企業のX(Twitter)運用で成果を出すには?成功に導く7つのポイント
2023/10/02
X(Twitter)は140文字以内の文章や写真・動画を投稿することができる無料のSNSです。
個人の日記のような使い方や、他のユーザーの投稿を見て情報を収集する目的での利用、色々な人とのコミュニケーションツールとしても活用できます。企業が宣伝などを目的としてアカウントを運用するのもメジャーな使い方であり、すでに運用している企業やこれから運用を検討している企業も多く存在します。
この記事では企業がX(Twitter)運用で成果を出すためにはどうしたらよいか、そのポイントをまとめていきます。
■目次
- 企業がX(Twitter)運用をするべき理由
- ポイント① 運用戦略の設計
- ポイント② アルゴリズムをハックする
- ポイント③ ガイドラインの作成
- ポイント④ キャンペーンを効果的に活用する
- ポイント⑤ アナリティクスでの分析
- ポイント⑥ 消費者インサイトを理解する
- ポイント⑦ 効果測定
- まとめ
1. 企業がX(Twitter)運用をするべき理由
X(Twitter)のユーザー数
X(Twitter)は現在3億3,300万のユーザーがいるとされており、日本国内だけでも4,500万人と、かなりのユーザー数を誇る人気のSNSです。リーチできるターゲット数が多く、企業が運用するSNSとして適していると言えるでしょう。
X(Twitter)を含むその他のSNSユーザー数資料はこちらです。
関連記事:性別・年齢別 SNSユーザー数(X(Twitter)、Instagram、TikTokなど13媒体)
X(Twitter)の特徴
X(Twitter)は基本140字以内で完結する内容を投稿するSNSです。この字数の制限が逆に「一言でも投稿していい」と思わせてくれるため、気軽さや手軽さが他SNSに比べて際立っています。
おすすめの機能としてはリポスト(RT)機能があり、拡散性に優れているため、消費者のインサイトを捉えてうまく拡散させることができれば、広くターゲットに情報を届けることができます。
テキストだけでも投稿が可能
他の媒体では画像や動画が基本必須ですが、X(Twitter)はテキストのみの投稿も可能であり、内容を工夫することで工数を抑えた運用ができます。
2. X(Twitter)運用の成功ポイント①運用戦略の設計
目的(ゴール)を設定
何のためにX(Twitter)を運用するのかという目的(ゴール)を必ず設定しておきましょう。
運用目的から逆算して運用上どの数値を追うかを決めておかないと、運用を評価することができません。ここで、運用目的に沿った適切なKPIを設計しておくことが運用の成否を分けることになります。
KPIの設計方法についてはこの記事で詳しく解説しています。
関連記事:X(旧Twitter)運用のKPIどう設定する?SNS運用のプロが解説
戦略設計のアウトプットイメージ
次に運用目的、KPIを達成するためにX(Twitter)をどのように運用するか運用戦略を立てましょう。
運用戦略で考える項目は以下を参考にしてください。
- 競合アカウント分析
- 役割定義
- カスタマージャーニー
- KPI設定
- ターゲットペルソナ設計
- トーン&マナー設計
- コンテンツカテゴリ設計
- ユーザーコミュニケーション設計
- アイコン/プロフィール
弊社ガイアックスがSNS運用を支援を承る場合は、原則として運用を始める前にこれらの項目で細かく戦略を設計しております。
ガイアックスのSNS支援のサービス資料はこちら↓からご覧ください!
3. X(Twitter)運用の成功ポイント②アルゴリズムをハックする
アルゴリズムとは、X(Twitter)においてどの投稿をどのユーザーに見せるかというルールのことです。そのため、X(Twitter)のアルゴリズムを理解していることで、ターゲットにどうすれば投稿が届きやすいかが理解できるようになります。
X(Twitter)のアルゴリズムについてはこちらの記事で詳しくまとめていますので、ぜひ読んでみてください。
関連記事:SNSのアルゴリズム徹底解説!誰も教えてくれない運用方法の秘訣とは?
