TikTokインサイト徹底解説!インサイトを見るための手順や分析方法とは?

2024/03/04

「TikTokインサイト」は2021年のアップグレードによって一般アカウントでも無料で見ることができるようになったツールで、人気投稿や各投稿へのエンゲージメント・インプレッション、フォロワーの属性などのデータが公式に提供されています。 本記事では、TikTokインサイトの概要や使い方を解説します。

 


 

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■目次

  1. TikTokのインサイトとは?
  2. TikTokインサイトで見られるデータ
  3. TikTokのインサイトの見方、使い方
  4. TikTokインサイトを使って、アカウントを改善する方法
  5. まとめ

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1. TikTokのインサイトとは?

Instagramのインサイトは、投稿した動画の再生回数、フォロワーの増減、プロフィールの表示回数などを分析できます。 インサイトを分析することで、エンゲージメントを高める方法が見えてきます。 TikTokのインサイトを活用するにあたり、注意点がありますので押さえておきましょう。

注意①  アプリ版でのデータのダウンロードはできず、閲覧期間も限られている

インサイトを分析する際は、アプリ版よりもブラウザ版での利用がおすすめです。アプリ版では閲覧しかできませんが、ブラウザ版でならインサイトのデータをXLSX形式やCSVでダウンロードできるため、スプレッドシートなどに分析結果を簡単にまとめることができます。

TikTokインサイトのデータは60日前まで遡れますが、それより前のデータは消えてしまいます。分析を長期的に行う場合は、Excelやスプレッドシートなどにまとめて取っておくことが大切です。

注意② インサイトの利用には全体公開の動画が必要

インサイトのON/OFF設定は、全体公開の動画が1本以上ある場合のみ設定することができます。

限定公開の動画しかアップロードしていない場合はインサイトの利用ができませんので注意してください。

2. TikTokインサイトで見られるデータ

TikTokインサイトでは主に「動画の再生回数」「フォロワーの増減」「プロフィールの表示回数」が分かります。

① 動画の再生回数

動画の再生回数は単に何回表示されたかではなく、曜日別、時間帯別に分かれた再生回数を確認することができます。

②フォロワーの増減

フォロワーの増減は折れ線グラフで確認することができるため、大きく変動したタイミングをつかみやすくなっています。また現在のフォロワーの男女比や地域などを確認することも可能です。

③ プロフィールの表示回数

動画を視聴したユーザーがプロフィールを閲覧した回数を確認することもできます。 プロフィールの表示回数が多ければ、それだけ多くのユーザーから興味を持たれていることを意味します。

3. TikTokのインサイトの見方、使い方

TikTokインサイトの概要や閲覧できるデータをここまででお伝えしました。次は具体的な設定の仕方を紹介します。

TikTokインサイトの見方

手順1:プロフィールの右上にあるハンバーガーメニュー(①)を開き、「クリエイターツール」(②)をタップします。

手順2:「一般」の中にある「インサイト」(③)をタップし、公開動画が1本以上投稿されているという条件を満たしていることを確認してから「オンにする」をタップします。

TikTokインサイトに表示される数値

TikTokインサイトの主な指標は、以下のタブを切り替えて見ることができます。

  • 概要
  • コンテンツ
  • フォロワー数
  • LIVE

「概要」タブでは動画の視聴回数、プロフィール表示回数、いいね・コメント数、ユニーク視聴者数、シェアされた数、さらに再生された日や時間帯が分かります。

「コンテンツ」タブでは、各動画の日付・時間帯別の再生回数や人気の動画が分かります。ここを見て、試聴数が伸びた原因やどの投稿時間が良いのかを分析することができるでしょう。

「フォロワー数」のタブではフォロワーの増減、性別の比率、年齢層、国や地域などが表示されます。どのタイミングでフォロワーが増えたのか、または離れたのかを分析して今後の動画内容を検討しましょう。

「LIVE」タブではLIVE配信を行った場合のデータが見られます。例えば、最大同時視聴者数やLIVE配信によって獲得した新規フォロワー数などです。

 

