【完全版】Facebookでの懸賞キャンペーン開催に必要な9個の手順チェックリストと、5個の注意点
2012/06/07
ファン獲得には迷わずコレ!Facebookページ懸賞キャンペーンを!
ファンの獲得や非認知層へのリーチには、懸賞キャンペーンが有効(*補足1)です。懸賞キャンペーンの実施でFacebook広告からのファン獲得率が約2倍になったというデータも取れています。
ただ、懸賞をやりたくても、「何から手を付けたら良いのか」「何に気をつければ良いのか」が分からなくて、困っている方も多いのではないでしょうか。
Facebookの登場で、消費者とWeb上でコミュニケーションを取る企業の裾野が広がって来ています。その分、Facebookページを運営する方の中には、これまでWebでのキャンペーン実施の経験が無い方も多いと思います。
そういった方々の負担を軽減するために、今回の記事では、Facebookページで懸賞キャンペーンを開催する際の「手順チェックリスト」「気を付けたいポイント」をご紹介します。
キャンペーン開催経験者の方も、備忘録としてお使い頂けると嬉しいです!
※Facebookページは、ただファンを獲得するだけではいけません。ファン獲得後のエンゲージメントの向上も重要です。そういった所は『Facebookキャンペーン戦略、18のトピックで押さえておくべきポイントを詳細解説!』の記事を参考にして下さい。
■目次
1.企画を決める。
2.見積もりを取る。
3.実施内容の詳細落とし込み。
4.必要な素材を制作する。
5.懸賞アプリを設定する。
6.開始!そして告知する。
7.終了告知をする。
8.抽選とプレゼント発送をする。
9.効果測定、レポーティングをする。
注意1:個人情報の取り扱いは大丈夫ですか?
注意2:「数字づくり」に走ろうとしていませんか?
注意3:単なる懸賞ユーザーを取りに行こうとしていませんか?
注意4:その懸賞はスマホに対応していますか?
注意5:その懸賞はエッジランクの蓄積も考慮されていますか?
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1.企画を決める。
さっそく、懸賞キャンペーンの準備を進めましょう。最初に懸賞の企画を決めます。以下のような内容を詰めていきましょう。
まずはガイドラインのチェック
Facebookのプラットフォーム上でキャンペーンを行うには、Facebookの規約に従う必要があります。まずは企画を考える前にチェックしましょう。
主にチェックしたほうが良いのは『プロモーション規定』『プラットフォームポリシー』『カバー写真の利用規定』の3点です。以下にてそれぞれの要点をご紹介します。
『プロモーション規定』
- Facebookページ上でのプロモーションは、アプリ上で行う必要があります。
- Facebook上でのプロモーションには以下について言及する必要があります。
-応募者または参加者によるFacebookの免除
-プロモーションはFacebookが後援、支持、または運営するものではなく、
Facebookとは関係がないことの表明。
-参加者の情報がFacebookではなく、[情報の受取人]に提供されることの開示。
- 「いいね!」「チェックイン」等のFacebook機能を、参加・応募の条件にしてはいけません。(参加・応募にはアプリが必要です。)ウォール投稿に対する「いいね!」「コメント」や、写真アップロードなどもいけません。
- 「いいね!」ボタンなどのFacebook機能をプロモーションの投票手段として使用することはできません。
- Facebookの機能を用いた当選通知をしてはいけません。(メッセージ、チャット、タイムライン投稿など)
※詳細はFacebookページ利用規約 > E.プロモーションをチェック。
『プラットフォームポリシー』
- アプリ経由でユーザーのウォールに自動投稿する時は、コメントをつけてはいけません。
- コメント部分はユーザーが修正できても、プリセットしておいてはいけません。
※詳細は、御社は大丈夫?皆が知らぬ間にやっているFacebookアプリ規約違反!具体例を元に徹底解説!をチェック。
『カバー写真の利用規定』
- 金額や購入に関する情報を書いてはいけない。(例:40% OFF、ここからダウンロードしよう!)
- 基本情報で書くべき内容を書いてはいけない。(例:WebサイトのURL、Eメール・メーリングリストのアドレス)
- Facebookの機能やそれを用いたアクションを言及してはいけない。(例:いいね!してね、シェアしてね)
- アクションを呼びかけてはいけない。(例:これを今すぐ手にいれよう!友達に教えてね!)
※詳細は、【完全版】Facebookページのタイムライン化で本当に検討すべき11項目のチェックリスト > 規約に注意!宣伝はNG!をチェック。
目的に合わせた懸賞パターンの選択
皆さんはどういった目的で懸賞を開催したいのですか?「新規ファンの獲得」や「既存ファンの活性化(エンゲージメント獲得)」ですか?
