【Instagram広告運用】Instagram広告の種類・出稿方法・特徴を徹底解説!
2024/01/10
日本だけで3,300万人のユーザー数を誇るInstagram。ユーザー数は今も増加傾向にあり、たくさんの企業がInstagram広告を活用しています。
この記事では、Instagram広告への出稿を考えている方向けに、Instagram広告の基礎を解説します。出稿方法や費用などの基本情報はもちろん、活用事例も紹介していますので参考にしてください。
本記事は企業のSNSマーケティングを包括的に支援をしているガイアックスが解説しています。運用実績10年以上、大手企業を中心に累計1,000社以上の運用実績があります。
SNS運用、SNSキャンペーンに興味のあるご担当者様は、ガイアックスにご相談ください。
※編集部注
2023年11月:最新情報をもとに加筆修正しました。
2023年3月:最新情報をもとに加筆修正しました。
2022年2月:最新情報をもとに加筆修正しました。
2017年3月:ストーリー広告に関する上位法を追加しました。
2016年11月:最新情報をもとに加筆修正しました。
- ■目次
- Instagram広告とは?表示される場所と特徴
- Instagram広告の効果的な活用方法
- Instagram広告の種類:8つのクリエイティブフォーマット
- Instagram広告で選択できる「目的/最適化対象/課金方式/CTA」
- Instagram広告出稿のやり方・手順
- Instagram広告の入稿規定
- Instagram広告で成果を出した事例5選
- まとめ
飲食料品メーカーのInstagram広告事例集はこちらから!
1. Instagram広告とは?表示される場所と特徴
数あるSNSの中でも人気を誇る「Instagram」。月間アクティブユーザー数は、日本だけでも3,300万人、全世界では10億人となっています。 写真・動画投稿がベースとなっているのが特徴で、以前のユーザー層は10~20代の若い女性中心でした。現在は男女差が縮まっており、年齢層も徐々に広がっています。
ユーザー数で見ると20代がもっとも多く、その後に30代、40代が続きます。
関連記事:
2023年11月更新!性別・年齢別 SNSユーザー数(X(Twitter)、Instagram、TikTokなど13媒体)
その「Instagram」上に広告出稿できるのが「Instagram広告」です。一般ユーザーによる投稿、ストーリー、リールなどの中に混ざるようにして表示される、いわゆるインフィード広告です。
Instagram広告が表示される場所
Instagram広告が表示される場所は、以下のとおりです。
- フィード(ホーム)
- 発見タブ
- ストーリーズ
- リール
各投稿形式のフィードやアプリ内のタブに、ユーザーによる投稿と馴染むかたちで表示されます。
掲載例:フィード
掲載例:発見タブ
掲載例:ストーリーズ/リール
Instagram広告の特徴① Instagramのアカウントがなくても出稿できる
InstagramはFacebookの傘下にあるため、基本的に広告出稿時はFacebookの広告アカウントで管理します。Instagramのアカウントがなくても、Facebookの広告アカウントとFacebookページがあれば出稿可能です。
Instagramアカウントを所有せずに出稿する場合、広告出稿時にはFacebookの情報が利用され、ユーザー名やアイコンなどはFacebookページと同じものになります。また、投稿に対してコメントをもらった場合、それに返信することはできません。プロフィールページもないため、通常通りユーザー名からプロフィールページへリンクされることもありません。
参考:https://www.facebook.com/business/help/910175409024706
Instagram広告の特徴② Facebookと同じように詳細なターゲット設定ができる
Instagramでも、Facebookと同様に詳細なターゲット設定ができます。既存の顧客データを元に広告を表示させたいユーザーを抽出したり(カスタムオーディエンス)、また全ユーザーから既存顧客と似たユーザーを探し出して広告を表示させたりすることも可能です。そのほかにも、もちろん地域、年齢、性別、言語、趣味・関心、ページの閲覧履歴など、非常に詳細な設定で狙いたい層に向けて広告を表示させることができます。
▼利用できるターゲティング項目例
- 位置情報:国・都市・地域に基づいたターゲティング
- 利用者層:年齢・性別・学歴・役職に基づいたターゲティング
