する質問投稿」(5/21投稿、「20代に行っておいてよかったと思う旅先は?」というテキストのみでの質問)と、「テキスト画像を用いた旅に関する質問投稿」(4/19投稿、「世界で行ったことのある世界で1番美しいと思う街」という質問を画像に入れ込んでいる)です。

 

今回の重要なポイントは、「自社サービスのターゲットとなるクラスタの理解を深め、ターゲットがつい語りたくなる投稿を意識している」という点です。

ターゲットである旅好きな人たちには旅の経験を誰かに話したいという特徴があり、それを意識して、「つい語りたくなってしまう」ような質問をベースとした投稿がほとんどを占めています。

自社がターゲットとするクラスタの特徴を踏まえ、質問投稿をベースに運用を行い、ユーザーに語らせるという手法を取っているのは非常に賢明です。

なぜなら、そうすることでアカウント自体がコミュニティのような機能を果たすからです。スカイスキャナーのXアカウントは旅好きのユーザーの声やユーザーのおすすめ情報が集まる場として機能していると言えます。

 

参考:
https://note.com/socialmedia_lab/n/n35b232c89bf7

12. SNS好事例|あすけん

SNSライクな投稿で新規ファン創出を目指すには!?

日本時間6月末現在、AI食事管理アプリ「あすけん」公式Xアカウントのフォロワーは13.2万人、「#あすけん」でダイエットの記録の投稿を促しUGCの創出に取り組み、ダイエットに取り組むユーザーに向けた投稿を行っています。

栄養管理士の未来さんというキャラクターがなんとも言えない表情で、ユーザーのありえない食事画像と点数を記録した投稿を見ているという、「あすけんのキャラクターを活用した投稿」と「あすけんに関するユーザー投稿の引用投稿やリポスト」を掛け合わせた投稿が注目されています。

 

今回の投稿は、ダイエットに励む人が集まるアカウントで、あるまじき姿(想定外)の投稿にあえて反応したことで多くの人が反応、それがフォロワー外にも広まり大きくバズる結果となったと考えられます。(12万いいね、3.5万リポスト、297リプライ、1,494.3万インプレッション)

また、特徴的だったのは、あすけんの女としてファンの間では呼ばれ、人気を博している栄養管理士キャラクターの未来さんのなんとも言えない表情に反応している人が多いことです。多くのファンアートが溢れ、アプリ上では見せない表情に好感を寄せるユーザーの声が目立ちます。

通常の広告とは違う、SNSライクな公式によるコミュニケーションが上手くはまりプロモーション効果を発揮した好事例と言えるでしょう。

 

参考:
https://note.com/socialmedia_lab/n/n6d6751e76f33

13. SNS好事例|マウントレーニア

ついシェアしたくなる!話題になった生成AI施策に注目

日本時間6月20日、マウントレーニア公式アカウントは、特設サイト「褒めらレーニア」の動画を投稿、77件のリプライ、1.3万いいね、3,032リポスト、613.6万のインプレッションを獲得しました。

動画は、特設サイト「褒めらレーニア」内で実演された内容で、お笑いコンビ「さらば青春の光」の森田哲矢さんに電話をかけるような画面の後、チャット画面になり、褒めてほしいことを入力すると、AI森田さんが入力した内容に合わせて褒めボイスで返してくれるといったものです。

 

今回の重要なポイントは、投稿を見て「つい試したくなる」、「つい結果をSNSにシェアしたくなる」の2点です。X投稿上で、AIを実演した動画を複数パターン見せることで興味喚起を行っている点は、まさに「つい自分も試したくなる」という気持ちを誘うものです。

「こんなワードを入れたらどんな返事が来るだろう?」と期待感を醸成し、自分も試しにやってみようと思わせることができます。加えて、リプライや引用ポストで他のユーザーが試した様子が多く見られることも後押しとなっていると考えられます。

「つい試したくなる・ついシェアしたくなる体験を目指すこと」が、SNS上で話題になることへの一歩ではないかと考えます。

 

参考:
https://note.com/socialmedia_lab/n/n0fbe415ba765