ファン獲得以外にも、その先に「メール配信用のメールアドレスの獲得」「サンプリング体験者の獲得」「商品名のすり込み」などの効果も出したいですか?
懸賞のパターンの多くは型が決まっていて、あとはその上に載せる企画を変えるだけです。以下のような定形の型を元に、目的に合わせた懸賞パターンを選択しましょう。
ターゲットを決める。
どういった方々にファンになって貰い、今後接点を持って行きたいのですか?企画を決める前にターゲットを明確にしましょう。
ターゲットの決め方は、「属性・年齢」などのデモグラフィックベースでも、「趣味・価値観・行動パターン」などのサイコグラフィックベースでも構いません。
ターゲットユーザーを考えるところから、どんな賞品が響くか、どんな企画なら参加して貰いやすくなるか、バイラルしやすくなるか、を考えます。
また、ターゲットによって告知の仕方が変わってきます。(既存ファンのエンゲージメント向上であれば、ファン向けのFacebook広告を出稿しましょう。)
そもそものターゲット以外のファンを獲得しても…。
そもそものサービスや商品のターゲットユーザー以外を獲得しても、それは運営方針がぶれる原因の一つになります。本来のターゲット以外と接する機会が増えると、まるでその人達が言っていることが、顧客の声であると思えるようになって来てしまいます。
オールターゲットのサービスなら良いですが、多くのサービスは何かしらのターゲットを決めているはずです。
キャンペーンのテーマや企画を考える。
懸賞キャンペーンの企画を考えましょう。懸賞の元となる型が9個あるので、まずはどのパターンかを選択し、その型に合わせて企画を考えます。
企画のフォーマット
企画の考え方は人それぞれだと思いますが、以下のようなアウトプットを出すイメージで進めると早いと思います。(ターゲット・プレゼントは、前後の見出し紹介していますのでそちらをご覧下さい。)
▼懸賞キャンペーンの企画概要のアウトプット例
クチコミされやすくするには?
ユーザーによる懸賞キャンペーン情報のクチコミは、
- 『ツイートすると確率2倍』
- 『懸賞成立の最低成立人数を設ける』
などのシステムを使うと、行われやすくなります。
参考データはこちらの記事の『Q4』『Q5』の結果をご覧下さい。また、上記のシステムは『Fantastics確率アップ型懸賞アプリ』か『Fantastics共同参加型懸賞アプリ』でASPとしてご利用頂けます。
企画が思い付かないんだけど…
例えば、以下のような企画ネタを元に、自社向けにカスタマイズするのも一つの手です。そうすると、懸賞キャンペーンも楽に考えていけます。
懸賞キャンペーンのネタリスト |
---|
→懸賞応募時に、サンプル送付用の住所を入力して頂く。
→懸賞応募時にメール配信用のメールアドレスを入力して頂く。
→クイズは、商品名やプロモーションの訴求点 →自社サイトを見に行くとヒントや答えが分かるようにする。
|
上記に書いている以外にも企画ネタがあるので、ご希望の方は『こちらのサイト』から、懸賞アプリの相談と合わせてご連絡下さい。
プレゼントを決める。
ターゲットや企画に合わせたプレゼントを決めましょう。
単純に『ファン獲得』を効率的に行うのであれば、JCBギフト券やAmazonギフト券をプレゼントにするのがオススメです。
▼参考記事
Facebook懸賞キャンペーンでウケが良いプレゼントを調べてみた|参加意欲にMAX361倍の差!
他の選択肢は?
ファン数の獲得だけを追うのではなく、その後の『購買』『体験』などに繋げたい場合は、金券系ではなく『サンプリング』『自社関連グッズ』などのプレゼントのほうが向いています。
また、懸賞をクチコミで広める事も狙う場合は、クチコミされやすい「旅行チケット」「飲食チケット」、他にもついつい他の人にシェアしたくなるようなものを選びましょう。
プレゼントの見せ方も『これで同僚と一緒にワンランク上の打ち上げを!○○の豪華ディナー半額券』といったように、ユーザー同士でシェアが回りやすい表現にすると良いです。
2.見積もりを取る。
利用するキャンペーンアプリで必要なデザイン制作や、その他アウトソースする業務の見積もりを取って、社内で予算取りをしましょう。
見積もり依頼、予算取り
Fantasticsの懸賞アプリをベースに必要な制作物を書き出しました。まず費用感を知りたい場合は、こちらをベースに制作会社の方に見積依頼をしてみましょう。(もちろん内製でも問題ありません。)また、この時に、制作スケジュールを聞いておきましょう。
▼懸賞キャペーン用に画像制作が必要な箇所(赤枠部分)
「表示箇所」の数字は、上記の画像と対照されています。
どこに見積もり依頼すれば良いの?