- 興味・関心:オーガニック食品やアクション映画など興味・関心に基づいたターゲティング
- 行動:過去の購入履歴やデバイスの利用状況など、消費行動に基づいたターゲティング
- 連絡先リスト:すでに持っているメールアドレスリストの情報に基づいたターゲティング
- アプリの利用者:アプリのデータに基づいたターゲティング
- サイトのビジター:サイトにアクセスしたユーザーへのターゲティング
- 類似オーディエンス:既存の顧客と似た傾向を持つユーザーへのターゲティング
参考:https://www.facebook.com/business/ads/ad-targeting
Instagram広告の特徴③ インフルエンサーとのタイアップも可能
Instagramでは「ブランドコンテンツ広告」によって、インフルエンサーとタイアップした広告配信が可能です。インフルエンサーが投稿した商品やブランドに関する投稿(スポンサード投稿)を広告として配信できるのです。
インフルエンサーの声を通して発信するため、そのインフルエンサーを知っている人や、フォローしている人にとって、信頼感のある広告になるでしょう。投稿はインフルエンサーのアカウントで行われますが、効果測定もできるようになっています。
https://about.fb.com/ja/news/2019/06/branded_content_ads/
関連記事:
Instagramのブランドコンテンツ広告とは?気になるメリットや出稿方法を解説
2. Instagram広告の効果的な活用方法
同じ広告アカウントから出稿でき、かつターゲティングも同じように設定できるとなると、Facebook広告とInstagram広告をほぼ同じように扱いたくなるかもしれません。
実際に広告配信の際に自動配置を選択すると、デフォルトでInstagramにも配信対象に含まれます。 もちろんそれがダメとは言いませんが、やはり異なるSNSには異なるユーザーニーズがあるものです。ここでは基本に立ち返り、Instagram広告をより有効活用するために抑えておきたいポイントをご紹介します。
1. Instagramのフィードに馴染むクリエイティブ
Instagramのベースにあるのは、見栄えのする画像や動画です。また、広告もユーザーの投稿に混ざるように配信されるため、あきらかに広告感が強いものや、Instagramにふさわしくないクリエイティブでは、ユーザーからの反応は得にくいでしょう。 相性がいいのは有形商材でおしゃれに演出しやすいもの。
例えばファッション系のアイテムやスイーツなどです。もし訴求したいものがフォトジェニックではなかったり無形商材(体験型のサービスなど)だったりする場合は、商品の見せ方を変えたり、サービスを利用している動画などを使い、視覚的に訴えるように工夫しましょう。
フィードや発見タブに表示されるものなら正方形や縦長画像、リールやストーリーズなら縦長のフル画面の動画など、配信される場所に合わせた見せ方にすることも重要です。
2. 適切なCTA、誘導先を設置する
広告を成果につなげるために重要なのがCTAです。現在のInstagram広告ではさまざまなCTAボタンの表示を選ぶことができ、スムーズに外部サイトに誘導できます。
しかしながら、この誘導先のページにも注意が必要です。Instagramで表現されていた世界観を途切れさせないようなクリエイティブを作り込むことで、ユーザーも違和感なく入り込むことができます。結果として成果につながりやすくなるのです。
3. Instagram広告の種類:8つのクリエイティブフォーマット
Instagram広告のクリエイティブは、基本的に「画像」と「動画」の2種類で、通常のフィードに合わせた正方形や正方形に近い縦長のものと、ストーリーズやリールに合わせたスマホフル画面の縦長のもの、と認識しておけば間違いありません。
その上で、より詳しく紐解くと、以下の8つのクリエイティブフォーマットを利用できます。
- 画像(静止画)
- 動画
- カルーセル
- コレクション広告
- ショッピング広告(商品タグが付いた広告)
- ブランドコンテンツ広告
- 投稿を宣伝
広告の掲載場所と、利用できるクリエイティブフォーマットをまとめた図が以下です。以降で各クリエイティブフォーマットについて解説します。
参考:
https://business.instagram.com/advertising
https://www.facebook.com/business/ads-guide(以降の広告クリエイティブ例は、左記のURLから引用)
Instagram広告の種類別:文字数や写真・動画サイズ
