2021年12月更新! 12のソーシャルメディア最新動向データまとめ
本記事ではユーザー数・年齢層・利用率などの役立つデータをまとめています。変化の早いソーシャルメディア業界。この記事では国内外分けて、各SNSプラットフォームが現在どれ位のユーザー数なのかを常にアップデートしていきます。FacebookやTwitter、LINE、Instagram、WhatsApp、Snapchatなどメッセンジャーアプリまで主要SNSを計12つをまとめています。
また、各媒体の仕様変更やニュースを確認したい方は本サイトの毎月のリリースや、年間のまとめ記事もございます。合わせてご覧ください。
※編集部注:
2021年12月27日:Facebookのユーザー数に関する情報を更新しました。
2021年10月20日:全体的にユーザー数に関する情報を更新しました。
2021年9月13日:LINE, Pinterest, Snapchatのユーザー数に関する情報を更新しました。
2021年7月5日:LINEのユーザー数に関する情報を更新しました。
2021年6月3日:Facebook, Twitter, LINE, Instagramのグラフを2021年版に更新しました。
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- ■目次
- LINE
- YouTube
- カカオトーク
- Snapchat
- TikTok
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国内主要SNSのMAU数の推移(年別)
まず国内の企業利用が特に活発である主要4SNSプラットフォームのMAU(MAA)推移を並べてみました。
各媒体の推移を横断して見た場合
メッセンジャー機能を主とするSNSのLINEが成長を年々続け単独1位をキープしています。また2位のTwitterは2017年以降はアカウント数に関する発表を行っていません。
特筆すべきはInstagramの急伸とFacebookのユーザー離れです。2019年内にInstagramはFacebookのMAU数を抜き、国内でどこまで拡大できるか注目が集まります。
参照:https://www.linebiz.com/jp/download/, https://about.fb.com/ja/news/, https://twitter.com/twitterjp/status/793649186935742465, https://twitter.com/TwitterJP/status/923671036758958080,https://www.nikkei.com/article/DGXMZO21819200T01C17A0000000/, https://markezine.jp/article/detail/25514, https://markezine.jp/article/detail/29836
各媒体の推移を個別で見た場合
次に前述の4SNSプラットフォームそれぞれのユーザー推移を見ていきます。
LINE
若年層のSNS利用状況
10代と20代の若年層では、SNSの利用率、利用時間ともにほかの年代よりも高くなっています。しかし、昨年度の調査と比べると利用者率が減少し、20代は1日あたりの利用時間も減っていました。
「SNS疲れ」という言葉があるように、若者の間ではSNS離れも起こっているようです。
https://www.soumu.go.jp/main_content/000644166.pdf
そんな若年層でもっともよく使われているSNSはLINEとTwitterです。利用率はLINEが96%、Twitterが80%と非常に高い状態を維持しています。次いでInstagramは、利用率で見ると3位で67%ですが、継続的に利用率を伸ばしています。一方でFacebookの利用率は減少の一途をたどっています。TikTokなどの新しいSNSが伸びてくるかも注目したいところです。
https://honote.macromill.com/report/20200107/
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【2018年最新版】若者が今使っているのはコレだ!若年層向けSNSまとめ12選
日本国内と世界で利用頻度の高いソーシャルメディアのMAU(MAA)まとめ
ここでは、現状公開されている国内外のMAU数をまとめました。それぞれの出典は後述する各プラットフォームの章で明記しています。
日本国内のMAU(MAA)数 | 世界のMAU数 | |
2,600万人 | 29億1,000万人 | |
4,500万アカウント | 3億3,300万人 | |
3,300万人(以上) | 10億人 | |
LINE | 8,900万人 | 1億8,800万人(*主要4ヵ国) |
YouTube | 6,500万人 | 20億人 |
TikTok | 950万 | 10億人 |
ソーシャルメディア
1.Facebook
国内
・国内月間アクティブユーザー数:2,800万人 ⇒ 2,600万人
(参照元と期間:2017年9月 から 2019年4月)
・月間アクティブ率:53.1% ⇒ 56.1%
(参照元と期間:2014年12月 から 2015年6月)
国内の利用者層
世界
・月間アクティブユーザー:23億7,500万人 ⇒ 29億1,000万人
・日間アクティブユーザー:15億6,200万人 ⇒ 19億3,000万人
