新SNS「Threads(スレッズ)」X(Twitter)との違いは?使い方や特徴を解説
2024/01/09
Meta社が開発した、テキスト共有アプリ「Threads(スレッズ)」が注目を集めています。
X(Twitter)とよく似た機能を持つため、混乱が続くX(Twitter)からの「移住先」としても話題になっていますが、どのような点が違うのでしょうか。
Threadsの使い方や特徴、実際にアカウントを作成する手順も解説します。 ※2023年7月10日時点の情報に基づき執筆しています。
本記事は企業のSNSマーケティングを包括的に支援をしているガイアックスが解説しています。運用実績10年以上、大手企業を中心に累計1,000社以上の運用実績があります。
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1.Threads(スレッズ)とは?
https://about.fb.com/ja/news/2023/07/threads_launch/
「Threads(スレッズ)」はMeta社が開発、X(Twitter)に対抗するためのアプリとして登場しました。
米国では現地時間2023年7月5日、日本では7月6日にリリースされ、開始からわずか4日で登録者数が1億人に達するなど大きな話題となっています。
当初の予定よりも半日以上リリースが早まった理由として、直近でX(Twitter)の一時閲覧制限も発生し、イーロン・マスク氏買収後のX(Twitter)の動向を不安視する動きが一層大きくなったことが影響したと考えられます。
Meta社の会長兼CEOのマーク・ザッカーバーグ氏は自身のThreads(スレッズ)アカウントで、米国時間7日の時点で7,000万人が登録したと投稿しており、その後10日時点で1億人を突破。
今後どこまで登録者数を伸ばすのか注目されています。 なお、EU圏では、個人データ使用に関する規制上の問題からサービスは提供されていません。
2.X(Twitter)との違い
登録してみるとわかる通り、Threads(スレッズ) のユーザーインターフェースはX(Twitter)とよく似ています。
X(Twitter)を使い慣れている人は、それほど抵抗なく使いこなすことができるでしょう。
現時点で分かっているX(Twitter)との違いを表にまとめました。
Threads | X(Twitter) ※無料の場合 | |
---|---|---|
ユーザー数 | 約1億人 | 約3億3,300万人 |
使える人 | Instagramのアカウントを持つ人 | 13歳以上 |
文字数(全角) | 500文字 | 140文字 |
画像枚数 | 10枚 | 4枚 |
動画 | 5分 | 2分20秒 |
ハッシュタグ | × | 〇 |
メンション | 〇 | 〇 |
リンク投稿 | 〇 | 〇 |
鍵アカウント | 〇 | 〇 |
タイムラインの特徴 | フォローアカウントとおすすめを 切り替え可能 |
フォローアカウントとおすすめを 切り替え可能 |
検索機能 | キーワード検索ができない (ユーザーの検索のみ) |
ユーザー検索とキーワード検索ができる |
広告メニュー | × | 〇 |
DM機能 | × | 〇 |
Web版 | 〇 | 〇 |
まだリリースしたばかりということで、X(Twitter)と同様の機能をすべてカバーしているわけではありません。
例えば、検索機能では投稿内で言及されたキーワードで検索ができないことや、PCから使うことができない点がすでに指摘されています。
とはいえ、これらは多くのユーザーが懸念する点なので、今後の新しいバージョンで改善されていくかもしれません。
3.Threads(スレッズ)の始め方
ではThreadsのアカウント開設方法について見ていきます。
Instagramアカウントがあれば簡単に登録することができ、プロフィールやフォローしているアカウントなどを引き継ぐことも可能です。
アカウントは複数作成することもできますが、一つのThreadsアカウントに一つのInstagramアカウントが必要です。
また、アカウントを切り替えるにはいったんログアウトしなければいけないようです。
手順1:Instagramでログイン アプリをインストールしたら、画面下「Instagramでログイン」をタップします。Instagramアカウントがあれば、自分のアカウント名が表示されます。
別のアカウントでログインしたい時は「アカウントを切り替える」をタップします。
ログインしていない別のアカウントを選ぶ時は下の「他のInstagramアカウントにログイン」をタップします。
アカウントを持っていない場合は新規作成しましょう。
手順2:プロフィールをインポートまたは入力
プロフィールはInstagramの情報を利用することができます。
その場合「Instagramからインポート」をタップします。
手順3:「次へ」をタップ 自己紹介やリンクを必要に応じて追加し、「次へ」をタップします。
手順4:プライバシーの設定 「公開プロフィール」か「非公開プロフィール」を選択します。
Instagramとは違う設定にすることも可能です。
手順5:「Threadsのしくみ」を確認 ThreadsはInstagramプラットフォームの一部であるとここで明記され、フェディバース(Mastodonなど他のSNSと相互に交流できる)も今後利用できるようになると書かれています。
確認したら「Threadsに参加する」をタップしましょう。
手順6:フォロワーを選択 Instagramと同じアカウントをフォローすることもできますし、個別に選ぶこともできます。ここでは「すべてをフォロー」を選択してみます。
以上で作業は終わりです。
Instagramにログインしている状態では、数分で簡単にアカウントが開設できました。
4.Threads(スレッズ)の動向
ThreadsはInstagramのアカウントがあればすぐに登録できるため、すでに活用を始めている企業も増えてきています。
注意したいのは、Threadsアカウントを削除する際にはInstagramアカウントも削除する必要がある点です。
ただしMeta社の開発担当者が「Threadsのアカウントだけを個別に削除する方法を検討する」と述べており、今後変わる可能性もあるでしょう。
X(Twitter)の閲覧制限による混乱で、Mastodonなど類似のSNSへ移行するユーザーが増えるなか、リリースされたThreads。
イーロン・マスク氏はMeta社がX(Twitter)の元社員を引き抜いたと主張、さらに企業秘密や知的財産などの不正使用をしているとして訴訟に出る構えです。
これに対してMeta社は「Threadsのエンジニアリングチームに元X(Twitter)の従業員はいない」と反論しています。
今後、ThreadsがX(Twitter)の対抗馬となるようなSNSに成長していくのか、ますます目が離せません。
以上、Threadsについて現時点で分かっていることをご紹介しました。
今後もガイアックスでは動向を注視しながら、最新情報をお伝えしていきたいと思います。