Fantasticsは、多くの代理店さんに販売頂いてます。いつも一緒にお仕事されている代理店さんがいらっしゃれば、上記の資料を元にFantasticsの金額を含めた見積依頼をして頂けたらと思います。
また、直接ガイアックスに見積もり依頼したい場合は、以下からご連絡頂けたら、担当の者からご連絡差し上げます。
見積もりを取り終わったらそのまま社内承認と稟議を進めましょう。
3.実施内容の詳細落とし込み。
利用するキャンペーンアプリの選定
この段階で既にFantasticsの見積もりを貰ったり、オリジナルで懸賞アプリを構築する場合の見積もりを貰っている事かと思います。
費用対効果や、カスタマイズ性を考慮して、どういった形でキャンペーンアプリを利用するかを決めましょう。(個人的には、オリジナルでアプリを構築するのであれば、ASPを使ってその分で浮いた費用を、Facebook広告に回したほうが良いかなと思います。)
スケジュール決める。
見積もりの提案を貰ったタイミングで、制作スケジュールも出てきていると思います。そのスケジュールを元に、
- 制作
- 実施
- 事後対応
のスケジュールを引いておきましょう。
FantasticsなどのキャンペーンアプリのASPは、極端な話、明日からでも開催が可能です。アカウントを発行して、画像・テキスト情報を設定すれば良いだけですので。
ただ、最も時間がかかるのがデザイン制作になるので、その制作期間はきっちり押さえておきましょう。
プレゼントの使用許可、画像確認
企画の段階や見積もり依頼のタイミングで、おおよそプレゼント内容は決まってきていると思います。そのプレゼントの使用許可・画像掲載許可を、その賞品のメーカーに取りましょう。
大体がOKをくれて、且つ、広報用のキレイな商品写真を頂けます。
ただし、Amazon・アップルなど、いくつか利用条件が厳しい会社もあるのでご注意下さい。
※参考までに、以下が法人向けAmazonギフト券の紹介ページです。
※以下の記事も参考になります。
発注
プレゼントやスケジュールが折り合えば、その金額で発注して制作を進めましょう。
ちなみに、Fantastics懸賞アプリであれば、申し込むと、
- 管理画面のURL
- ID、PASS
- 懸賞アプリのマニュアル
が送られてくると思います。
キャンペーンは一回しか出来ない訳ではないので気負わずに。
Fantastics懸賞アプリであれば、パック料金になっているので、何回使っても費用は変わりません。
キャンペーンが初めての方でも、まずは少しずつチャレンジして行きながら、キャンペーン運用の知見を貯めていったほうが良いかなと思います。
また、Facebook上の懸賞自体も、単発で終わるものではなく、定期的に開催するものです(とFacebook側でも推奨していますし、fMCでもその話もありましたね。)これは、懸賞キャンペーンには新規ファンの獲得だけではなく、『既存ファンの活性化、エンゲージメント獲得、エッジランク向上』という目的もあるためです。
4.必要な素材を制作する。
テキスト情報の準備
懸賞キャンペーンに必要な「タイトル」「概要」などを準備します。詳細なレギュレーション、効果的な書き方、バイラルさせるための書き方については、こちらのサイトから、担当宛にご相談頂ければと思いますが、ざっくり必要なものは以下にある通りです。
▼懸賞キャンペーンに必要なテキスト情報
——
・懸賞タイトル
・概要
・賞品名&当選者数
・表示期間
・完了画面告知文
・ウォール投稿用タイトル
・ウォール投稿用概要文
——
Facebookで懸賞キャンペーンをやるのが初めての方は、「概要」の部分に何を書けば良いか迷われるかと思います。その場合は、以下の項目に合わせて記載内容を詰めていきましょう。もし、一から考える時間がない方は、ガイアックスでもかなり多くの事例を手がけているので、書き方とかご相談下さい。
▼概要の中に記載したほうが良い内容
——
・キャンペーン企画の内容
・応募期間
・賞品名
・当選人数
・応募条件
・当選者の選定方法
・当選者への連絡方法
・応募方法
・プライバシーポリシー
・利用規約
・当選が無効になる可能性についての言及
-複数アカウントでの同一人物の応募
-期日までに住所連絡がない場合
など。
・その他注意事項
-関係者は当選対象外
など。
——
賞品名、当選人数、応募期間は「概要」以外の部分にも記載箇所がありますが、必要に応じて概要部分にも記載しましょう。
また、『クイズ型懸賞』『アンケート型懸賞』などをやる場合は、その問題も準備しましょう。また、Facebook広告を出稿する場合は、入稿用テキスト文言の準備も忘れないで下さい。
画像の制作(PCもスマホも)
前述の制作物一覧の項目に沿って画像制作します。社内外の専門スタッフに制作をお願いするのが最も楽ですが、制作費用を抑えたい場合は、自分で構成書を作成して依頼するのも一つの手です。
▼制作物一覧(前述の表と同じ)
画像制作を安く済ませたい方に!