(参照元と期間:2019年4月 から 2021年9月時点)
注目ポイント
世界を代表するSNSのひとつですが、国内ユーザーの成長には陰りが見えてきました。Instagramの急伸とは対照的に、Facebookのユーザー数は2019年に初めて減少を記録しました。
企業の活用の面では、2018年のアルゴリズム変更によってリンク誘導を狙ったコンテンツが届きづらくなりました。そのためオーガニック運用だけではなく、広告を使わないとリーチが事実上増やせない状況です。
また、実名制の特徴を生かしたターゲティング精度の高い広告出稿が大きな強みのFacebookですが、個人情報保護を目的とした広告規制の影響を受けています(主にApple社の製品でFacebookを利用する人が対象)。具体的には、Facebook以外のアプリやサービスをまたいだユーザー行動を活用するリターゲティング施策が難しくなっています。
2.Twitter
国内
・国内月間アクティブアカウント数:4,000万 ⇒ 4,500万
(参照元と期間:2016年9月 から 2017月10月)
・月間アクティブ率:60.5% ⇒ 70.2%
(参照元と期間:2014年12月 から 2015年6月)
国内の利用者層
世界
・世界全体ユーザー数(※):3億1,000万人 ⇒ 3億3,500万人
(参照元と期間:2016年6月 から 2018年9月)
※日本を含む
注目ポイント
ユーザー数の成長率こそ頭打ち感はありますが、10代・20代の若年層を中心にまだまだ支持されているSNSです。
4,500万MAAというユーザー(アカウント)数の多さも注目に値しますが、企業の活用面では、匿名性ゆえに個人の商品・サービスに対する本音の気持ちや日々感じたことがツイートに出やすく、ソーシャルリスニング等のマーケティング施策に生かしやすい点が挙げられます。
Twitterと言えば炎上の危険性も指摘されますが、近年では健全化に向けて荒らしやスパムツイートといった不適切な発言を繰り返すユーザーに対して規制を強めています。
3.LINE
国内
・月間アクティブユーザー数:8,900万人以上(参照元:2021年7-12月期 媒体資料:LINE Business Guide_202107-12 v1.9)
・日間アクティブ / 月間アクティブ 率:85%(参照元:2021年1-6月期 媒体資料:LINE Business Guide 2021年1月-6月期)
国内の利用者層
世界
・上位4ヵ国(※)月間アクティブユーザー数:1億8,800万人以上(参照元:Zホールディングス株式会社 決算説明会 2021年度 第1四半期)
※日本、台湾、タイ、インドネシアを指す
注目ポイント
LINEはアクティブ率の高さが驚異的なメッセージングアプリです。2019年にリニューアルし、今まで分かれていたLINE公式とLINE@が合併しました。
メッセージ配信(メルマガのようなイメージ)と、タイムライン投稿(Facebookのフィードのようなイメージ)の2種類があり、それぞれに広告枠が設けられています。SNSの機能を有するのは主に後者のタイムラインになります。
企業活用の場面では、LINE APIと呼ばれるメッセージ送信に関わるチャットbotにより、自社サイトの会員情報とLINEアカウントの情報を紐づけ、個々人の検討フェーズに適したメッセージを届けられます。他には、同社ならではの大規模な広告ネットワークを利用することができます。
4.Instagram
国内
・月間アクティブユーザー数:2,900万人 ⇒ 3,300万人
(参照元と期間:2018年11月 から 2019年3月時点)
・月間アクティブ率:76.7% ⇒ 84.7%
(参照元と期間:2014年12月 から 2015年6月)
国内の利用者層
世界
・月間アクティブユーザー数:8億人 ⇒ 10億人
(参照元と期間:2017年9月 から 2018年6月)
・日間アクティブユーザー数:3億人 ⇒ 5億人
(参照元と期間:2016年7月 から 2017年9月)
・日間アクティブユーザー数(ストーリーズ):4億人以上
(参照元と期間:2018年6月)
注目ポイント
日本は、最も急速にInstagramの利用者が伸びているマーケットのひとつです。日本における月間アクティブアカウント数は3300万アカウント(2019年3月時点)。
その後、公表しておりませんが2020年、2021年と広がり続けています。#インスタ公式セミナー pic.twitter.com/BkpgbpJhZ5
— Instagram マーケティング JP|#インスタ公式セミナー 一般公開中 (@FBBusinessJP) September 16, 2021
国内で最も勢いよく成長しているのは、何と言ってもこのInstagramです。2019年には親サービスであるFacebookのMAU数を超え、3,300万人を記録しました。また公式イベントでは非公開情報として、MAU数がそれ以上に伸長していることが明かされていました。
日本で普及し始めた2016年頃は「インスタ映え」「キラキラ女子」といった写真映えする画像を求められる風潮がありましたが、今や男女差も減り30代のユーザーも増えてきており、老若男女に使われ始めたことで、雑多で「綺麗すぎない」投稿が増えてきました。
企業の活用で言えば、シェア機能がほとんどないため拡散性は弱いものの、幅広い世代に情報収集ツールとして使われており、「後で見返したい!」「友達にこれを教えたい!」といった独自性の高いコンテンツを供給できるかが鍵となります。
