Pinterestとは?企業の活用法完全解説!使い方の基本や企業活用事例まとめ

2024/03/04

みなさんはPinterestを使っているでしょうか。

「Pinterest」は画像を軸に情報を探せるSNSです。InstagramやX(Twitter)と比べると、日本ではあまり知名度が高くないと感じるかもしれません。しかし国内・海外ともにユーザー数は伸びており、意外に企業での活用に適している面があります。

今回の記事では、「Pinterestとは何か」「Pinterestでは何ができるのか」を解説します。

※本記事の内容の一部は、Pinterest Japan社への取材をもとに記載しています。


 

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※編集部注
2024年2月6日:最新情報をもとに一部加筆修正しました。
2023年4月7日:最新情報をもとに一部加筆修正しました。
2021年4月7日:最新情報をもとに一部加筆修正しました。
2018年8月27日:最新情報をもとに一部加筆修正しました。
2017年4月6日:最新情報をもとに一部加筆修正しました。

    ■目次

  1. Pinterestとは?
  2. Pinterestの登録方法
  3. Pinterestの基本機能
  4. Pinterestの便利機能
  5. Pinterest内でのアイデアの探し方
  6. Pinterestの企業活用において重要な機能
  7. Pinterestの活用事例
  8. まとめ

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1. Pinterestとは?

Pinterestとは、Webサイト、あるいはPinterest上にある画像を自分のボードに集めることができる画像収集サービスです。

Pinterest公式の解説では「ビジュアルディスカバリーエンジン」と定義しており、ビジュアル(=画像)をベースに、ファッションやインテリア、旅行といったさまざまな領域の情報を集め、保存および整理できるツールとなっています。

世界の月間アクティブユーザー数は2023年4月時点で、4億6,300万人です。

Pinterestは「未来の自分のため」に使うツール

FacebookやInstagramなどの一般的なSNSでは、例えば昨日の出来事などの過去に起こったことに関する内容をアップして、友だちとコミュニケーションを取ったり、情報を発信したりすることが多いかと思います。X(Twitter)では、「今何をしているのか」という内容のポストも多く、いずれにしても過去や今の話が中心になるものです。

反面Pinterestは、「未来の自分のために使うサービス」というイメージです。

例えば旅行を計画する際に、行先を調べるためにPinterestを見たり、お出かけのためのコーディネートを調べたり、DIYのために参考になりそうな写真を探したり…といった、あくまでも未来の自分の行動のために情報を集めるサービス。ユーザーの利用している感覚としても、「SNS」というよりも普通の「検索」に近いでしょう

実際の使い方も、自分で撮った写真をアップするよりも、Web上の写真やほかの人がピンした写真を集めることが中心です。画像をクリックすると、画像元のサイトにリンクするように設計されているので、まさにブックマークとしての使い方です。

実際に「行動」を促すPinterest

Pinterestを利用するユーザーの行動は、主に3つのステップに分けて分析できます。

特にPinterestでは、この「Do(行動)」へのつながりがほかのサービスと比べて高いのが特徴的です。

Doというのはつまり、商品の購入やアクションの実行を指します。Pinterest社によると、ユーザーはそもそも情報を求めてPinterestを利用するケースが多く、購買意欲(行動に至る意欲)が高く、結果的にコンバージョンと呼べるようなアクションにつながる確率も高くなるそうです。

なぜPinterestが企業活用に向いているのか?

Facebook、X(Twitter)、Instagramと比較すると、活用する企業が少ない印象のPinterest。しかし実際には成功事例も多く、活用しがいがあるサービスです。

前述の通り、実際の行動につながりやすい特徴があるので、Pinterest上で見つけてもらえれば、購買行動に結びつく可能性が高いでしょう。

ラボとしては、ソーシャルメディアの分類の中で、Pinterestを「CNS(Contents Networking Service:コンテンツ・ネットワーキング・サービス)」と独自に分類しています。

CNSとは、例えばFacebookのようなリアルなつながりをベースにした「人でつながる」SNSとは異なり、好みや趣味趣向をベースにつながっていくものを指します。人間関係上のつながりとは関係なく、興味やコンテンツの内容・質を求めてフォローなどが発生するサービスです。

