【2024年版】Instagramストーリーズの使い方!効果的な活用法を企業の活用事例を交えて徹底解説

2024/05/15

すっかり定着したInstagramストーリーズですが、まだまだ使いこなせていないという企業の担当者の方も多いのではないでしょうか?

ストーリーズは企業のInstagram 活用に非常に重要な機能で、ハイライト機能を使うとさらに活用の幅が広がります。今回はInstagramストーリーズとハイライト機能を効果的に使う方法と、うまく活用している企業の事例をご紹介します。

 


 

本記事は企業のSNSマーケティングを包括的に支援をしているガイアックスが解説しています。運用実績10年以上、大手企業を中心に累計1,000社以上の運用実績があります。

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※編集部注
2024年5月:最新の情報をもとに加筆修正しました。

 

    ■目次

  1. Instagramストーリーズとは?
  2. Instagramストーリーズの使い方
  3. Instagramストーリーズ活用が大事な理由
  4. Instagramストーリーズの閲覧率を上げる方法
  5. Instagramハイライトの使い方
  6. Instagramハイライトの効果的な活用
  7. 企業の活用事例
  8. まとめ

【Instagram】参考になる投稿事例集はこちらから!

1.Instagramストーリーズとは?

Instagramストーリーズとは、フィード投稿とは別に、写真・動画の投稿やライブ配信ができる機能のことです。投稿は通常24時間後、ライブ配信の場合は配信終了後に自動で消滅するのが大きな特徴です。

Facebookの発表によると、Instagramストーリーズを使用する1日のユーザー数は2億人を超え、この機能の人気の高さが分かります。

また、Instagramストーリーズは通常投稿のフィードと同じく表示順にアルゴリズムが働いています。ユーザーが普段からよく見ている、いいねやコメントなどのアクションをしているアカウントのストーリーは、ホーム画面上部のより左側に表示されるのです。

ユーザーの興味関心合った内容や、更新されるたびに見たくなる有益な情報などを投稿していけば、ストーリーへのエンゲージメントが増加し、上位表示、閲覧数のさらなる増加に繋がります。

投稿内容の検証や改善によって成果を高められるので、ぜひ注力していきたいところです。

2.Instagramストーリーズの使い方

では、ストーリーズの実際の使い方を見ていきましょう。

ストーリーズの投稿の仕方

ストーリーズを作成するには以下3つの方法があります。

1 フィード画面上部の自分のアイコンをタップ
2 フィード画面で左から右へスワイプ
3 フィード画面かプロフィール画面の「+」をタップして「ストーリーズ」を選択

 

次に写真や動画を撮影またはアルバムから選択し、文字入れや加工をして「シェア」をタップすれば完了です。

ストーリーズにはフィード投稿よりも多彩な加工機能があるので、テキストのフォントや色、エフェクトをうまく使って自由な投稿を作成してみましょう。

フィード投稿のように、ハッシュタグ、@メンション、位置情報も追加でき、人気のハッシュタグを使えば、検索からより多くの人に投稿が見つけてもらいやすくなります。

ストーリーズのインサイトの見方

投稿の結果を分析するには、インサイトを確認しましょう。

インサイトはInstagramが公式に提供している分析ツールで、個人アカウントからプロアカウントへ切り替えれば無料で利用できます。

インプレッション(投稿の表示回数)、リーチ(投稿を見たユニークアカウント数)、いいねやフォローなどエンゲージメントのデータを確認でき、どのような内容が人気か、どの時間帯に投稿するとよいかなどを把握するのに役立ちます。

インサイトを見るには、投稿したストーリーの画面を上にスワイプ、またはプロフィール画面右上のハンバーガーメニューをタップして「インサイト」を選び、「あなたがシェアしたコンテンツ」から見たい投稿を選択します。

 

Instagramインサイトについて詳しくはこちらの記事で解説しています。

Instagramインサイト徹底解説! 使い方や導入手順を理解してフル活用しよう

3.Instagramストーリーズ活用が大事な理由

企業のInstagram の運用においてストーリーズはとても重要です。ここからはその理由について解説します。

アルゴリズムの評価が上がる

Instagramの投稿表示は時系列ではなく、アルゴリズムによって、ユーザーが興味や関心があると思われる投稿がより上位に(ストーリーズは左側に)表示されます。

このとき表示順の決定に大きく関係するのが、ユーザーとアカウントの親密度です。つまり、投稿を見ていた時間(滞在時間)、コメント、いいね、保存、プロフィールの閲覧をしたかどうかがユーザーとの親密度を高め、親密度が表示を判断するアルゴリズムの評価に影響するのです。

