【2024年最新】インスタグラムのビジネスアカウントとは?切り替え方法や使い方を徹底解説

2024/08/07

 

インスタグラム(Instagram)は個人のユーザーが情報収集目的や、インスタ映えと言われるような写真の投稿で利用しているイメージが強いですが、近年、インスタグラムはビジネス向けの機能を充実させていることから、企業も自社アカウントを積極的に運用し、効果をあげています。

本記事では、インスタグラムの個人アカウントからビジネスアカウントに切り替える方法と、ビジネスアカウントのメリットやデメリット、無料で使える便利な機能について、効果的に活用している企業事例を紹介しながら解説します。

目次

  1. インスタグラムのビジネスアカウントとは?
  2. インスタグラムのビジネスアカウントの料金は?
  3. インスタビジネスアカウントのメリットは何?
  4. インスタビジネスアカウントにデメリットはある?
  5. インスタビジネスアカウントと個人アカウントの違いは?
  6. インスタビジネスアカウントへの切り替え方法
  7. ビジネスアカウント切り替え後のプロフィール設定方法
  8. インスタビジネスアカウントをやめる方法
  9. インスタビジネスアカウントの成功事例
  10. まとめ

 

 

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1. インスタグラムのビジネスアカウントとは?

インスタグラムのビジネスアカウントとはインスタグラムのアカウントの一つで、インスタグラムが提供するさまざまなビジネスツールが利用できます。

自社の商品やサービスを宣伝したり、企業の認知度を高めたりする効果が期待でき、多くの企業が運用に力を注いでいます。

2. インスタグラムのビジネスアカウントの料金は?

インスタグラムのビジネスアカウントの開設は無料です。無料でインサイトを利用してユーザーの行動の分析をしたり、プロフィールに連絡先を登録し、ユーザーが直接企業と連絡が取れるよう設定したりできます。

ただし広告を出稿する場合は、広告費がかかります。

3. インスタビジネスアカウントのメリットは何?

インスタグラムのビジネスアカウントは、個人アカウントにはないさまざまなビジネス向けの機能を使うことができます。主な機能を見ていきましょう。

① ビジネスプロフィール

連絡先オプションとして、「メールアドレス、電話番号、住所、WhatsApp Businessの電話番号」を登録できます。

登録した情報はアカウントのプロフィールページに表示されます。ボタンをタップすると連絡可能な方法が表示され、ユーザーは企業とのコンタクトが取れます。

② インスタグラムインサイト

インスタグラムインサイトは、インスタグラムが公式に無料で提供しているアカウント解析機能です。

リーチしたアカウント、コンテンツでのインタラクション、フォロワーの増減などを分析でき、投稿や広告のプラン設計に役立ちます。

③ 投稿の宣伝

既に投稿したコンテンツを有料で広告として出稿し、ユーザーへの露出を高める効果が期待できます。

低予算から始められ、ターゲットや目的、配信期間の設定が可能で、スマホの投稿画面から手軽に出稿できます。またエンゲージの高い投稿を選んで広告に使用できるので、便利な機能です。

④ Facebookのアクセス権限

FacebookページとInstagramアカウントをリンクすると、Facebookページの管理者等と同様の権限が、リンクしたInstagramアカウントにも適用されます。

⑤ カテゴリラベル表示

プロフィール写真の下部にビジネスのカテゴリラベルを表示できます。

例えば、「商品・サービス」「レストラン」「インテリア」など、自社ビジネスに沿ったカテゴリが選べます。ビジネスアカウントの設定完了後にも、カテゴリの表示・非表示を選択できます。