この特徴ゆえに、Pinterestは人のリアルな興味関心が集まりやすいといえます。ターゲットに刺さるような質の高い商品・サービスを提供している企業であれば、Pinterestで認知~購買を実現できる可能性が大いにあるでしょう。

詳しくはこちらの関連記事をご覧ください。

関連記事:
5分でわかるソーシャルメディアマーケティング

2. Pinterestの登録方法

まずはPinterestを使うためのユーザー登録の方法を解説します。

Pinterestの登録方法

手順1:Pinterestのサービスサイトにアクセスします。

https://jp.pinterest.com/

手順2:企業が登録する場合には、「ビジネスアカウントとして無料登録する」をクリックします。

手順3:続いてメールアドレスで登録する場合は、メールアドレスとパスワード、年齢を入力し「アカウントを作成する」をクリックします。

手順4:業種やサービス名、ウェブサイトの有無(ある場合はURLも)や国/地域などの基本情報を入力します。

手順5:さらに主な商材とPinterestの使用目的、広告掲載の予定などを設定していきます。

手順6:以上で、アカウントの登録は完了です。企業アカウントとして使用する場合は、「プロフィールを作成する」を選択して「次へ」クリックし、公開プロフィールを作成するとよいでしょう。

3. Pinterestの基本機能

Pinterestの基本画面

Pinterestを開くとホーム画面が表示されます。

https://www.pinterest.jp/homefeed/

▼PC画面

▼アプリ画面

ここに表示される画像は、自分がフォローしているユーザーやボードの画像、あらかじめ登録した自分のインタレスト(興味)と関連性の高い画像、過去に検索したワードと関連している画像などが含まれます。

各画像を開くと、次のような画面に推移します。画像を保存できる画面です。

▼PC画面

▼アプリ画面

全体的にスマートフォンに最適化された設計になっており、操作も非常にシンプルです。実際に使ってみると、関連した情報にもアクセスしやすく、使い心地のよさがわかるでしょう。モバイルからの利用が増加するユーザー状況に合わせて、UIを進化させています。

使い方①「ピン(Pin)」

Pinterestのもっとも基本的な機能に、ピン(Pin)リピン(Repin)があります。

ピンとは、Pinterest外のWeb上にある画像をお気に入り登録して自分のボードに収集することを指します。

Webサイトに専用のプラグインを導入すると、訪問者が簡単に画像をピンできるようにサイト上の画像に「保存」ボタンを実装することができます。またブラウザの拡張機能を使えば、Pinterestボタンがないサイトの画像もピンできるようになります。

▼画像にマウスオーバーすると赤の保存マークが表示されます。これがプラグインの機能です。

https://gaiax-socialmedialab.jp/post-30833/

使い方②「ピンを保存する、リピン(Repin)」

リピンは、ほかのユーザーがピンしてPinterest上に保存した画像をピンすることを意味します。

ピンするボードを選択し「保存」することで、リピンが完了します。

ピン・リピンについては、以下の記事でより詳細に解説しています。

関連記事:
お気に入りをブックマークする「Pinterest(ピンタレスト)」。基本操作の「ピン」「リピン」とは

「画像の保存」ではなく「サイトの保存」に近い

画像をピン・リピンすると、自動的に画像の引用元のURLが紐づくので、感覚的には「画像を保存している」というよりは、「Webサイト・ページを保存している」ものに近いでしょう。まさにブックマークとしての使い方になりますね。

 使い方③「アイデアピン」

アイデアピンとは、複数の画像・動画を一つのピンとして投稿できる機能です。

最大10件の素材を追加できるので、手順解説や工程説明、商品のラインナップなどに使うのに最適です。アイデアピンのアスペクト比は 9:16で、このサイズであればきれいに表示できますが、それ以外のサイズであっても投稿することはできます。

アイデアピンの作成はスマートフォンアプリから行うのが簡単です。PCから行う場合は画面左上のPinterestマークをクリックし、表示されたメニューから「ビジネスハブ」を選び、表示された画面から投稿できます。

使い方④「ボードの作成」

ピンや、リピンしたものは、ボードを使ってまとめると見やすくなります。

お気に入りボードを作ってとしてどんどん同じボードにまとめたり、興味のあるジャンルごとにボードを作って、分類しながら情報をストックしたりできます。ボードの編集は後からでも可能です。