ストーリーズにはリアクションスタンプなどユーザーの反応を促すさまざまな機能があるので、うまく参加を促してユーザーとの親密度を上げるよう心がけましょう。

ファン化できる

しっかりと作り込み、投稿を並べた時の世界観を重視するフィード投稿に比べて、ストーリーズは自由度が高い投稿ができるのが特徴です。

オフショットやちょっとした日常の投稿など、ユーザーにより身近に感じてもらうことで共感を得られ、ファンを増やすことにもつながります。

また24時間で消えてしまうからこそ、セールやイベントなど期間限定のプロモーションに適しているといえるでしょう。

4. Instagramストーリーズの閲覧率を上げる方法

ストーリーズの閲覧率を上げるためには、具体的に次のような方法でユーザーとコミュニケーションを図っていきます。

質問箱を用意

 

ユーザーの反応を得て、意見を聞く方法として質問箱の機能があります。

Instagramの質問箱には以下の2種類があります。

 

  1. Instagramアプリ内の質問スタンプ
  2. 外部アプリを利用する質問箱サービス

 

質問スタンプはストーリーズ作成時に選ぶだけで簡単に使えますが、匿名性はないので、回答する側としては若干ハードルが高くなるかもしれません。

回答するには文章で入力する必要があります。

外部アプリには匿名で質問を送受信できるものがあり、より率直な意見を集めたい場合には利用してみるとよいでしょう。

アンケート

 

質問箱のように文章で回答するのに比べ、アンケートは2択から4択まで自由に選択肢が作成でき、より気軽に答えられるのが利点です。回答は投稿したストーリーズから確認できます。

ユーザーが楽しんで参加できるコンテンツになる上に、ユーザーのニーズも把握できる便利な機能です。

リアクションスタンプ

 

Instagramストーリーズには「いいね」の機能もありますが、ユーザーに共感などを求めるための機能として使えるのがクイックリアクションです。
投稿に添えられた絵文字をタップするだけなので気軽にリアクションできるのが特長です。

閲覧したストーリーに反応するスタンプのラインナップは多数ありますが、一つしか選ぶことはできません。

クイックアクションを促す

 

ユーザーから反応を得たい場合には、画像のようにクイックアクションを促す方法もあります。

ユーザーはストーリーズ閲覧中に「メッセージを送信」をタップし、6種類の絵文字が表れるので、選んでタップします。

アクションを多く集めてDM数が増えるとユーザーとの親密度が上がるため、有効な施策のひとつです。

5.Instagramハイライトの使い方

ハイライト機能とは、残しておきたいストーリーズを任意の組み合わせでプロフィールに保存できる機能です。ストーリーズをハイライトに保存しておくと、プロフィールに訪れたユーザーは過去のストーリーズをまとめてチェックできるようになります。

ユーザーにとっての利便性の向上や、リンク設置によるCVの効果を得られるという点以外にも、ハイライトを活用するメリットがあります。

 

Instagramは、「アカウントの評価のために500以上のスコアを設定している」と発言しており、そのスコアの一部に「Instagramの複数の機能を活用できている」という要素も含まれているようです。つまり、ストーリーやハイライト、その他の機能を含めてどんどん活用していくことが、Instagram内での高評価につながるといえます。

もちろん、「アルゴリズムから評価されるためにハイライトを使う」というのは本質的ではないのでおすすめしません。しかし、ユーザーからのニーズがあるから機能として実装されていて、そういった機能を活用することがユーザーへの提供価値を高めることにつながり、ひいてはアカウントの評価につながるのです。

ストーリーズを選択

ハイライトを作成するには、次の方法があります。

 

  1.  過去のストーリーズ(アーカイブ)から選んでハイライトを新規作成する
  2.  ストーリーズの再生中にハイライトに追加する

 

アーカイブにストーリーが表示されない場合は、「ストーリーのアーカイブ保存」設定がオフになっているかもしれません。設定画面でオンに設定しておくと過去のストーリーもアーカイブに表示されるようになります。

カバーとタイトルの作成

プロフィール画面に表示されるカバーの画像と、タイトルを決定します。後から変更することも可能です。

6.Instagramハイライトの効果的な活用

企業のアカウントでは扱う商品やサービスの特徴、ブランドの世界観などによってさまざまなハイライトの使い方がされています。気になるアカウントをぜひチェックしてみてください。ここでは、使い方の例をいくつかご紹介します。