⑥ 受信箱のタブ分け

メッセージ機能を利用して、受信箱をメインと一般に分けたり、届いたメッセージや通知が管理できたりします。

⑦ メッセージツール

メッセージツールでは、受信日や人気アカウント別にリクエストの並べ替えや分類を行うことができます。

クイック返信機能を使うと、よくある質問に対して回答のテンプレートを作成できるので、回答を何度も書く手間が省けます。テンプレートの変更をすることも可能です。

⑧ インスタグラムショッピング

インスタグラム上の投稿に商品をタグ付けすることで、ユーザーが投稿から直接商品を購入したり、詳細をチェックできたりする機能です。利用するためには利用要件があり、審査に通る必要があります。

⑨ アクションボタン

アカウントのプロフィール画面に、ビジネスによって「食べ物を注文、予約する、席を予約する」からアクションボタンを設置できます。ユーザーからのアクションを促し、注文や予約などの購買行動を逃さない効果が期待できます。

⑩ ブランドコンテンツ広告

インスタグラムのブランドコンテンツ広告とは、インフルエンサーと企業が契約をして、インフルエンサーが投稿したコンテンツを、企業が広告として配信できる広告形式です。

影響力のあるインフルエンサーを通じて、ターゲットとなるユーザーにリーチしやすくなる他、効果の測定ができるなどのメリットがあります。

4. インスタビジネスアカウントにデメリットはある?

企業にとってメリットが多いインスタグラムのビジネスアカウントですが、いくつかの気を付けるべき点も紹介します。

アカウントを非公開にできない

インスタグラムのビジネスアカウントは非公開にはできません。

非公開にしている場合、個人アカウントからの切り替えの際に、自動的に公開にする手順に進みます。準備中など、まだ公開したくない場合は個人アカウントで進めておくのがよいでしょう。

一部の音楽が使用できない

ビジネスアカウントに設定している場合、商用利用となるため使える音楽が一部制限されます。利用規約を確認し、商用利用可能な音楽を活用しましょう。

5. インスタビジネスアカウントと個人アカウントの違いは?

インスタビジネスアカウントと個人アカウントは使える機能に違いがあります。それぞれのアカウントで使える機能、使えない機能をまとめました。

個人アカウントは閲覧や投稿など基本的な機能のみ使えます。企業のマーケティングに利用するのであれば、インサイトでの分析や広告配信など、さまざまな企業向けの機能が使えるビジネスアカウントが適しています。

 

個人アカウント ビジネスアカウント
投稿の閲覧
投稿
ダイレクトメール
ビジネスプロフィール ×
インスタグラムインサイト ×
投稿の宣伝 ×
Facebookのアクセス権限 ×
カテゴリラベルの表示 ×
受信箱のタブ分け ×
メッセージツール ×
インスタグラムショッピング ×
ブランドコンテンツ広告 ×

 

6. インスタビジネスアカウントへの切り替え方法

Instagramの個人アカウントからビジネスアカウントへ切り替える方法で、インスタビジネスアカウントの作り方を解説します。

 

手順1:「設定とプライバシー」を選択

Instagram個人アカウントのプロフィール画面から、右上のハンバーガーメニューをタップし、「設定とプライバシー」を選択します。

手順2:「アカウントの種類とツール」を選択

「設定とプライバシー」の画面が表示されたら、下部へスクロールし、プロフェッショナル向け内の「アカウントの種類とツール」をタップします。

手順3:「プロアカウントに切り替える」を選択

「プロアカウントに切り替える」をタップします。

手順4:プロアカウントに切り替え

アカウントのアイコンとプロアカウントについての説明が表示されるので、説明を読み「次へ」をタップします。

手順5:プロアカウントへの登録設定

 自身のビジネスに合うカテゴリを選択して進むと、選択したカテゴリによって「ビジネス」または「クリエイター」のどちらかを提示されます。

ここでは「ビジネス」を選択し「次へ」をタップします。非公開アカウントに設定している場合はこの手順のときに自動で解除へと進みます。

「プロフィールに表示」をオンにすると、プロフィール画面のアイコンの下に、カテゴリ名が表示されます。

後からプロフィールの編集で変更もできます。

手順6:連絡先を設定

連絡先を入力します。入力せず先へ進むこともできます。アカウント開設後に変更や追加ができます。

手順7:Facebookページへのリンクさせる場合

「Facebookにログイン」または「スキップ」をタップします。ここでは前者を選択します。

(「スキップ」を選択すると、後述の「プロアカウントを設定する」画面に遷移します。)