結婚式やリフォームのように目的がある場合、対象ごとにボードを作って、気になる情報を保存していくと、ボードを見せるだけでほかの人とイメージの共有ができます。ボードをほかのユーザーと共有もできます。

https://pinterestjapanblog.com/pinterest-beginners-guide-2020/#%E5%A5%BD%E3%81%8D%E3%82%92%E9%9B%86%E3%82%81%E3%82%8B%EF%BC%81%E3%83%94%E3%83%B3%E3%81%AE%E4%BF%9D%E5%AD%98%E3%83%BB%E6%95%B4%E7%90%86%E6%96%B9%E6%B3%95

使い方⑤「サブボードの作成」

さらにボードさらに細分化して分類したいときは、サブボードが便利です。例えば、レシピのボードをメインで使う素材で分類したり、アートのボードを作家の国ごとに分類したりできます。

https://pinterestjapanblog.com/pinterest-beginners-guide-2020/#%E5%A5%BD%E3%81%8D%E3%82%92%E9%9B%86%E3%82%81%E3%82%8B%EF%BC%81%E3%83%94%E3%83%B3%E3%81%AE%E4%BF%9D%E5%AD%98%E3%83%BB%E6%95%B4%E7%90%86%E6%96%B9%E6%B3%95

4. Pinterestの便利機能

便利機能①「画像検索機能」

画像の一部をフォーカスした検索ができる

ズームイン検索はPinterest内で使える検索機能で、表示している画像の中から範囲を選択するだけで、似ている画像を自動的に集めてくれます。例えば、以下のように気になった椅子や食器のインテリア写真でユーザーが「ズームイン検索」を使うと、似た形や似た色、素材から商品を検索・比較してくれます。

関連記事:
Pinterestに新機能…ズームイン検索で関連画像に簡単アクセス、EC運営担当必見

キーワード検索のアルゴリズムにも特徴が

Pinterest上でキーワードを入力して、画像を検索することもできます。

Pinterestの検索でおもしろいのは、検索窓に入力した文言が含まれていないにもかかわらず関連性の強い画像も上位に表示されるという点です。

例えば「東京」というキーワードをPinterest上で検索にかけると、画像のタイトルやディスクリプションに「東京」という文言が含まれていない画像もたくさん表示されます。

これは、リピン先のユーザーのボードに入っているキーワードも検索対象となっているため起こる現象だそうです。例えば「東京」の例だと、「東京」という言葉を含むボードにたくさんリピンされている画像が表示されやすくなる、という仕組みです。

もちろんそれだけではなく検索のアルゴリズムは非常に複雑ですが、そういった形で画像のキーワードがユーザー主導で成形されていくので、非常に関連性の精度が高い画像が表示されやすくなっています。

日本で使われ始めた当初は英語メインでしたが、今は言語設定をすれば日本語の検索結果が優先的に表示されるようになっており、利便性も向上しています。

関連記事:
【Pinterest】検索結果をローカライズ、サジェスチョン機能も日本語に対応

便利機能②「もっとアイデアを見る」

Pinterest上で画像を開くと、ページ下部に似ているピンが表示されます。

ここに表示される画像は、例えば同じ画像をピンした人が保存している別の画像や、似たような名前のボードに保存されている画像などさまざまで、なかなかうまく関連する画像が表示されるようにできています。

自分自身の「発見」にもつながる

この「もっとアイデアを見る」からPinterestにハマっていく人も多いでしょう。

例えば服のコーデにしても、なんとなく良いなと思ってピンした画像の似ているピンからどんどん自分の好きなモノを見つけていくことができ、結果的に「自分はこういうのが好きだったんだ」という自分自身の発見にもつながっていくのです。

風景画像でも特に深く考えず好きな画像を集めていると、じつは特定の地方の画像に偏っているのがわかってきて、次第に自分が好きなのはこの辺りの国なので今度行ってみたいな、といったことが見えてくる仕組みです。

5. Pinterest内でのアイデアの探し方

すべてタブ

ホームフィードのすべてタブはPinterestのスマートフォンアプリを開いたときに表示される画面です。自動学習がユーザーの使用傾向をとらえて、好みに合ったピンを表示しています。つまりPinterestを使い込むほどに、好みのピンがホームタブに表示される仕組みです。

ボードタブ

ホームフィードのボードタブでは、すでに作成したボード名がタブで表示されます。またボードを開くと、そこにピンしてある投稿をもとにおすすめの投稿が表示されるようになります。