Fantastics懸賞アプリのご利用を検討されている方で、デザイン作成を安く済ませたい方は、こちらのラボのお問い合わせフォームからお声がけ下さい。
一般的な相場やガイアックスよりも、安く作ってくれる制作会社さんを知っていますのでご紹介致します。
プレゼントの購入
当選者用のプレゼントの購入は後でも良いです。ですが、品物系はいざ購入しようとすると、品切れになっているケースもあります。人気商品であればなおさらです。
早め早めに購入しておきましょう。
その点、Amazonギフトカードは、当選者にEメールで送れますし、品切れも無いので、初めて懸賞キャンペーンをやる方にとっては楽かもしれないですね。
5.懸賞アプリを設定する。
Facebookページへのアプリ追加
懸賞アプリに画像やテキスト情報を入れる前に、まずは懸賞アプリをFacebookページに入れます。
Fantastics懸賞アプリの申し込み後、メールで送られてくるURLから管理画面に入り、そこからアプリの追加をしましょう。
懸賞アプリの設定
懸賞キャンペーンのテキスト情報・画像が出来たら、管理画面からアップしておきましょう。
▼契約者向け、Fantastics懸賞アプリの管理画面(一部)
▼契約者向け、管理画面利用マニュアル(一部)
また、以下のような設定も管理画面で出来ます。この時点で、設定を完了させておきましょう。
▼その他、Fantastics懸賞アプリの管理画面で設定できる事
・懸賞成立の最低人数設定の有無、設定する場合の人数
・ツイート紹介による当選確率アップ設定の有無
・背景色設定
・ユーザーへの当選通知方法
・個人情報の入力有無、入力内容
・ファンゲートの有無、設定する場合の画像
・コメントのチェック方法、チェック用管理人の設定
6.開始!そして告知する。
Fantastics懸賞アプリでは、懸賞開始日の予約が可能です。ですので、自動的に始まった後に以下のような告知をしていきましょう。
Fantastics懸賞アプリでも、バイラルでファン数が1万人以上増えているケースもあります。それらも、バイラルで爆発する閾値を突破するまでは、以下のような告知をしているケースが多いです。
▼懸賞の告知方法
・Facebook広告
・Facebookページでのウォール投稿
・Facebookページタイムライン上でのトップ固定
・アプリタブでの掲載
・自社サイトでの告知(バナー掲載など)
・自社twittrアカウントでの紹介
・自社メルマガでの紹介
・その他、自社会員組織があればそちらでの紹介も行う。
いつ告知すれば良いの?
できるだけウォール投稿経由の参加数を増やすためにも、投稿タイミングに気をつけましょう。投稿タイミングの最適化については、以下の2つの記事を参考になさって下さい。
- Facebook運用者必見!覚えておくと役立つウォール投稿の3つの解析視点|ここを狙えばいいね!を増やせる!
- 【図表】Facebookのウォール投稿タイミングを決める前に見たい7個の調査結果|ユーザーはいつ?どのデバイスで?どういう使い方をする?