PRしたいことを置く

ハイライトを使えば、企業としてまとまった情報を提供したり、商品ジャンルごとのハイライトを作ったりできます。

ハイライトはプロフィール画面の目立つ位置にあるので、特にPRしたいことがある時や、最新情報や注意喚起を知らせたい時に有効です。

CVページに遷移させる

ストーリーズにはフィード投稿と異なりリンクをつけられるため、購入や申し込みのできるCV(コンバージョン)ページへの誘導も簡単にできます。

ブランドの説明などをまとめる

ハイライトにはブランドの説明や商品紹介を集約しておくと、ブランドになじみのないユーザーが情報を得るのに役立ちます。

UGC(ユーザー投稿)をまとめて、コアなユーザーがどのように商品を利用しているか紹介するのもいいでしょう。

7. 企業の活用事例

では実際の企業の活用事例をご紹介します。

事例1:ロフト

@loft_official

 

文房具からコスメ、キャラクター雑貨やインテリアなどを幅広く取り扱う生活雑貨の専門店「ロフト」。

ストーリーに登場する商品もバラエティに富んでいます。

ハイライトは「ニュース」や「コトキジ」(コラム記事)のほか、「キャラクター」「テーブル雑貨」「文具」などジャンル別に分類されています。

このように、ジャンル別に商品紹介をまとめるのは、もっともスタンダードなハイライトの使い方といえるでしょう。自分が欲しい情報・商品を見つけやすく、ユーザーにとっての利便性も高いです。

事例2:じゃらん

@jalan_net

 

日本の旅先を紹介している「じゃらん」のアカウントです。ストーリーではUGC投稿の募集やコンテスト結果発表などを特集しています。
ストーリーは本来24時間で消えてしまいますが、ハイライトにすることでUGCが長期的に利用可能です。

事例3: 肌らぶ

@hadalove_trend

 

美容情報Webサイト「肌らぶ」の公式Instagramアカウントです。

編集部がおすすめしている商品の情報を投稿しており、人気商品の購入ページや美容関連記事など、別のサイトへの誘導をしています。

Instagramのフォロワーが少ない、もしくはまだ運用をしていない場合、すでにフォロワーが多いメディアをプロモーションに活用するのはよくある手法ですが、ストーリー+ハイライトも一つのPR投稿手法に使えそうです。

インフルエンサーに商品やサービスを紹介してもらう投稿や、PRをする場合は、広告であることを明記しなければならないので、注意して投稿しましょう。

事例4:LA ROCHE-POSAY JAPAN ラロッシュポゼ

@larocheposayjp

 

皮膚科医が監修・開発に関わっているダーマコスメのブランドとして人気の、「ラロッシュポゼ」の公式アカウントです。特に人気の日焼け止めシリーズについての質問を複数の画像を使ってまとめています。

使ってみたいけれど、どれを使えばいいかわからないと思っている潜在的なユーザーの購買意欲を高める効果が期待できます。

事例5:キレイキレイ

@kireikirei1997

 

日用品メーカーのライオンが展開するハンドソープブランド、「キレイキレイ」のアカウントです。

同アカウントには、「メイキング」や「#キレイキレイゲーム」などのハイライトがあります。なかでもゲーム感覚で楽しめる「#キレイキレイゲーム」は、画面が遷移するInstagramストーリーズの仕組みを利用した、楽しいコンテンツになっています。

事例6:cohina

@cohina.official

 

155cm以下の小柄な女性向けのファッションアイテムを扱うECサイト「cohina」のInstagramアカウントです。新着アイテムをまとめたハイライトや、オンラインで買うにあたりユーザーが気になる点を解消できるように、YouTubeチャンネルへ誘導するハイライトもあり、購買行動を促す工夫がされています。

事例7:パタゴニア

@patagoniajp

 

アメリカのアウトドアウェアブランド「パタゴニア」は環境保護活動に熱心に取り組む企業として知られています。

企業紹介と製品紹介とはアカウントを分け、前者のアカウントのハイライトでは公式ブログ「Pataginia Stories」の記事の概要を画像メインで紹介し、ひと続きの物語のように見られます。

このように一つのブラントや企業であっても、アカウントごとのコンセプトを分けるのもブランドの世界観をうまく伝えるための一手です。

事例8:スターバックスコーヒージャパン

@starbucks_j

 

スターバックスコーヒージャパンのハイライトには、新製品やおうちでの楽しみ方、企業活動を紹介するハイライトがあります。

アンケートスタンプを上手に使って、ユーザーとのコミュニケーションを通じて、フードやドリンクの楽しみ方の提案をしています。

8.まとめ

国内のアクティブユーザー数が3,000万人を超え、40~50代の利用者も増加率が高くなっているなど、今や若い女性だけでなく、幅広い世代に人気が波及しているInstagram。新しい表現方法でマーケティングを展開できるInstagramストーリーズ、そしてハイライトは、企業のInstagram活用の有用性をさらに高めてくれることでしょう。本記事を参考に、ぜひ独自の活用方法を見つけてください。

ガイアックスではInstagramアカウントの日々の運用から、アルゴリズムに基づく運用の最適化などの支援を行っています。ぜひお気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部

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