【調査】ファン数1万人で17.1%!ファン数別に見るFacebook投稿の平均リーチ率のデータを公開

2013/01/15

Facebookの平均リーチ率

2012年9月以降、皆さんが運営するFacebookページでもリーチ率が低下していると思います。米Group M Nexの調査によると平均38%のリーチの低下につながったとされています。(25ブランドのFacebookページ平均)

▼2012年9月以降のエッジランク低下後のリーチ数の変化

2012年9月20日前後のリーチ率調査

※画像出典:AdAge

上記のデータは、丸っと平均を取った数字です。それではファン数の規模別にはどういった変化があったのでしょうか?

今回の記事では、エッジランクのアルゴリズム変更前後の期間の、『ファン数の規模別で見る、Facebookページのウォール投稿のリーチ率』をご紹介します。

■目次

1.平均リーチ率調査@2012年7月1日~9月30日

2.平均リーチ率調査@2012年5月16日~6月16日

3.2つのデータの違い

※留意点※

2012年7月1日~9月30日のデータは、エッジランクのアルゴリズム変更前のデータも含まれるため、2013年1月現在の平均リーチ率よりも若干高めの数字になっていると考えられます。

1.平均リーチ率の調査@2012年7月1日~9月30日

まず、socialbakersがまとめたデータをご紹介します。

平均リーチ率

ファン数の規模別、平均リーチ率(オーガニックリーチ+バイラルリーチ)

こちらのデータを見ると、以下のような事が分かります。

  • (1)ファン数が増えるとリーチ率が下がる。
  • (2)1000人、5000人、2万5000人で壁がある。
  • (3)平均は平均。もっと上は目指せる。

(1)ファン数が増えるとリーチ率

既にご存知の方も多いですが、Facebookページはファン数が増えれば増えるほど、ファン度にムラが出てきて、リーチ率が低下する傾向があります。

▼上記画像のテキスト版(コピペしたい方はこちらを!)

・1~999人     :33.2%

・1,000~4,999人  :24.9%

・5,000~9,999人  :16.7%

・10,000~24,999人 :17.1%

・25,000~49,999人 :11.1%

・50,000~99,999人 :10.8%

・100,000~999,999人:8.2%

・1,000,000~    :5.6%

(2)1000人、5000人、2万5000人で壁がある。

上記のグラフを見て頂くと、1000人、5000人、2万5000人の段階で平均リーチ率が一気に下る壁がある事が分かります。

エッジランクのアルゴリズムで、この3つのポイントでエッジランクを厳しく見るようにしているかどうかは分かりませんが、データとしてこういった傾向が出ているので注意すると良いでしょう。

(3)平均は平均。もっと上は目指せる。

今回発表されているデータはあくまで平均です。この数字しか目指せないという事ではありません。

例えば、ガイアックスでもFacebookページの運用代行サービスでクライアント企業の運用を沢山支援していますが、そこでは1万人を超えるFacebookページでも、1投稿で50%以上のリーチ率を出せている例もあります。

ですので、『この数字しか目指せない』のではなく、『もっと上を目指す』ための参考数値としてご覧下さい。

2.平均リーチ率調査@2012年5月16日~6月16日

もう1つ、ファン数の規模別の平均リーチ率のデータをご紹介します。こちらはEdgeRank Checkerの調査結果です。(日本語訳の記事はこちら)

エッジランク変更以前の平均リーチ率

ファン数の規模別、平均リーチ率(オーガニックリーチだけ)

こちらのデータを見るとファン数が増える毎にリーチ率は減るというのは同じですが、ファン数規模によるリーチ率の壁は、『1000人、5000人、10万人、500万人、2500万人』にあります。

▼上記画像のテキスト版(コピペしたい方はこちらを!)

・1~999人        :50%強

・1,000~4,999人     :30%

・5,000~9,999人     :20%強

・10,000~99,999人    :20%強

・100,000~499,999人   :15%強

・500,000~999,999人   :10%強

・1,000,000~4,999,999人 :10%

・5,000,000~14,999,999人 :約8%

・15,000,000~24,999,999人:約5%

・25,000,000人~     :約2%

3.2つのデータの違い

今回、平均リーチ率に関する2つのデータを紹介しました。

この2つを見て頂くと、ファン数の規模別に見ても、全体的にリーチ率が低下しているのが分かります。

また、お気付きの方もいるかと思いますが、1つ目のsocialbakersのデータは『オーガニックリーチとバイラルリーチの合計』、2つ目のEdgeRank Checkerのデータは『オーガニックリーチのみ』の数字です。

ですので、オーガニックリーチだけで見るともっと差が開いていると考えられます。


以上『【調査】ファン数1万人で17.1%!ファン数別に見るFacebook投稿のリーチ率のデータを公開』でした。

皆さんが運営するFacebookページのリーチ率は、平均を超えられていますでしょうか?

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この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部

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