7.終了告知をする。
懸賞キャンペーン期間が終了したら、ウォールでご案内しましょう。また、そのウォール投稿上で、改めて当選者への連絡方法もお伝えしましょう。
できればキャンペーンの次回予告もするのがベターです。
8.抽選とプレゼント発送をする。
抽選
抽選して当選者を選びましょう。
Fantastics懸賞アプリでは、応募してくれた全ユーザーの一覧も見れます。ですが、システムで当選者の抽出も出来ますので、多くの企業さんが自動抽出機能を使っています。
「確率アップ型懸賞」という『ツイートすると応募口数が増えて、当選確率が約2倍になる』パターンの懸賞の場合も、当選確率のアップ具合も考慮に入れた当選者抽出を行うので、手間なしで使えます。
当選通知
当選通知の方法は、大きく2つあります。1.取得したメールアドレス宛にメールするか、2.Fantastics懸賞アプリ上で発表するか、のどちらかです。
エッジランクを貯めるためには、2つ目の『懸賞アプリに来てくれたら当選結果を伝えます』形式が良いです。(FacebookのユーザーIDで見分けて、同じ当選結果発表ページに来ても、当選ユーザーにだけ「当選おめでとうございます!(中略)プレゼント発送用の住所を、こちらのページからご入力下さい。」などと表示させる事ができます。
注意!Facebookメッセージでは連絡しないように。
本記事の冒頭のほうでご説明したように、Facebookの「メッセージ」「ウォール投稿」などのFacebookの機能で、ユーザーに対して当選通知をするのは規約上NGとなっています。ご注意下さい。
プレゼント発送
当選者にプレゼントを発送します。こちらもAmazonギフト券であれば楽ですね。物品を商品として送る場合で、外部に委託したい場合は、Pマークを持っている会社など、個人情報の取り扱いがしっかりしているところを選びましょう。
9.効果測定、レポーティングをする。
▼懸賞キャンペーンの効果測定で見たいポイント
・ファン増加数、推移
・ファン離脱数、推移
・懸賞への参加ユーザー数、推移
・日々のウォール投稿のいいね!・コメント・シェアに与えている影響
・話題にしている人、推移
・ツイートでの波及数、推移
・Facebook内での懸賞アプリ経由のシェア波及数、推移
(↑Facebookの機能では見れません。)
・Facebookページ自体への新規集客数、推移
——
以上が、Facebookで懸賞キャンペーンをやるための「手順チェックリスト&解説」でした。
注意1:個人情報の取り扱いは大丈夫ですか?
これからやろうとしている懸賞キャンペーンは、懸賞参加ユーザーの個人情報が懸賞プラットフォームに取り込まれるタイプではありませんか?
ユーザーが懸賞に応募する時にはアプリ許可が必要です。その時に取得したメールアドレスを懸賞プラットフォームが握り、他の会社のキャンペーンが通知されるサービスがあります。
この前提を把握した上で実施するのは良し悪しの問題なので各社の判断になりますが、いつの間にか・・・とならないように注意しましょう。このパターンの場合、せっかく頑張って集めたファンに対して、競合のキャンペーン情報が届く可能性もありますし。。
注意2:「数字づくり」に走ろうとしていませんか?
その懸賞は、ファン数の「数字づくり」のためになっていませんか?
Facebookページの運用は、顧客との関係づくりをして、「イメージ向上」「商品理解の促進」「ニーズ喚起」「来店促進」などを通して最終的には、購買顧客を増やしていくための取り組みです。
ファン数だけを作りに行くことに意味はありません。エンゲージメントしていけて、ファンになってくれた後もちゃんとアクティブにコミュニケーションを取って頂けるようなユーザーとの接点を作れるように意識していきましょう。
注意3:単なる懸賞ユーザーを取りに行こうとしていませんか?
Facebookでの懸賞には2種類あります。「1.懸賞ユーザーを獲得しにいく」「2.一般ユーザーを懸賞をフックにしてファンになって貰う」の2つです。
Facebookでの懸賞を問題視する方もいらっしゃいますが、「懸賞」という手段は問題なのではなく、懸賞を通して「どういったユーザー」にファンになって貰うか、が問題なのです。
「アフィリエイトなどの懸賞ユーザーがアクティブになりにくい」というのは、Webプロモーションだと当たり前の話ですよね。
注意4:その懸賞はスマホに対応していますか?
多くのFacebookユーザーが、PCとスマホの両方を使っていて、時間帯によってデバイスを使い分けています。(時間帯による使い分けの調査はこちらをご参照下さい。)
Fantastics懸賞アプリのファン獲得経路を見ても、PC・スマホで50%ずつくらいだったケースもあります。
注意5:その懸賞はエッジランクの蓄積も考慮されていますか?
ファンを獲得するだけだと意味がないというのはこれまで述べたところですが、ファン獲得では終わらずその後も関係性を保っていくには、エッジランクを貯めていく必要があります。
エッジランクを貯めないと、ウォール投稿をしても、その人のニュースフィードに反映されなくなってしまいます。
どういう懸賞アプリであればエッジランクが貯まるかは、Fantastics懸賞アプリのノウハウの一つなのでブログでは言いにくいのですが、、、興味がある方はラボのお問い合わせフォームから個別にご相談頂けたらと思います。
——
*補足1:『ファンの獲得や非認知層へのリーチには、懸賞キャンペーンが有効』について
ラボで行った『Facebookページのファンになってからの態度変容・購入経験等の調査』という調査では、65%の人が「懸賞などのキャンペーンを実施しているFacebookページにはファンになりたい」と答えました。
以上、『【完全版】Facebookでの懸賞キャンペーン開催に必要な9個の手順チェックリスト、5個の注意点』でした。
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この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部