広告の種類別に、広告に使える画像サイズやキャプションの文字数などをまとめてご紹介します。
①画像(静止画)
画像(静止画)は動画と異なりシーンの遷移がないので、伝えたいメッセージをつねに表示し続けられます。目を引く画像を使い、ブランドの独自性を表現することにも適しています。
▼掲載可能な配信場所
- フィード
- 発見タブ
- ストーリーズ
②動画
動画は画像(静止画)と比べ、多くの情報を伝えられる特徴があります。動きや音声を入れることで、ユーザーを引き付けることも可能。ストーリー機能やリール機能はフルスクリーン縦型表示のため、没入感の高い広告を作成できます。
▼掲載可能な配信場所
- フィード
- 発見タブ
- ストーリーズ
- リール
③カルーセル
カルーセルは、1つの広告で最大10点の画像や動画を表示できるフォーマットです。各画像・動画に別のリンクを付けられるため、複数の商品を紹介することに適しています。 もちろん1つの商品やサービスを多角的に見せることや、ブランドのストーリーを展開していく広告の作り方も可能です。
▼掲載可能な配信場所
- フィード
- 発見タブ
- ストーリーズ
④コレクション広告
コレクション広告は、カバー画像、またはカバー動画を付け、その後にストーリーズは2点、フィード投稿なら3点の商品画像を掲載できます。ユーザーがコレクション広告をタップすると、インスタントエクスペリエンス(フルスクリーンで開くフォーマット)が表示され、より多くの商品を閲覧可能です。視覚的に訴えられ、エンゲージメントを促すフォーマットです。
▼掲載可能な配信場所
- フィード
- ストーリーズ
参考: https://www.facebook.com/business/ads-guide/collection/instagram-story
⑤ショッピング広告(商品タグが付いた広告)
ショッピング広告は、画像や動画に商品タグを付けられる広告フォーマットです。ユーザーが広告をタップすると商品タグが表示され、商品詳細ページに直接誘導できます。
▼掲載可能な配信場所
- フィード
- 発見タブ
- ストーリーズ
参考: https://help.instagram.com/384793215494212
⑥ブランドコンテンツ広告
ブランドコンテンツ広告は、インフルエンサーが投稿した自社商品やサービスのコンテンツを、タイアップ企業が広告として配信できるフォーマットです。 インフルエンサーから発信してもらうことで、ターゲットにメッセージが届きやすくなるメリットがあります。また、インフルエンサーの投稿であっても、企業のインサイト機能から効果測定が可能です。
▼掲載可能な配信場所
- フィード
- ストーリーズ
- リール
関連記事: Instagramのブランドコンテンツ広告とは? 気になるメリットや出稿方法を解説
⑦投稿を宣伝
投稿の宣伝を使うと、過去の投稿を使って宣伝できます。新たにクリエイティブを製作する必要がないため手軽にはじめられます。 エンゲージメントが高かった投稿を使えば、効率よくオーディエンスの注目を集められるでしょう。またMeta広告アカウントとリンクしないで広告出稿できるのも魅力です。
▼掲載可能な配信場所
- フィード
- ストーリーズ
- 発見タブ
- リール(投稿が動画の場合)
4.Instagram広告で選択できる「目的/最適化対象/課金方式/CTA」
広告を効果的に運用するには目的を明確にし、適切な予算を設定することが重要です。ここではInstagramではどのような目的を設定でき、どのような費用がかかるのかを解説します。
Instagram広告にかかる費用
Instagram広告の料金システムはFacebookとほぼ同じです。広告予算の上限や消化期間などを自分で設定できるため、費用が跳ね上がることはありません。広告枠に対してオークション形式で掲載にかかる費用が決まり、広告の品質や広告を見たユーザーが反応する確率など、さまざまな変数を加味して最適な広告が表示されます。
費用は、インプレッションやクリックなど、特定のユーザーのアクションが発生した量に応じて決まります。 低予算でも出稿でき、どのようなアクションに対して料金が発生するか(課金方式)は、選択する目的によって変わります。なお、目的別に選択できる最適化対象、課金方式をまとめると以下の図のようになります。
Instagram広告で設定できる「目的」「最適化対象」「課金方式」
目的
Instagram広告では、次の目的を選択できます。
- 認知度
- トラフィック
- エンゲージメント
- リード
- アプリの宣伝
- 売上
最適化対象