手順8:Facebookページを選択

リンクさせる場合はFacebookページを選ぶか、新たにFacebookページを作成し、「リンクする」をタップして終了です。

手順9:Facebookページをリンクさせない場合

「今はFacebookにリンクしない」を選ぶと、プロアカウントの設定画面に進みます。ここで表示される項目はすぐに入力する必要はありません。

Facebookページにリンクしないでプロアカウントへの切り替えが完了すると、プロフィール画面上部には「0/6ステップ完了」のように文言が表示されます。

そちらをタップすると、プロアカウントの設定画面に切り替わるので、いつでも続きを入力することができます。

7. ビジネスアカウント切り替え後のプロフィール設定方法

ビジネスアカウントへの切り替え、プロフィールを設定した後からも、プロフィールの変更や追加ができます。

手順1:「プロフィールを編集」をタップ

プロフィール画面の「プロフィールを編集」をタップします。

手順2:情報を入力

変更、追加したい項目を選び、入力を進めます。ビジネスアカウントへの切り替え時にFacebookとのリンクをスキップした場合も、この手順で設定できます。

8. インスタビジネスアカウントをやめる方法

ビジネスアカウントを解除して、個人アカウントに変更する方法を解説します。

手順1:「設定とプライバシー」を選択

プロフィール画面から、右上のハンバーガーメニューをタップし、「設定とプライバシー」を選択します。

手順2:「ビジネスツールと管理」を選択

「プロフェッショナル向け」の「ビジネスツールと管理」をタップします。

 

手順3:「個人アカウントに切り替える」を選択

下にスクロールして「アカウントタイプの切り替え」をタップすると「個人アカウントに切り替える」という画面が表示されるので、選択します。

ビジネスアカウントを解除して、個人アカウントに変更した場合、インサイトが見られなくなるなど利用できなくなるツールもあるので、注意事項をよく読み、個人アカウントへの切り替えを完了します。

再度、個人アカウントからビジネスアカウントに変更したい場合は、前述した切り替え方法で変更できます。

9. インスタビジネスアカウントの成功事例

インスタビジネスアカウントの機能について述べましたが、それらの機能がどのように使われているのかを、具体的な企業アカウント事例を紹介しながら解説します。

自社の商品やサービスによって、上手にビジネスアカウントの機能を活用しているアカウントなので、参考にしてみてください。

事例1:山崎実業

https://www.instagram.com/yamazaki.home.channel/?hl=ja

 

インテリア雑貨の専門メーカーの山崎実業はフォロワー数約126万人で、ほぼ毎日投稿しています。

主な投稿内容は、自社製品の紹介です。シンプルな色使いで清潔感があるクリエイティブが印象的なアカウントです。

プロフィール画面には公式サイトをはじめ、ECサイトのリンクも貼られていて、インスタグラムを閲覧して商品が気になったユーザーがすぐに詳細をチェックできる工夫がされています。

 

 

こちらの商品の紹介投稿には、ショッピング機能が搭載されていています。画像をタップすると商品タグが現れ、そこから直接オンラインショッピングができる仕組みです。

訴求力の高い投稿から、購買意欲が落ちないうちにより詳細な情報に誘導し、購買行動につなげる効果が期待できます。

事例2:スープストックトーキョー

https://www.instagram.com/soupstocktokyo/?hl=ja

 

食べるスープ専門店のスープストックトーキョーの公式アカウントはフォロワー数約5万人で、週に1回程度投稿しています。

主な投稿内容は、新商品の紹介や使用している食材の紹介、イベント情報です。

 

 