また、公開期間が限られるInstagramストーリーズやライブ機能の普及、縦型でテンポの良い視聴体験が特徴の短尺動画リール(Reels)の導入など、近年のアップデートを上手く取り入れると好ましいでしょう。
5.Pinterest
国内
月間アクティブ率:44.7% ⇒ 60.2%
(参照元と期間:2014年12月 から 2015年6月)
国内の利用者層
世界
月間アクティブユーザー数:3億人 ⇒ 4億7,800万人
(参照元と期間:2019年8月 から 2021年4月時点 ※日本国内ユーザー含む)
注目ポイント
・インターネットユーザーの28%がPinterestを利用
・ユーザーの男女比:女性8割:男性2割
・全アクティビティの94%は女性
6. YouTube
国内
月間アクティブユーザー数(※18~64歳):6,500万人以上
(参照元と期間:2020年12月)
世界
月間アクティブユーザー数:20億人
(参照元と期間:2020年3月確認時点)
7.LinkedIn
国内
国内登録者数:200万人
国内の利用者層
世界
登録ユーザー数:6億4,500万人 ⇒ 7億3,800万人
(参照元と期間:2020年3月確認時点 から 2021年4月確認時点)
月間アクティブユーザー数:1億600万人
(参照元と期間:2016年8月 から 2018年1月)
企業のSNS活用に関するデータ
総務省は令和元年5月、「平成30年通信利用動向調査」の結果を発表しました。これは、世帯や企業における情報通信サービスの利用状況についてまとめたものです。
本項ではこの調査データを見ながら、企業のSNS活用について解説します。文中に記載のデータ数値やグラフは、同調査結果より引用しました。
出典:https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/data/190531_1.pdf
企業の活用実態
インターネットを利用している企業のうち、SNSを活用している企業の割合は36.7%で、前年と比べると約8%上昇しました。
業種別では「不動産業」が 58.7%と最も高く、次に「金融・保険業」、「卸売・小売
業」と続きます。これらの企業では前年度比で10%以上も高くなっていました。
企業の利用目的
SNSを活用する目的・用途別に見ると「商品や催し物の紹介、宣伝」が68.7%と最も高く、次に「定期的な情報の提供」となっています。多くの企業で、商品の紹介や情報の提供にSNSが使われていることが分かります。
特徴的なのは、ほぼすべての目的・用途において前年度と比べて割合が減少していたのに対し、「会社案内、人材募集」では5%の上昇を見せていました。コーポレート・ブランディングや採用活動目的でのSNS活用が盛んになっているようです。
メッセージアプリ・その他ソーシャルメディア
8. WhatApp
月間アクティブユーザー数:15億人 ⇒ 20億人
(参照元と期間:2017年12月 から 2021年10月確認時点)
9.WeChat
月間アクティブユーザー数:9億6,300万人 ⇒ 12億4,100万人
(参照元と期間:2017年8月 から 2021年6月)
中国のソーシャルメディア企業Tencentが配信する、中国国内で特に人気のメッセージアプリ。
10.カカオトーク
月間アクティブユーザー数:5,130万人 ⇒ 5,380万人
(参照元と期間:2019年11月 から 2021年6月)
韓国企業カカオ社が配信するメッセージアプリ。
11.Snapchat
月間アクティブユーザー数:2億人 ⇒ 3億6,000人
(参照元と期間:2015年7月 から 2021年8月確認時点)
日間アクティブユーザー数:1億8,800万人 ⇒ 2億1,000万人
(参照元と期間: 2018年8月 から 2019年10月)
国内の利用者層
12.TikTok
国内月間アクティブユーザー数:950万人
(参照元と期間:2019年2月)
海外月間アクティブユーザー数:5億人 ⇒ 10億人
(参照元と期間:2018年7月 から 2021年9月)
中国企業のByteDanceが運営する動画アプリで、日本でも若年層を中心に人気を拡大しています。
最後に、データを活用する上での注意点
ご覧いただきありがとうございました。
今回まとめた情報はあくまで媒体を使う総数を比べているだけに過ぎません。こうしたデモグラフィックは媒体選びの指標としては参考になりますが、プロモーションを考える上でユーザーのサイコグラフィック(どういった気持ち、場面で利用されるのか)も加味しないと、的外れな訴求になりかねません。
例えば人材派遣会社が10代向けキャリア開発のセミナーを宣伝する際、ユーザー層としてはTwitterが合致して優れているように思われるものの、成果としてはFacebookの方が良かった。同じクリエイティブ、配信時間であってもこうした事象は起こり得ます。
ターゲティング精度の違いも理由にあがりますが、リラックスタイムにスマホ視聴されることの多いTwitterで、真面目で堅い印象の上記セミナーは申し込みやすいか? こうしたユーザーの態度も検討すべきです。以上、「【最新版】2021年10月更新。12のソーシャルメディア最新動向データまとめ」でした!
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この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部 |
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2021.12.27