最適化対象とは、「広告を表示するときに、もっとも重きを置く対象」のことです。例えば、最適化対象として「リーチ」を選択すると、可能な限り多くのターゲットに広告が配信されるようになります。 広告キャンペーンの目的によって選べる最適化対象は変わりますが、例として以下があります。
- インプレッション
- リーチ
- ThruPlay
- 動画の2秒以上の継続的な再生
- リンクのクリック
- ランディングページビュー
- コンバージョン
- アプリのインストール
- アプリイベント
課金方式
Instagram広告の課金方式は以下の3種類です。
- CPM:広告が1,000回表示されるごとに料金が発生
- CPC:広告がクリックされるごとに料金が発生
- CPV:動画が再生されるごとに料金が発生。※料金が発生する再生時間の基準は、動画の長さと最適化対象によって変わります。
設定できるCTA
選択できるCTAは、選択した広告の目的や広告の種類によって変わります。例として、以下のようなCTAを設定できます。
- リンクを開く
- 購入する
- 予約する
- インストールする
- ダウンロード
- 詳しくはこちら
- お問い合わせ
- 申し込む
- アプリを利用
- ゲームをプレイ
- 音楽を聴く
- ビデオを見る
- 他の動画を視聴
- 登録する
5. Instagram広告出稿のやり方・手順
Instagram広告が、Instagramアプリ内のどこで、どのように表示されるかのイメージはついたと思います。以降で、広告出稿のやり方の流れをご紹介します。
これまでは広告出稿するにはInstagramアカウントとFacebookページを連携し、Facebookビジネスマネージャを利用しなくてはなりませんでしたが、InstagramアカウントのみでMeta Business Suiteを利用し、広告出稿できるようになりました。
この方法は、初めてInstagram投稿を宣伝するビジネスのみが利用できます。
過去に広告出稿したことがある場合は、これまでと同様のFacebookビジネスマネージャを通しての方法で出稿してください。Instagramアカウントのみの方法では広告出稿ができないので、注意してください。
▼Instagram広告出稿の流れ
- Instagramをプロアカウントに切り替える
- Meta Business SuiteへInstagramのアカウントでログインする
- 広告の設定
- 番外編:スマホの「投稿を宣伝」から広告を出稿する
①Instagramをプロアカウントに切り替える
まずは、Instgramをプロアカウントに変更しましょう。PCブラウザでの変更の方法を解説します。
手順1:ホーム画面のプロフィール、または右上のプロフィール画像をクリックし、プロフィール画面を表示します。
手順2:右上の歯車マークをクリックすると、画面中央にダイアログが出るので、「設定とプライバシー」を選びます。
手順3:設定メニューの一番下にある「プロアカウントに切り替える」をクリックします。非公開アカウントに設定している場合は解除します(プロアカウントへの切り替えを選択すると自動で解除へと進みます)。
手順4:ビジネスの活動に合ったカテゴリを選択し、完了をクリックします。「プロフィールにカテゴリを表示」にチェックを入れると、プロフィール画面のアカウント名の下にカテゴリ名が表示されます。この表示は後で設定から変更することもできます。
手順5:連絡先情報の確認をします。ここでは「連絡先情報を使用しない」を選ぶことができます。この情報も後で設定から変更することができます。「保存」をクリックして進むと、変更が完了します。
②Meta Business SuiteへInstagramのアカウントでログインする
Meta Business Suiteのログイン画面で「Instagramでログイン」をクリックして進みます。
Meta Business Suite:https://business.facebook.com/
③広告の設定
手順1:画面上部の「広告を作成」か、左のメニュー画面にある「広告」をクリックします。
手順2:広告出稿をしたい投稿を選びます。Instagramで投稿を行ったことがない場合は下の図のようなダイアログが出るので、「投稿を作成」「リール動画を作成」から広告出稿のためのクリエイティブを作成しましょう。
Instagramの投稿については、こちらの記事で詳しい情報をご覧ください。
関連記事:
Instagramリールとは?作り方やメリットと企業の活用事例11選
Instagram投稿に最適な画像サイズとは?ストーリーズ、リール、動画もご紹介!