TikTokのアルゴリズムを理解しよう

インサイトを分析する前に、TikTokのアルゴリズムについて理解しておきましょう。 TikTokは独自のアルゴリズムで評価した動画を、おすすめとして表示します。ユーザーの反応が得られると、評価が高くなりより多くのユーザーに拡散されていきます。 その指標は以下の通りです。

  • 視聴完了率
  • 視聴時間
  • いいね、コメント、シェアの数
  • 複数回再生数
  • 同アカウントの動画の視聴数

つまり、最後まで見てもらうことができ、ユーザーからの反応を得られ、複数回見てもらえるような動画を作る必要があるのです。 とはいえ最初から完璧な動画を作ることは難しいため、インサイトを分析しながら継続的に改善していくことが重要です。

4. TikTokインサイトを使って、アカウントを改善する方法

アカウントに関する基本的な数値を見ることができるTikTokのインサイトですが、ただ数字を確認するだけではなく、分析を改善へと繋げることが大切です。ここでは、インサイトの数値を活用しながらアカウントの運用を改善していくために必要な考え方などを解説します。

1. 細かな数字を確認する前に、アカウント運用の目的を明確化しKPIを定める

企業としてTikTokのアカウントを開設するのであれば、かならず何らかの目的を持っているはずです。

インサイトで具体的な数値を見るのは重要ですが、その前にその目的をKPIにブレイクダウンし、適切な目標として設定するのが重要です。

以下の記事では、SNSアカウントのマーケティングにおける位置づけと目的からKPIを定める方法をご紹介しています。アカウント運用の目的はあるけれどKPI設定に迷っているという方は、ぜひ参考にしてください。

ソーシャルメディアマーケティングにおけるトリプルメディアの考え方とKPI設定【ソーシャルメディア活用の教科書・中編】

具体的なKPIの数値を決めるにあたっては、以下の記事が参考になります。

達成可能かつ妥当なKPIを設定するためのいくつかのKPI考案方法を紹介しています。

【自社に合った数字の出し方】企業のSNS活用におけるKPIの立て方【書き起こし】

2. KPIに照らし合わせて現状を把握し、仮説を立てて施策を実行する

KPIを定められたら、アカウントの現状をインサイトで把握します。目的によっていくつかの重要指標とそれに関連するサブ指標が定まっていると思いますので、それらの数値を確認しましょう。

ここで現状と目標の乖離状況が分かるので、目標に到達するための①仮説立て&施策考案と、②施策の効果の確認、にインサイトを活用していきます。

以下で、より具体的なプロセスのイメージをご紹介します。

インサイトを活用しながらアカウントを改善していくプロセスイメージ

目的:ブランディング

KPI:リーチをメインに、エンゲージメント数/率をサブ指標として設定

①アカウント全体と投稿形式ごとのリーチを確認し、目標との差異を把握

②過去のリーチが高かった投稿の傾向を、インサイトを見ながら分析し、自アカウントのリーチが伸びやすい投稿の傾向はどのようなものか、投稿形式、投稿内容などについて仮説を立てる

③仮説をベースに投稿を作成、実際に投稿してみる

④インサイトで投稿への反応を見る。全体としてリーチが上昇傾向にあれば投稿の方針として定めながら、エンゲージメントの発生度合いも確認する

②~③を繰り返しつつ、一定期間でKPIを見直し再設定することで、理想的なアカウント運営に近づけていきましょう。

5. まとめ

以上、TikTokインサイトの設定方法や活用方法をご紹介しました。

近年ますます、多くの企業がTikTokを活用しています。競合も増えていく中で効果的にTikTokを運用していくには、まずは運用目的を明確にし、KPIを設定することが欠かせません。インサイトを利用すれば指標ごとに細かく数値を見ることができるので、それらを分析することで、より高いエンゲージメントを得る投稿へと改善していけるでしょう。

データをもとに、さまざまな投稿テストにチャレンジしてみてください。 ガイアックスでは、TikTokの運用代行も行っています。ご興味がある方は、ぜひ一度ご相談ください。

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