仕事に役立つソーシャルメディア「ビジネスSNS」を使うメリットとは? 代表的なサービス4選も紹介
2024/01/09
2003年5月、アメリカでサービスを開始したビジネス特化型SNS、LinkedIn。その後、2011年10月に日本語対応を果たし、本格的に日本に参入をしてから約6年が過ぎています。
その間にも海外、国内問わずいくつかのビジネスSNSが登場しましたが、どれもブレイクをしたとはいえない状況です。
しかしそれでも淘汰されないのにはそれなりのメリットもあるからです。そこで今回はビジネスSNSのメリットにスポットを当てていきます。
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1. ビジネスSNSとは
ビジネスSNSとは、その名前が示す通り、ビジネスに特化したSNSです。ビジネスに関する情報収集、企業からのスカウト、ビジネス上で知り合いになった人との交流などを目的としていて、海外では公的なプロフィールとして利用されることもあります。
2. なぜビジネスSNSが使われるのか?
(1) 転職やキャリアアップに便利
FacebookやX(Twitter)など一般的に普及しているSNSではなく、ビジネスSNSを使う一番の目的は、転職やキャリアアップのためです。
ビジネスSNSにプロフィールを登録することでそれがそのまま履歴書、職務経歴書代わりになり、企業からスカウトを受けるといった可能性もあります。
日本よりも海外で普及しているのは、人材の流動性が高く転職によるキャリアアップが当たり前になっているといった理由があります。
(2) 仕事とプライベートを使い分けられる
ビジネスSNSを利用するもう一つの理由は、仕事とプライベートの切り分けです。
Facebookなどでもビジネス利用は可能ですが、プライベートな情報も共有することが多くそれらの情報は転職には必要ありません。
Facebookをプライベート利用している方にとっては、これがビジネスSNS利用の一番のメリットかもしれません。
3. 代表的なビジネスSNS
LinkedInのユーザー数は、2017年4月に全世界で5億人を超えたと発表されました。
また日本でのユーザー数は、2017年7月の段階で約350万人(推算値)です。
個人では転職やキャリアアップのため、企業ではヘッドハンティングのためといった使われ方が主です。海外ではそれ以外にビジネスパースン同士の結びつきのために利用しているケースも多いようです。
ほかにもExcel、PowerPointなどのビジネスツールの使い方やマーケティングを学べるラーニングコンテンツ(有料)も充実しています。
関連記事: 【最新版】2017年7月更新! 11のソーシャルメディア最新動向データまとめ
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Eight
2017年6月の段階で利用者数150万人を超えている、名刺管理アプリ「Eight(エイト)」。名刺交換したユーザーと交流もできるビジネスSNSの側面も持っています。
サービス内で擬似的に名刺交換し、つながることも可能。Facebookでいう友達申請のようなイメージです。
そして2017年6月には広報・マーケティング・採用などの情報を登録ユーザーに提供する「企業ページ」のリリースを発表。転職やキャリアアップにも使えるビジネスSNSとしての機能を強化しているようです。
関連記事: 「弱いつながり」が価値を生む。ビジネスSNSとして急成長するEightの挑戦
Wantedly
月間利用者数150万人、参加している企業ユーザー2万3千社を超えるWantedly(ウォンテッドリー)。企業からのダイレクトリクルーティングを受けられるのが、Wantedlyの大きな特徴のひとつです。
また企業訪問マッチングの「Wantedly Visit」、名刺管理アプリの「Wantedly People」、ビジネスチャットの「Wantedly Chat」などの周辺サービスも充実しています。
Workplace
https://www.facebook.com/workplace
Workplace(ワークプレイス)はFacebookが提供するビジネスSNSです。2016年春に一部企業向けに試験的にサービス提供していましたが、2017年5月8日、正式にサービスを開始しました。
利用ユーザー数は公表されていませんが、正式なサービス開始を前にすでに300社が導入しています。
これまでご紹介したビジネスSNSは、転職やキャリアアップが主目的でした。
しかしWorkplaceは、個人ではなく企業として登録し、社内SNSのように利用することが基本となります。
もちろん社外の取引先などとのグループを作成することもできるため、コラボレーションツールとしての利用も可能です。
4. 利用目的に応じて最適なビジネスSNSを
ビジネスSNSと一口に言っても、提供するサービスは運営会社によってさまざまです。
転職を目的としたものが中心ではありますが、海外に比べ人材の流動性が少ない日本では、それ以外の取引先とのコラボレーションツールや名刺管理、学習といった付随するサービスを充実させることで、ほかにはない利用メリットを打ち出しています。
転職を目指していない場合でも、プライベートな人間関係とは別にビジネス用のSNSを持っておくのは、情報収集やつながり維持のために有効です。
利用目的に応じたSNSを選択し、自身のキャリアアップにぜひ役立ててください。