Instagramで既に投稿がある場合は広告出稿したい投稿を選んで「投稿を宣伝」をクリックします。
手順3:広告の目的を選択します。ここで選択する目的によって設定項目が変わる場合があるので、それぞれの指示に従って設定してください。
ここからは、すべての目的で共通する項目について見ていきましょう。
・ Advantage+ クリエイティブ
Advantage+ クリエイティブを適用すると、広告出稿用に作成したクリエイティブをユーザーがアクションを実行する可能性が高いバージョンに自動的に最適化してくれます。例えば、画像の明るさを調整したり、広告のパフォーマンスが上がる可能性のあるコメントを上位に表示させたりできます。
参考:https://www.facebook.com/business/help/297506218282224?id=649869995454285
・ 広告プレビュー
実際の広告がInstagram上でどのように表示されるかをプレビューできます。例えば発見タブ内での表示のされ方や、ストーリーズで表示された場合の見え方が確認できます。
・ 特別な広告カテゴリ
表記されているカテゴリに関連している広告の場合は適用し、該当しているものをプルダウンから選びます。
・ オーディエンス
広告のターゲットを設定します。フォロワーに合わせて自動で設定することもできますが、特別に設定したい場合は新規作成をクリックします。性別、年齢、地域、興味・関心などの詳細設定が可能です。
・ 掲載日時と期間
掲載開始、終了日や期間を設定します。最小1日から設定できますが、効果的な広告出稿のために、4日以上が推奨されています。
・ 1日の予算
1日の予算と国、通貨の設定をします。予算によって1日の推定リーチ数が変わります。
・ 配置
配置とは、広告が表示される場所のことです。より多くのユーザーに配信できるように最適化されるので、適用が推奨されています。
・ 支払い方法
支払い方法の設定ができます。
すべての設定が完了したら「投稿を宣伝」をクリックして出稿します。
4. スマホの「投稿を宣伝」から広告を出稿する
Meta Business Suiteから広告を出稿する方法を解説しましたが、スマホアプリからも簡単に広告の出稿が可能です。
手順1:プロアカウントであることを確認してから、フィードで広告に使いたい投稿の「投稿を宣伝」をタップします。
手順2:広告に期待する目標を選んだら、「次へ」をタップします。
このとき「プロフィールへのアクセスを増やす」を選ぶと、手順3で説明するオーディエンスの設定に移ります。
「ウェブサイトへのアクセスを増やす」を選ぶと、遷移させたいURLの入力と、表示したいアクションボタンを選択ができます。入力後、右上の完了をタップすると、手順3の画面に移ります(図➀)。
「問い合わせを増やす」を選ぶと、メッセージの目標の設定ができ、広告に表示させるコールトゥアクションが選べます。保存をして、手順3へと進みます(図➁)。
手順3:オーディエンスの設定をします。「カスタムオーディエンスを作成」を選ぶと、地域、興味・関心など細かく設定ができます。特別な広告カテゴリに該当する場合は、表示される指示に従ってください。慣れないうちは自動を選んでよいでしょう。
手順4:予算と期間を決定すると、出稿される広告の概要を確認できます。ここで広告のプレビューを確認できます。 「支払い方法を追加」タップして、支払い情報を追加し、広告の出稿の設定完了まで進めてください。
6.Instagram広告の入稿規定
広告の種類別に、広告に使える画像サイズやキャプションの文字数などをまとめてご紹介します。
①画像(静止画)
▼フィード/発見タブ
- アスペクト比:1:1/9:16を推奨
- 最小アスペクト比: 400 x 500
- 最大アスペクト比: 191 x 100
- 解像度:1,080 x 1,080ピクセル以上を推奨
- キャプション文字数:メインテキスト125文字以内推奨(最大2200字)、見出し40文字以内推奨(フィードのみ)、ハッシュタグ数30までを推奨(フィードのみ)
- ファイルタイプ:.jpgまたは.pngを推奨
- サイズ:30MBまで
インパクトのある写真や魅力的な商品画像を掲載し、ブランドの個性を表現することがポイントです。
▼ストーリーズ
- アスペクト比:9:16を推奨
- 解像度:1,080 x 1,080ピクセル以上を推奨
- キャプション文字数:メインテキスト125文字以内を推奨
- ファイルタイプ:.jpgまたは.pngを推奨
- サイズ:30MBまで
画像の最上部から約14% (250ピクセル)および最下部から約20% (340ピクセル)の範囲には、プロフィールアイコンやコールトゥアクションボタンが表示されます。テキストやロゴを配置しないよう注意しましょう。
参考:https://www.facebook.com/business/ads-guide/update/image
②動画広告
▼フィード/発見タブ
