【必見】LINE@で友だちを増やすには?成功事例からみる7つの方法
2017/05/03
LINEには公式アカウントとLINE@アカウントがあり、多くの企業が利用し、ユーザーとの関係性構築に役立てています。LINE@の方が規模の小さいイメージがあるかと思いますが、公式アカウントのように友だちを増やすことはできるのでしょうか。
今回は、LINE@で友だち増加に成功した事例を詳しく見ていきます。
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1.LINE@の友だちを増やすのは難しい?
LINE公式アカウントの場合、費用が高いものの、プロモーションスタンプやリサーチページの配信、ON-AIR機能の利用、さらには公式アカウントとして表示されるなど機能が充実しています。
一方、LINE@の場合、費用面でのハードルは下がりますが、公式アカウントと比較すると対象市場規模が小さくLINE内での露出も減少します。そのため、既存顧客とのコミュニケーションや来客促進には効果的なものの、幅広い認知向けではないため友だちを増やしにくいといえます。
つまり、LINE@を利用する場合は店舗や自社サイトなどで地道に友だちを増やしたり、友だち追加キャンペーンをしたりなど様々な工夫をする必要があります。
関連記事:【2016年度】LINE@(ラインアット)とLINE(ライン)公式アカウントの特徴・機能まとめ
2.LINE@の友だち増加施策11選
事例1:コニカミノルタプラネタリウム“天空”
「心はずむプラネタリウム」をコンセプトに、デートスポットや疲れを癒す場を提供する東京スカイツリー内の「コニカミノルタプラネタリウム“天空”」のLINE@アカウントです。
同アカウントでは、友だち集めの施策として来場したお客様に向けて、パンフレットなどの広告物に印刷し店頭にオリジナルPOPを設置したり、HPにもバナーを作成してアカウントの存在をアピールしたりしています。
また、商業施設「ソラマチ」の3周年記念に合わせてアカウントを開設したため、それに便乗したキャンペーンとして友だち登録をしてもらうと1作品分の鑑賞料金でもう1作品が見られるという「+1キャンペーン」を行い、2週間で約4000人の友だち増加に成功しています。
http://blog.lineat.jp/archives/46509579.html
同施設はLINE@をオウンドメディアと位置付け、リピーター獲得とコアファンへのアプローチに特化して利用しているようです。
事例2:Food Nations 肉フェスTOKYO2015春
12日間にわたって行われた日本・世界各国の肉料理を集めるフードイベント、「Food Nations 肉フェスTOKYO2015春」のLINE@アカウントです。同アカウントは、会場を盛り上げる仕組みとしてこのイベントから新たに導入されたもので、合計来場者数約93万7000人という記録に大きく貢献しました。
肉フェスのHPや各SNS、プレリリースなどで同アカウントの告知がされ、また、イベントで実際に使用できるクーポンを配布するキャンペーンなども行いました。
http://blog.lineat.jp/archives/44354040.html
このキャンペーンは、LINE@の友だち人数に応じて抽選クーポンが発行されるというもので、友だちが指定人数に達する度に何度でも抽選に参加できます。
また、肉フェス公式キャラクターがLINE@のQRコードを持ちながら会場を歩いたり、LINE@ブースを配置したりと、会場でも友だち増加のための働きかけを行っています。
このような施策の効果が作用し、短期間のイベントでは異例の約4万5000人が友だちになっています。
事例3:VIPライナー
平成エンタープライズ社が運営する高速乗り合いバス「VIPライナー」のLINE@アカウントです。夜行バスを中心に主要都市を網羅しており、簡単ネット予約や女性専用車、乗車前後で利用可能な「VIPラウンジ」などお客様本位の安心で快適なサービスを提供しています。
同アカウントでは、毎週配信しているメルマガに「LINE@の方がもっと素早く情報が届く」というアプローチの告知を行い、友だち集めに効果を発揮しているということです。
例えば、同社が行うキャンペーンの中に、突然の空席が出た場合に限り高速バス料金を500円で利用できる「ワンコインシート」というキャンペーンがありますが、どうしても直前の告知になってしまいます。しかし、LINE@で友だちになっておけば、より早く情報を得ることができるのです。
http://blog.lineat.jp/archives/46487896.html
この他にも、高速バスチケットの販売開始のメッセージやキャンペーンなどの限定イベントごとに通知を配信することで、友だち数1万人を達成しています。
事例4:オリックスカーシェア
業界最安クラスの長時間パック料金で、24時間いつでも必要な時間だけ利用できるカーシェアリンングサービスを提供する「オリックスカーシェア」のLINE@アカウントです。同企業は、ブランドアカウントに加えて各ステーション単位でもアカウントを保有しています。
同アカウントでは、友だちを集める方法としてオリジナルステッカーを作成しています。
http://blog.lineat.jp/archives/46159220.html