夏の風物詩として冷製スープの紹介投稿です(画像左)。

これを見たユーザーがすぐに注文できるように、プロフィール画面に「食べ物を注文」ボタンが設定されています。タップするとUber Eatsのページに移り(画像右)、すぐにお目当ての商品を注文できます。

インスタグラムでレストランやカフェの情報を検索することが主流になっている昨今、他サイトへの遷移なしで、インスタグラム上で注文まで完結できることは、ユーザーの離脱を防ぐのに有効な対策でしょう。

事例3:銀座千疋屋

https://www.instagram.com/ginzasembikiya1894/?hl=ja

 

東京・銀座で創業した老舗果物専門店の銀座千疋屋の公式アカウントです。フォロワーは約12.2万人でほとんど毎日投稿しています。

主な投稿内容は、季節のフルーツの情報やスイーツ、ギフト用商品の紹介です。ビジネスプロフィールは住所と、「食べ物を注文」のボタンを設置しています。

 

 

この投稿では、インスタグラムショッピングを活用していて、➀画像をタップするとオンラインショッピング画面に移り、ユーザーはすぐに買い物ができる仕組みになっています。

➁プロフィール画面の「食べ物を注文」ではレストラン予約サイトのTableCheckと連携していて、生ケーキやフルーツの予約ができ、店舗で受け取ることができます。

オンラインショッピングと実店舗のどちらの強みも活かした運用をしていて、インスタグラムの企業アカウントを使いこなしているよい事例と言えるでしょう。

事例4:よなよなエール

https://www.instagram.com/yonayona.ale/?hl=ja

 

長野県のクラフトビールメーカー「ヤッホーブルーイング」の公式アカウントです。フォロワーは約6.2万人で、週に2~3回投稿しています。

主な投稿内容は自社製品やビールに合うおつまみの紹介、ユーザーとのコミュニケーションが取れるクイズなどがあります。

ビジネスプロフィールに連絡先ボタンを設置していて、タップすると電話とメールが選べます。企業との連絡方法が複数設けられていて、インスタグラムから直接連絡ができるため、ユーザーと企業の距離を縮める効果が見込めます。

 

 

人気商品、インドの青鬼に関するクイズに多くのコメントが寄せられ、フォロワーとのコミュニケーションが活発に行われています。

難しいクイズですが、スタッフが全員不正解だったというコメントがあり逆に親近感がわき、挑戦してみたくなるような雰囲気が演出されています。

キャプションをスクロールするだけで正解がわかるので、気軽にチャレンジできます。

事例4:バルミューダ(家電)

https://www.instagram.com/balmuda/?hl=ja

 

バルミューダはデザイン性と機能性を兼ね備えた商品を展開している人気家電メーカーです。フォロワーは約14.5万人で週に3~4回投稿しています。ビジネスプロフィールには住所を掲載しています。

主な投稿内容は新商品の発表や、自社製品でできる料理レシピの紹介、イベントの案内やレポートです。画像も動画も、質の高いクリエイティブでフィード画面に統一感があり、おしゃれなデザインを引き立たせる工夫がされています。

 

 

こちらは他の企業とのタイアップ投稿です。自社製品のイメージと親和性のある、他の企業アカウントからの使用感のコメントが載せられています。

双方のアカウントで投稿されているため、それぞれのフォロワーが投稿を閲覧するので、認知度向上や、自社製品に好感を抱きそうな潜在的なフォロワーの発掘にも効果的です。

10. まとめ

インスタグラムのビジネスアカウントは、インスタグラムから提供されるさまざまな機能を無料で使え、メリットが大きいので、企業がSNSアカウントを開設したらビジネスアカウントに移行するのは必須設定といってよいでしょう。

自社のサービスや商品に合ったビジネスプロフィールの表示やアクションボタンの設置など、個人アカウントにはない機能をうまく使い、効果的な運用をしていきましょう。

 

 

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