- アスペクト比:4:5を推奨
- 解像度:1,080 x 1,080ピクセル以上を推奨
- キャプション文字数: 125文字以内を推奨(最大2200字)
- ファイルタイプ:.mp4、.mov、GIFを推奨
- サイズ:4GBまで
- 動画の長さ:1秒~60分
動きや音声を入れると、ユーザーを広告へ引き付けやすくなります。
▼ストーリーズ
- アスペクト比:9:16を推奨
- 解像度:1,080 x 1,080ピクセル以上を推奨
- キャプション文字数:メインテキスト125文字以内を推奨
- ファイルタイプ:. .mp4、.mov、GIFを推奨
- サイズ:4GBまで
- 動画の長さ:1秒~60分
画像の上下約14%(250ピクセル)および最下部から約20%(340ピクセル)の範囲にはプロフィールアイコンやコールトゥアクションボタンが表示されるため、テキストやロゴを配置しないよう気を付けましょう。
▼リール
- アスペクト比:9:16を推奨
- 解像度:500 x 888ピクセル以上を推奨
- キャプション文字数:メインテキスト72文字以内を推奨
- ファイルタイプ:.mp4、.movを推奨
- サイズ:4GBまで
- 動画の長さ:0秒~15分
アセットの最上部から約14%、最下部から約35%、および両側の約6%の範囲には、プロフィールアイコンやコールトゥアクションが表示されるため、テキストやロゴを配置しないよう気を付けましょう。
参考:https://www.facebook.com/business/ads-guide/update/video
③カルーセル広告
▼フィード/発見タブ
- アスペクト比:1:1を推奨
- 解像度:1,080 x 1,080ピクセル以上を推奨
- キャプション文字数:メインテキスト125文字以内を推奨(最長2200字)最大ハッシュタグ数30以内(フィードのみ)、見出し32文字以内(発見タブのみ)、説明18文字以内(発見タブのみ)、ランディングページのURLは必須
- ファイルタイプ:.jpgまたは.png(画像)、.mp4 もしくは .mov、GIF(動画)を推奨
- サイズ:画像1枚につき30MBまで/動画は4GBまで
- 画像点数: 2~10点
- 動画の長さ:1秒~2分
▼ストーリーズ
- アスペクト比:1:1を推奨
- 解像度:1,080 x 1,920ピクセル以上
- キャプション文字数:メインテキスト125文字以内、見出し 40文字以内を推奨。ランディングページのURLは必須
- ファイルタイプ:.jpgまたは.png(画像)、.mp4 もしくは .mov、GIF(動画)を推奨
- サイズ:画像1枚につき30MBまで/動画は4GBまで
- 画像点数: 2~10点
- 動画の長さ:1~15秒
画像または動画の最上部から約14% (250ピクセル)および最下部から約20% (340ピクセル)の範囲には、プロフィールアイコンやコールトゥアクションボタンが表示されます。テキストやロゴを配置しないよう注意してください。
参考:https://www.facebook.com/business/ads-guide/update/carousel
④コレクション広告
▼フィード
- アスペクト比:1.91:1~1:1
- 推奨解像度:1,080 x 1,080ピクセル以上
- キャプション文字数:メインテキスト125文字以内(最長2200字)、見出し 40文字以内を推奨。ランディングページのURLは必須
- ファイルタイプ:.jpgまたは.png(画像)、.mp4 もしくは .mov、GIF(動画)を推奨
- サイズ:画像は30MBまで/動画は4GBまで
- 画像・動画の最小幅: 500ピクセル
- 画像・動画の最小高さ: 500ピクセル
- 商品セットに最低限必要な商品数:4
▼ストーリーズ
- アスペクト比:1.91:1~1:1
- 解像度:1,080 x 1,080ピクセル以上
- キャプション文字数:メインテキスト125文字以内を推奨。ランディングページのURLは必須
- ファイルタイプ:(画像).jpgまたは.png(動画).mp4 もしくは .mov、GIFを推奨
- サイズ:画像は30MBまで/動画は4GBまで
- 画像・動画の最小幅: 500ピクセル
- 画像・動画の最小高さ: 500ピクセル
- 商品セットに最低限必要な商品数:4
カバー画像またはカバー動画の最上部から約14% (250ピクセル)および最下部から約20% (340ピクセル)の範囲にはプロフィールアイコンやコールトゥアクションボタンが表示されます。テキストやロゴを配置しないよう注意してください。
参考: https://www.facebook.com/business/ads-guide/update/collection
7.Instagram広告で成果を出した事例5選
最後に、Instagram広告の活用で成果を出した企業の事例をご紹介します。
事例1:パナソニック株式会社(ストーリーズ広告)