このステッカーを、サービスを利用したお客様の目に必ず入るような助手席前のダッシュボード部分に貼ることでアカウントを告知しています。
この他にもメルマガでの告知やサービスパンフレットへの告知記載などを行い、合計1万人以上の友だち数獲得を達成しています。また、今後は、キーワード応答機能を用いてクイズ形式のキャンペーンを展開していくことなどを考えているようです。
事例5:HMV
音楽CD・DVDを中心に雑誌やコミック、ゲームなど様々なエンタテイメント商品を展開するレコード販売店「HMV」のLINE@アカウントです。同社では、2013年4月にLINE@を試験導入し、1年後には全店で導入しています。
同アカウントでは、店内にポスターを貼ったり、レジカウンターにPOPを設置したりと実際に来店したお客様の目に付くように告知を行っています。また、HPにもLINE@専用のページを作成し、よく行く店舗のアカウントがわかりやすいように各店舗のアカウントの一覧を掲載したり、メルマガでの告知をしたりしています。
http://blog.lineat.jp/archives/46838659.html
また、最もユーザーの反応が良かったキャンペーンは、LINE@と店舗の売り場をリンクさせる施策です。例えば、アーティストのアルバムが発売されたらアルバムに収録されている好きな楽曲の投票を行うというものです。このようなキャンペーンは楽曲に限らず様々なジャンルで行うことができるため、汎用的な施策であるといえるでしょう。
これらの施策が効果を発揮し、同社のアカウントは全店舗の合計で約5万人の友だちを獲得しています。
事例6:Otto(オットー)
「大人のエレガントが薫るインターナショナルモード」をコンセプトに、40~50代の美と自分らしさを求める大人の女性向けにインターナショナルで魅力ある商品を展開しているファッション通販「Otto(オットー)」のLINE@アカウントです。
同アカウントの告知では、カタログやメルマガ、SNS、ECサイトなどにLINE@の案内を掲載しています。
LINE@の友だち追加時限定でハーゲンダッツ券1か月分(ミニカップ30個分)が抽選で10名様に当たるプレゼントキャンペーンなどを行い、友だち数を大幅に増やしています。
http://blog.lineat.jp/archives/45157140.html
また、ゲームをクリアすると割引クーポンをもらえるというキャンペーンも行っており、ゲーム性を持たせた意外性がお客様の反応に繋がって、友だち増加に加え売り上げ貢献にもつながっています。
このような施策により、従来のメルマガと比較すると登録数の伸びが非常に早く、導入開始から5か月で友だち数1万人を達成しています。
事例7:古本市場
古本や家庭用ゲームソフト、CD、DVDなどの販売・買い取り・レンタルを扱う大型古書店チェーン「古本市場」のLINE@アカウントです。同社は店舗単位でアカウントを運用しています。
同アカウントでは、友だち登録時に100ポイントのクーポン配信と500円以上の購入者に100円分追加で利用できるというクーポン配信を行ったことで、1か月で約1000人の友だちを獲得しています。このクーポンは、その場ですぐに利用でき、かつ次回来店時に利用することもできるため、リピーター獲得にもつながります。
http://blog.lineat.jp/archives/42208197.html
事例8:ウムウム グッドブリトーズ
通信販売のベルメゾンで知られる株式会社千趣会が新規事業として立ち上げたブリトー専門店「ウムウム グッドブリトーズ」のLINE@アカウントです。
同アカウントの告知では、店舗内のテーブルにPOPを設置したり、店頭のデジタルサイネージに表示させたりしています。
http://blog.lineat.jp/archives/46488713.html
また、友だち登録しているお客様限定でポイントカードのスタンプが2倍になるなど来店されたお客様に対して様々なアピールを行っています。
定期的に配信しているメッセージやニュースは好評のようです。季節やタイムリーな事象を捉えたメッセージを配信し、同時に商品増量キャンペーンなどを行うことで友だち登録している人が得をできるような仕組みを構築しています。
事例9:韓国苑
「本場の味を大切に、お客様第一主義のお店」をコンセプトに、大分県でチェーン展開している焼肉店「韓国苑」のLINEアカウントです。
同社では、来店しているお客様に直接声をかけ、QRコードなどを利用して友だち登録を促しています。さらに、その場ですぐに利用できるクーポンを発行することで「手早いお得感」を演出し、リピーター獲得にもつなげています。
http://blog.lineat.jp/archives/44387442.html
これらのクーポンを配信した日には必ず50組ほどの来店があるなどしっかりと結果に繋がっています。やはり、登録したその場でクーポンを利用できたことで信頼感が生まれやすいのでしょう。
これらの施策により、約半年で1万人の友だち追加を達成しています。
事例10:東京スクール・オブ・ビジネス
総合ビジネス校として47年の歴史を持ち、4万人もの卒業生を輩出している「東京スクール・オブ・ビジネス」のLINE@アカウントです。毎日新聞社などと合同で将来の起業者を育てることを目的にスタートしました。現在では、9つの業界につながる専門分野を扱っているということです。