4. X(Twitter)運用の成功ポイント③ガイドラインの作成
企業アカウントを開設してSNS運用を開始するなら、運用ガイドラインを作成するとよいでしょう。ガイドラインは平たく言えば運用ルールのことで、禁止事項や、トラブル時の対応をまとめたものになります。
昨今、企業の炎上件数が増加しています。背景としては、個人の価値観が多様化しており、万人に受け入れられる価値観というものはもはや存在しなくなっていることが挙げられます。そのため、企業が発信する情報に反感を持つ人が一定数存在してしまう結果になります。
また、X(Twitter)で始まった広告収益の分配の影響で、企業の揚げ足を取って炎上させ、インプレッションを稼ぐというインセンティブが高まっています。
これらの理由から最近のX(Twitter)は、企業が炎上しやすい環境になっています。
このようなSNSの環境で100%炎上を防ぐことは現実的に難しいですが、できるだけ炎上しないように行動指針を定め予防することは可能です。
また、もし炎上してしまった場合の対応についても具体的に決めておくと、スムーズな対応が可能になり、炎上を早期に収められる可能性が高まります。
ガイドラインについてより詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
関連記事:ソーシャルメディアガイドラインとは?内容や作成方法、企業事例を紹介
5. X(Twitter)運用の成功ポイント④キャンペーンを効果的に活用する
通常のオーガニック投稿と合わせて効果的に広告&キャンペーンを活用すると爆発的にインプレッション数を伸ばせる可能性があります。
広告&キャンペーンを企画する際にも、しっかりと目的から戦略を考えて行うことが成功の鍵になります。
X(Twitter)のキャンペーン事例はこちらにまとめていますのでぜひ参考にしてみてください。
関連記事:Twitterのフォロー&リツイートキャンペーン事例まとめ!2023年最新版
広告については弊社コンサルタントが、世の中のX(Twitter)広告から参考になると思った事例を集めた事例集があるので、こちらもぜひ参考にしてみてください。
▼Twitter広告事例100選のダウンロードはこちらから!
6. X(Twitter)運用の成功ポイント⑤アナリティクスでの分析
X(Twitter)運用において、投稿の分析は必要不可欠です。投稿して終わりではなく、どの投稿が伸びてどの投稿が伸びなかったのか、原因について仮説を立てて投稿を改善するというPDCAを回し続けることが非常に重要です。
その際、X(Twitter)アナリティクスで得られるインサイト数値は非常に有益です。X(Twitter)インサイトの分析方法についてはこちらの記事で詳しく解説しているのでぜひ読んでみてください。
関連記事:TikTok、Twitter、Instagramで見るべきインサイト指標は?計算方法まで徹底解説
7. X(Twitter)運用の成功ポイント⑥消費者インサイトを理解する
消費者インサイトとは消費者の「隠れた本音」のことで、消費者がどういう情報に興味があり、どういう文脈で商材のことを語り、何を判断材料にして購買を検討するのか、などの情報を指します。
これらを理解して投稿や広告クリエイティブに反映することで、消費者からの反応を得やすくなり、結果としてインプレッション数が伸びてより多くのターゲットにアプローチすることが可能になります。
消費者インサイトを理解するためには、実際に消費者と対話して生の声を聞くことが必要です。
具体的にはデプスインタビューと言われるヒアリングを実施し、ソーシャルリスニングを行うことで、自社商材についてどのような口コミが発生しているかを分析することが有効です。
※ソーシャルリスニング…ソーシャルメディアやブログ、掲示板、レビューサイトなどに発信された情報を収集し分析する調査手法のことです。
ソーシャルリスニングについてはこちらに詳しくまとめています。
関連記事:Twitterのソーシャルリスニングでできることは?活用方法を徹底解説
デプスインタビューについてはこちらをご覧ください。
関連記事:デプスインタビューとは?メリット・デメリットと質問設計のコツを伝授
消費者インサイトを反映した投稿の例として、ガイアックスが過去に支援させていただいたジャパンフリトレー様の事例を紹介させていただきます。
ジャパンフリトレー様は「ドリトス」「チートス」「マイクポップコーン」などの人気商品を抱えているお菓子メーカーです。
ソーシャルリスニングを実施して、口コミの傾向を分析し、中でも「食物繊維」に着目しました。
▼X(当時Twitter)上の「マイクポップコーン」に関連するワードクラウド
消費者がマイクポップコーンに多くの食物繊維が含まれることをよく話題にしているというインサイトが得られたのです。
これを反映した投稿がこちらです。
▼実際の投稿
https://x.com/Fritolay_JP/status/1178957725696495616?s=20
消費者インサイトを把握して、投稿に反映した結果多くの反響を得ることができました。
このように消費者インサイトを理解することで、Twitter運用をより成功に近づけることができます。
ガイアックスでもソーシャルリスニングの支援を提供しているため興味のある方はぜひこちらからチェックしてみてください。
8. X(Twitter)運用の成功ポイント⑦効果測定
最後にSNS運用の効果を測定することです。
大前提としてSNS運用が売上増加に与える効果を測定することはかなり難しいですが、以下の記事で紹介しているような方法で効果測定を行い、一定の効果を示すことで、社内説得や予算取りに役立てられると思います。
SNS運用の効果測定の方法はこちらの記事で紹介しています。
関連記事:SNS運用の効果測定を完全解説!X(Twitter)・Instagramなどの運用担当者必見
9. まとめ
X(Twitter)の運用を成功させるには、X(Twitter)というSNS自体の理解やゴールの設定などの事前準備、消費者の分析などの投稿後の情報収集やそれを元にした改善の反映など、さまざまなアプローチをすることが効果的です。
ガイアックスはSNS関連で幅広い支援を行っています。気になることや相談したいことがありましたら、ぜひお気軽にご連絡ください。
X(Twitter)運用なら、ガイアックスにお任せください!
メルマガでSNSの最新情報をキャッチしたい方はこちら!