検索バー

検索バーを使うと、検索ワードで自由にピンを探せるだけでなく、検索バー画面ではクリエイターやおすすめのアイデア、人気のピンなど、Pinterestのおすすめのトピックからアイデアを探せます。

スマートフォンアプリでは、検索バーでカメラマークをタップすると、手元にある画像に関するピンの検索もできます。

6. Pinterestの企業活用において重要な機能

ここまで、Pinterestの概要から基本機能などを解説してきました。以降では、企業がPinterestを活用するにあたって理解しておきたい重要な機能を解説します。

保存先のボードを使い分ける

画像をピン・リピンしたら自身のボードに保存されていきますが、保存するボードに「お気に入り」「ワークスペース」「DIY」などの名前を付けることができます。

この画像の保存先のボードの名前というキーワードはこの先にも出てきますが、Pinterestのユニークさを生み出すのに欠かせない要素の一つです。

「保存先のボード」から消費者の「意向」が読み取れる

画像がほかのユーザーにリピンされると、画像の持ち主には誰のどういった名前のボードにリピンされたかの通知が届きます。

例えば同じ洋服の画像一枚をとっても、「お気に入り」という名前のボードに保存されているケースもあれば、「春服」や「プレゼント用」など保存先のボードの名前はさまざまで、各ユーザーが何のために画像を保存したかが見えてきます。

企業目線で考えると、ユーザーがそれぞれその画像・情報を何のために使うのかが見えてくるので、Pinterestの「保存」は「意向」も意味するということにもなり、かなり精度の高いフォロワー分析にもつながります。こういった企業目線のPinterestの使い方は、第二弾で詳しく解説させていただきます。

関連記事:
【保存版】Pinterestの企業活用30選 〜いかに”ブックマーク”するのか〜

「ボードだけ」をフォロー

Pinterestではユーザーをフォローすることができますが、ユーザーの特定のボードだけをフォローすることもできます。

興味のあることのみで人と繋がれる設計

例えばとある男性Aが集めている動物の画像が好きで、女性Bはその画像をたくさん見たいと思って男性Aをフォローしたとします。

そうすると、動物の画像以外にも、例えば男性Aが集めている車の画像が女性Bにも表示されるようになり、車にそこまで興味のない女性Bにとってはあまり必要のない画像も流れてきてしまいます。

そういった状況にならないように、Pinterestではボードだけをフォローすることができます。

対象のアカウントの「保存済み」の中からフォローしたいボードを開き、右上部にある3点リーダーをタップ、「フォロー」を選択で完了です。

Pinterestでは、ユーザー同士のコミュニケーションも起こりますが、どちらかというと商品に関する内容が多く、とにかくユーザーの「興味」をメインに据えた設計が徹底されています。

ブランド別ボードや商品カテゴリー別ボードなどの運用ができる

ボードのみをフォローできる機能を想定してボードの構成を設計することは、企業の運用面でも効果的です。同じターゲットでもニーズが異なるケースがあり、細かくボードを分けることで、ユーザーがほしい情報を絞って提供できるからです。

それはユーザーにとって利便性の向上につながり、さらには企業への共感、最終的には購買につながりやすくなるでしょう。

Pinコード

Pin コードとは、Pinterest独自のQRコードのようなもので、Pinterestアプリでスキャンすると、特定のプロフィールもしくはボードにたどり着くことができます。

PCでもスマートフォンでも、プロフィール画面でアイコンをタップすると表示することが可能です。

例えばファッションブランドの店内に設置されたPinコードをスキャンすると新作コレクションのテーマや、製品に沿ったボードにユーザーを誘導し、その世界観やコンセプトをビジュアルで訴えることができます。企業にとってはブランディングやビジネスチャンスのきっかけとして利用することも可能です。

EC関連機能

Pinterestには企業向け、特にオンラインで商品を販売するEC事業者に有益な機能があります。具体的には、以下のような機能です。

    • プロフィールに表示できる「ショップ」タブ
    • 大量に商品情報をPinterestに紐付けられる「カタログ」
    • ピンに商品リンクをタグ付けできる「プロダクトピン」
    • 自動で最適化される広告
    • 分析ツール
    • Shopifyなどサードパーティとの連携でPinterestへの商品掲載が簡単に

