LINEで人気の企業はすでにやっている！スタンプのこんな使い方【5つの事例】

ビジネスコネクトが始まる前に知っておきたいLINEのスタンプ関連。

2月、LINEは『ビジネスコネクト』『クリエイターズマーケット』などの新サービスの開始を発表しました。

（※詳細をまとめてあります→1分で理解できる【LINE３つの新サービス】簡潔まとめ＆ビジネスコネクトで出来ること。

とくに注目されるビジネスコネクトでは、公式アカウントをベースにスタンプを活用してビジネス連携されると言われているため、そういった既存サービスについても押さえておきたいところです。

今回は、LINEのホーム機能上で現状、スタンプがどのように活用されているのかを事例をもとにご紹介。ビジネスコネクトの利用イメージなどにつながればと思います。

■目次

１．LINE公式アカウントのスタンプ活用事例

－(1)コミュニケーションの活性化/ドクターシーラボ

－(2)アンケート・調査の実施/グルーポン

－(3)商品への意見収集・活用/いぬ・ねこのきもち

－(4)スタンプダウンロード・利用の促進/アットホーム

－(5)クイズコンテンツなどの回答に利用/TSUTAYA

２．LINE公式アカウント友だち数順一覧

※ランキングデータはline.main.jpを元にしています。

１．LINE公式アカウントのスタンプ活用事例

前置きとして、今回はLINEの(トーク画面ではなく)ホーム画面においての活用事例です。

基本機能の説明になりますが、公式アカウントのホーム画面で、ユーザーが投稿に対してできるアクションとしては基本的に以下3点です。

投稿に対してできるアクション

(1)コメントの投稿－(アカウント側の設定によってコメント出来ない場合もある)

(2)スタンプの投稿－コメントとして1つずつ投稿できる

(3)いいねの押下－ムーンの顔文字(6種)を投稿することで「いいね」になる

(4)投稿の共有－投稿を自分のタイムライン・ホーム・トークにシェアする

次に、実際にどのようにスタンプ・絵文字を投稿と関連づけられるのか、運用事例を見ていきましょう。

(1)コミュニケーションの活性化/ドクターシーラボ

SNS活用プロモーションが活発なドクターシーラボさん。

この時期、ドクターシーラボさんの公式アカウント上では、花粉症をテーマに、スタンプを活用した投稿をしていました。

花粉症症状の程度をイメージしたスタンプを紐づけした画像を用意・投稿し、ユーザーは自分が該当するスタンプをコメント欄に投稿できます。

自社サイトへの誘導は徹底的に。

季節のネタをコンテンツ化するだけでなく、スタンプを利用したコミュニケーションを促進。

また、そこから花粉症関連の自社商品PRにもつなげるという施策です。

(2)アンケート・調査の実施/グルーポン

クーポン提供サービス グルーポンさんでは、LINEの友だち限定のクーポン配信を行いながら、投稿上でクーポン利用についてのアンケートを実施していました。

自社の配信クーポンを『使った/使ってない』という回答それぞれに顔文字を指定し、いいね（顔文字）やコメント欄で回答を集めるという企画です。

LINEはリアクションを得やすい。

LINEの場合、回答・コメントなどスタンプや顔文字で手軽にリアクションを得られる反面、その回答が信頼性に欠けるような利用もあるようです。

ですが、多数のユーザーを獲得しやすいLINEだからこそ、アンケート回答を集め参考にすることも十分できそうです。

(3)商品への意見収集・活用/いぬ・ねこのきもち

ペット情報を発信する「いぬのきもち・ねこのきもち」の公式アカウントでは、雑誌版（自社商品）の表紙デザインについてユーザーの声を集めるコンテンツを投稿していました。

2つの仮デザインをならべた画像を用意し、左右で番号が紐づいています。ユーザーには、どちらが良いかの番号と、選んだ理由を求めるという内容です。

感覚的で率直な反応

コメント欄では、「1がいい」「左がかわいい」など、積極的な意見がみられます。商品化のために欠かせない顧客の意見ですが、LINEでは感覚的に判断された率直な反応が得られそうです。

LINEは基本的にスマホ向けの画面表示。小さい画面のなかでも目をひき、ユーザーが意見したくなる画像の用意が、反応を集める大きなポイントになっています。

(4)スタンプダウンロード・利用の促進/アットホーム

不動産情報サービスを提供するアットホームさんも、今年に入ってLINEに参入。不動産業界からは初だと思います。

さっそく、自社サイト企画でコラボしている人気お笑い芸人さまぁ～ずさんをスタンプ化して配布。その結果、友だち数は600万人を突破しました。

コンテスト投票企画のアイデアも。

ホーム画面では、そのスタンプの人気投票をコンテンツとして配信。

投票の方法は、好きなさまぁ～ずさんスタンプをコメント投稿するだけという簡単さで、投票数は2万件以上にのぼったようです。

投票で決まったスタンプをオリジナルグッズとして応募者にプレゼントするというキャンペーン企画でもあり、スタンプのダウンロード・利用促進もかねたプロモーション施策といえます。

(5)クイズコンテンツなどの回答に利用/TSUTAYA

TSUTAYAさんでは、画像投稿を活用して間違い探しのクイズコンテンツを配信していました。

間違いの箇所をコメントしてもらうのではなく、「簡単だった/難しかった」のシンプルな回答を選択肢にして、反応が集まりやすくなる工夫がみえます。

TSUTAYAさんは、意外にも過去に「友だち追加でスタンプ配布」施策を導入していませんが、さすが現在友だち数は400万人を突破しています。

課題はブロックの防止。コンテンツの企画と継続がカギ。

LINEは友だち追加が容易である反面、ブロック（友だち解除）も簡単にできてしまう仕様です。

LINEのアカウント運用では、友だち解除の防止と、友だち登録の維持・投稿のリーチ向上を狙う充実したコンテンツの継続が求められます。

２．LINE公式アカウント友だち数順一覧

以下、参考までに2月26日時点の友だち数上位100位のランキングデータです。

新規登場アカウントには、ニトリ、ルミネなどがあり、今後の運営は気になるところ。

スタンプ配布を数回行えるような上位のアカウントが有利にみえますが、1項でご紹介したようにスタンプなどを活用した企画とアイデア次第で、一定の友だちに対しては有効なマーケティングが可能と思います。

今回の事例では、LINE以外のコンテンツ企画の参考やアイデアにもつながる要素があったのではないでしょうか。

ビジネスコネクトが開始されると言われているのは4月から。LINE関連のノウハウもご提供していければと思います。

以上、『LINEで人気の企業はすでにやっている！スタンプのこんな使い方【5つの事例】』でした。

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