同社では基本的にWebページや定期的な紙媒体・バナー等でアカウントの告知を行っています。また、見学などで学校に来た方にも直接アカウントについての紙を渡すなどして直接的な案内もしています。
また、雑誌形態やWeb掲載などで定期的に配信している情報の代替として、LINE@を用いることでリンクなどを用いてより魅力のあるコンテンツを配信しているということです。
事例11:中国銀行
岡山県を営業基盤に香川、広島、兵庫などにも多くの店舗を展開する地域密着型の地銀「中国銀行」のLINE@アカウントです。
同アカウントでは、お客様との垣根を低くして親近感を持ってもらえるように「カッパのかんちゃん」というキャラクターを用いて情報発信しています。
http://blog.lineat.jp/archives/41829509.html
このキャラクターが参加するイベントの情報なども配信されるため、キャラクターと通常告知の双方からアカウントをアピールできます。
また、同社は店頭にPOPを置いたり、新聞広告を打ったりはせずにスマートフォン用のアプリやHPから登録しやすいように導線を配置しているだけのようです。
http://blog.lineat.jp/archives/41829509.html
お客様から能動的に登録してもらうことが多いようで、口コミなどを通じて自然と広がっていることがわかります。
3.事例から考えるLINE@で友だちを増やす7つの方法
1.ポスターやパンフレットなどの印刷物からの導線を用意し、目に入りやすくする
実際や店舗に訪れたお客様の目に入るように告知を設置することは重要です。様々な商品を注意深く見ている中でこのような告知にも同じようなテンションで目を付けてくれることが期待できます。
このような告知は商品が陳列されているところやレジカウンター、さらにはお客様が必ず持ち帰るレシートなどに記載すると効果的です。
2.店員が直接勧める
店舗の場合は、お客様の購入時や注文時に店員から直接友だち追加を勧めることも効果的です。自分で行うよりも安心感があり、追加の仕方がわからない場合も、しっかりと友だち登録まで誘導できます。
3.メルマガで登録を促す
事例で取りあげた企業でもそうですが、LINE@の以前にメルマガを行っていた企業が多いです。そのため、従来の手段であるメルマガでLINE@のアカウントを告知することで、スムーズにプラットフォームを移行できます。
4.友だち登録のインセンティブになるクーポンやお得情報を提供する
友だち登録をしてくれたあとにイベントやキャンペーンに応じて定期的に情報を配信することが重要です。これにより、一度来てくれたお客様の次回来店を促進し、さらにリピーターになってもらうことができます。
ブランドアカウントと別で店舗ごとにアカウントを持っていれば細かなニーズに対応した情報発信ができることもポイントです。
5.友だち登録キャンペーンを実施する
友だち登録後に配信するキャンペーンとは異なり、友だち登録した時点でキャンペーンの恩恵受けられます。そのため、ユーザーの友だち登録を促すのに最も効果的な方法であるといえます。
事例1:キッザニア
子供が様々な職業を体験できるテーマパーク「キッザニア」のLINE@アカウント登録キャンペーンです。
対象期間中に友だち登録することで、抽選に参加でき、当選すればキッザニア招待券を手に入れることができます。それに加え、抽選がはずれても対象日に限り特別価格で入場できます。
https://www.kidzania.jp/koshien/news/detail/post-234.html
事例2:バリ王
バリ島旅行を専門に扱う旅行代理店「バリ王」のLINE@アカウント登録キャンペーンです。
友だち追加をすることで1000円引きのクーポンを取得できます。
http://bali-oh.com/line-campaign.html
6.割引クーポンに遊び要素をリンクさせる
ただ割引クーポンを配布するのではなく、「ゲームのクリアスコア」や「くじ引きの当たりはずれ」などでクーポンの質が変化するという工夫があることで、ユーザーに意外性を感じてもらうことができます。また、他アカウントの配信よりも印象に残りやすく、大きな広告効果を期待できます。
7.口コミなどで自然増を促す
直接的な告知をせずに、お客様が能動的にWebサイトなどを調べて友だち登録まで行う場合もあります。その方が、お客様の意思が関係しているため長期的な関係性の構築に繋がります。
また、アカウント運用にキャラクターを利用することで、そのキャラクターが出演するイベントなどで自然にアカウントの存在を知られることがあります。告知方法には企業それぞれに適したやり方があることがわかります。
4.まとめ
今回は、様々な企業のLINE@友だち増加施策をご紹介しました。
公式アカウントと比較すると友だちが増えにくいように思われがちですが、それぞれの企業に適した施策やターゲットの選定で結果を残せることがわかりました。本記事を参考にみなさんもぜひ増加施策に挑戦してみてください。
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この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部