日本の家電メーカー、パナソニックは「高級トースター」市場への新製品ローンチにあたり、ストーリーズ広告を配信しました。
消費者インサイトを探る段階からInstagramを活用し、消費者の生活の中でのオーブントースターの位置づけを理解し、共感が得られるようなクリエイティブを作成しました。
また、商品の認知から理解、商品購入決定に至るまでのプロセスをフィードやストーリーズを活用し、フルファネルでユーザーにアプローチしたことで、16ポイント 広告想起増加、4.2ポイント メッセージ想起増加、旧モデルと比較して2倍の購入者増加という結果につながりました。
Inatagramの特性を活かし、ユーザーをより惹きつけるクリエイティブやアプローチが実を結んだ事例です。
参考:https://business.instagram.com/success/panasonic-japan/
事例2:Starbucks Indonesia(フィード・ストーリーズ広告)
Starbucks Indonesiaでは新規顧客の来店を促すキャンペーンとして、Instagram Direct誘導広告をフィードとストーリーズに配信して、販売しているさまざまなドリンクに対して使用できるキャンペーンクーポンを提供しました。
ジャカルタ首都圏に住む新規顧客に絞ってキャンペーンクーポンを送信することで、新規のコーヒー好きの顧客と繋がることに成功し、その結果、広告費用対効果が6倍に向上、広告想起が4.7ポイント上昇、来店意向が1ポイント上昇という成果が得られました。
参考:https://business.instagram.com/success/starbucks-indonesia/
事例3:ブルガリ(コレクション広告)
高級宝飾品ブランド「ブルガリ」のコレクション広告事例です。 子どものための慈善団体「セーブ・ザ・チルドレン」とのパートナーシップ10周年について宣伝。まず、50人以上のインフルエンサーにストーリーズから寄付を呼び掛けてもらい、これらの投稿を寄付Webサイトへ遷移できるブランドスポンサーInstagram広告にしました。
次にジュエリーの売上の一部が同慈善団体へ寄付されるコンバージョンキャンペーンとして、コレクション広告を作成。フィードとストーリーズに配信しました。 結果、3ポイントを超える広告想起リフトと368,100ドルの推定メディア価値を生み出しました。
参考: https://business.instagram.com/success/bulgari/
事例4:GrowUs(ショッピング広告)
次は韓国のヘアケアブランド「GrowUs」の事例です。
同ブランドは商品をタグ付けできるショッピング広告を使用しました。
潜在顧客へのアプローチだけではなく、自社のウェブサイトへの誘導、閲覧、商品をカートに追加、購入を促せるかどうかのテストを目的とし、韓国に住む18歳から65歳をターゲットに、動画広告を2週間にわたり配信しました。
その結果、ウェブサイト訪問あたりの購入が3倍の増加、カートに商品を追加した回数が3.7倍の増加、コンテンツを見た回数が1.7倍の増加という成果が得られました。
Instagramの商品タグから直接商品カタログやウェブサイトに誘導できることから、ブランドの認知や購入コンバージョンの効率を上げる効果が示された事例です。
参考:https://business.instagram.com/success/growus/
事例5:株式会社ツヴァイ(ストーリーズカルーセル広告)
結婚相手紹介サービスの「ツヴァイ」は、ストーリーズカルーセル広告を活用し、ターゲット層に最適なメッセージを伝えることにより、資料請求を促すことに成功しました。
広告はストーリーズで展開され、ターゲットとなる若年女性へブランドのサービスや世界観を伝えています。また、カルーセルフォーマットを取り入れ、広告にストーリー性を持たせたり、テキストやステッカーを入れたりすることで、一般のユーザーの投稿のような雰囲気も演出しました。
その結果、クリック率が63%向上し、クリック単価を41%抑制という成果を上げました。
参考:https://business.instagram.com/success/zwei/
8.まとめ
Instagram広告にはさまざまなフォーマットがあるので、施策に合ったものを選ぶことが重要であることが分かりました。例えばインフルエンサーとタイアップできるブランドコンテンツ広告を使うことで、自社ブランドやサービスと親和性の高い潜在顧客への訴求が可能です。
加えて詳細なターゲティングができる点も大きなメリットです。狙いたい層が明確であれば、より的確にリーチできるでしょう。
ガイアックスはInstagram広告の運用を承っております。自社の商材に適切な広告がわからない、もっと効果的な運用がしたいなど、Instgram広告でお困りのことがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。