 

すでにShopifyまたはWooCommerceで販売している商品がある場合、アカウントの連携をするとPinterestに商品を掲載できるようになります。このほかにも売上アップに加えてユーザーがショッピングを楽しめる「体験」を企業が作り出せるように設計されています。

7. Pinterestの活用事例

Pinterestの魅力を紹介するとともに、人気ピナーたちがどのような点に着目してPinterestを使っているのか紹介をしています。

例えば、「プロフィール写真と自己紹介、自分のブログ等を貼る」という基本的な部分から、「縦長の写真を入れるべき」「一押しのボードは左上に置く」といった細かなノウハウまで、人気ユーザーになるための情報が載っています。

参考記事:
人気ピナーたちから学ぶ、Pinterestの”おシャン”な活用方法〜Pinterestイベントレポート〜

企業の活用事例

まだまだ日本では、ユーザー数も発展途上ではあるPinterest。すでに公式アカウントを開設している日本企業の事例と、Pinterestが普及しているアメリカの企業事例を紹介します。

Pinterestは情報を発信するSNSではなく、未来に行動するために準備するブックマークツールもしくは検索サービスという位置づけのため、「共有」するSNSであるFacebookやX(Twitter)などとは運用の仕方が異なります。フォロワーが少なくても「共有ボード」をうまく活用することで広く多くのユーザーの目に触れることができます。

 

Louis Vuitton Officialの公式Pinterestアカウント

https://www.pinterest.jp/LouisVuitton/

ルイ・ヴィトンの公式アカウントでは、ファッションショーごとや商品ごとにボードを使ってアイテムを紹介しています。このアカウントはPinterestの認定ショップになっており「商品価格と在庫の有無に関する正確な情報を表示している」「質の高いウェブサイトと商品ページを備えている」などの審査項目をクリアしたアカウントだと分かります。

 

山崎実業株式会社の公式Pinterestアカウント

https://www.pinterest.jp/yamajitsu/

インテリアや生活雑貨などを取り扱う山崎実業株式会社公式アカウントは、自社商品の紹介をピンしています。ボードが商品の種類や活用場所などでまとめられており、気になるものをピンポイントで見つけることができます。

 

コンフォート建築設計工房株式会社の公式Pinterestアカウント

https://www.pinterest.jp/comfortarchi/

デザイン住宅などの設計をしているコンフォート建築設計工房株式会社の公式アカウントでは、手掛けた建物ごとボードでまとめられています。全体の雰囲気が伝わってくるためどんな家に完成したのかがイメージしやすくなっています。

 

株式会社清和の公式Pinterestアカウント

https://www.pinterest.jp/packagetsuhan/

包装資材のオンラインショップを開く株式会社清和の公式アカウントでは、実際の販売パッケージを、中身ごとに分けてボードにまとめています。実際に使用した見た目が分かりやすく、どんな雰囲気のものが作れるのか、という把握に役立ちます。

 

株式会社LIGの公式Pinterestアカウント

https://www.pinterest.jp/ligblog/

WEB制作の会社である株式会社LIGは、バナーやアイキャッチなど用途に合わせたクリエイティブをピンにしてボードにまとめています。用途は同じでもテイストが全く違うクリエイティブを一挙に見ることができます。

参考記事:
【保存版】Pinterestの企業活用30選 〜いかに”ブックマーク”するのか〜

8. まとめ

今回の記事では「Pinterestとは何か」「Pinterestでは何ができるのか」について解説しました。

Pinterestは「他者とのつながり」よりも「いかに興味があることを見つけられるか」を重視して設計されています。

ズームイン検索機能や似ている画像表示など、画像検索機能が優れている点が特徴。さらに画像にはピン元のURLが紐付いているため、より濃度の高い情報を得られるでしょう。同じく画像メインのサービスであるInstagramと違う点は、この画像検索機能の高さです。

InstagramやX(Twitter)と比べると日本での知名度はまだあまり高くありませんが底堅い人気もあり、じわじわと国内アクティブユーザー数が増加することが期待されます。

ユーザー数・認知度に比例して企業向けの機能も強化されていくはずなので、相性がいい企業はぜひ運用を検討してみてください。

第2回となる次回の記事では、Pinterestを企業活用するためのススメをご紹介します!

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この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部

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