企業のInstagram運用で成果を出すには？成功に導く７つのポイント

2023/10/02

近年、SNSのアカウントを開設して運用する企業が増えてきています。多くのプラットフォームがある中で、どのSNSが企業の運用に適しているのかを見極めることと、それを効果的に運用する方法を知ることは、成功に導くための重要なポイントです。

本記事では、企業が運用するSNSとして適しているInstagramについて、その特徴や運用成功のポイントを解説します。

■目次

企業がInstagram運用をするべき理由
ポイント① 運用設計の戦略
ポイント② アルゴリズムをハックする
ポイント③ ガイドラインの作成
ポイント④ 広告＆キャンペーンを効果的に活用する
ポイント⑤ Instagramインサイトでの分析
ポイント⑥ 消費者インサイトを理解する
ポイント⑦ 効果測定
まとめ

1. 企業がInstagram運用をするべき理由

Instagramのユーザー数

日本国内のInstagramユーザー数は、3,300万人（2019年6月時点）、アクティブ率も84.7%（2015年6月時点）と高い数値です。Meta社は2019年3月から具体的な数字を公表していませんが、現在もアクティブユーザー数は増加傾向にあると明言しています。

ユーザー層は利用率で見ると10～20代が約70%を占め、20代の利用が最も多くなっています。男女比は女性の利用率が高い傾向にありましたが、近年は男女差が少なくなり、30代、40代以降の利用も高まっています。

そのため、リーチできるターゲット数が多く、企業が運用するSNSアカウントとして適しているプラットフォームであると考えられます。

SNS別ユーザー数については、こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

Instagramの特徴

Instagramは画像や動画などのビジュアルに特化したSNSです。「インスタ映え」という言葉が生まれたように、クオリティの高い画像や動画が注目を集めています。TikTokを意識した縦型ショート動画の「リール」や、24時間で投稿が消えることが特徴の、縦型全画面で見られる動画の「ストーリーズ」など、さまざまな機能が追加されています。

気に入った投稿には「いいね」や「保存」ができますが、Ｘ（Twitter）の「リポスト」やFacebookにある「シェア」のような機能がないので、情報の拡散性は低いという特徴があります。そのため、タイムラインに自動的に情報が流れてくることはありませんが、探したい情報はハッシュタグを使って検索できます。

Instagramは独自のハッシュタグ文化があり、Googleで検索する「ググる」に変わって、ハッシュタグで検索することは「タグる」と言われています。若い女性を中心に、グルメやファッション、旅行先の観光スポット探しなどをハッシュタグで検索し、購買行動や行先の決定をする傾向にあるようです。

2. Instagram運用成功のポイント①運用戦略の設計

目的(ゴール)を設定

はじめに、何のためにInstagramを運用するのかという目的やゴールを必ず設定しておきましょう。

運用目的から逆算して、運用上どの数値を追うかを決めておかないと、運用を評価することができません。ここでの運用目的に沿った適切なKPIを設計しておくことが、運用の成否を分けることになります。

KPIの設計方法についてはこの記事で詳しく解説しています。

関連記事：Instagram運用のKPIどう設定する？SNS運用のプロが解説

戦略設計のアウトプットイメージ

次に運用目的とKPIを達成するために、SNSアカウントをどのように運用するか運用戦略を立てましょう。

運用戦略で考える項目はこちらを参考にしてください。

競合アカウント分析
役割定義
カスタマージャーニー
KPI設定
ターゲットペルソナ設計
トーン＆マナー設計
コンテンツカテゴリ設計
ユーザーコミュニケーション設計
アイコン/プロフィール

弊社ガイアックスがSNS運用を支援を承る場合は、原則として運用を始める前にこれらの項目で細かく戦略を設計しております。

ガイアックスのSNS支援のサービス資料はこちら↓からご覧ください！

3. Instagram運用成功のポイント②アルゴリズムをハックする

アルゴリズムとは、Instagramにおいてどの投稿をどのユーザーに見せるかというルールのことです。そのため、Instagramのアルゴリズムを理解していることで、どうすればターゲットに投稿が届きやすいかを分析できるので、より効果的な投稿ができるようになります。

Instagramのアルゴリズムについてはこちらの記事で詳しくまとめていますので、ぜひご覧ください。

関連記事：SNSのアルゴリズム徹底解説！誰も教えてくれない運用方法の秘訣とは？

4. Instagram運用成功のポイント③ガイドラインの作成

企業アカウントを開設してSNS運用を開始するにあたり、運用ガイドラインを作成したうえで運用するのが得策です。平たく言えばガイドラインとは運用ルールのことで、禁止事項やトラブル時の対応などをまとめたものになります。

昨今では、SNSなどのインターネット投稿による企業の炎上件数が増加しています。背景としては、個人の価値観の多様化により、万人に受け入れられる価値観というものはもはや存在しなくなっています。そのため、企業が発信する情報に反感を持つ人が、一定数存在しているからです。

Instagramは比較的炎上しにくいSNSですが、万が一炎上してしまった場合の対応についても具体的に決めておくと、スムーズな対応が可能になり、炎上を早期に収められる可能性が高まります。

ガイドラインについてより詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

関連記事：ソーシャルメディアガイドラインとは？内容や作成方法、企業事例を紹介

5. Instagram運用成功のポイント④広告＆キャンペーンを効果的に活用する

通常のオーガニック投稿と合わせて効果的に広告＆キャンペーンを活用すると爆発的にインプレッション数を伸ばせる可能性があります。
広告＆キャンペーンを企画する際にも、しっかりと目的から戦略を考えて行うことが成功の鍵になります。

Instagramのキャンペーン事例はこちらで解説しているのでぜひ参考にしてみてください。

広告については弊社コンサルタントが、世の中のInstagram広告から参考になると思った事例を集めた事例集があるので、こちらもぜひ参考にしてみてください。

▼飲食料品メーカーのInstagram広告事例集はこちらから！

6. Instagram運用成功のポイント⑤Instagramインサイトでの分析

Instagram運用において、投稿の分析は必要不可欠です。投稿して終わりではなく、どの投稿が伸びてどの投稿が伸びなかったのか、原因について仮説を立てて投稿を改善するというPDCAを回し続けることが非常に重要です。

その際、Instagramインサイトで得られるインサイト数値は非常に有益です。

Instagramインサイトの分析方法についてはこちらの記事で詳しく解説しているのでぜひご覧ください。

7. Instagram運用成功のポイント⑥消費者インサイトを理解する

消費者インサイトとは消費者の「隠れた本音」のことで、消費者がどういう情報に興味があり、どういう文脈で商材のことを語り、何を判断材料にして購買を検討するのかなどの情報です。

これらを理解して投稿や広告クリエイティブに反映することで、消費者からの反応を得やすくなり、結果としてインプレッション数が伸びて、より多くのターゲットにアプローチすることが可能になります。

消費者インサイトを理解するためには、実際に消費者と対話して生の声を聞くことが必要です。

具体的には、デプスインタビューと言われるヒアリングを実施するなど、ソーシャルリスニングを行い、自社商材についてどのような口コミが発生しているかを分析することが有効です。

※ソーシャルリスニング…ソーシャルメディアやブログ、掲示板、レビューサイトなどに発信された情報を収集し分析する調査手法のことです。

ソーシャルリスニングについてはこちらに詳しくまとめています。

デプスインタビューについてはこちらをご覧ください。

関連記事：デプスインタビューとは？メリット・デメリットと質問設計のコツを伝授

8. Instagram運用成功のポイント⑦効果測定

最後に重要なのは、SNS運用の効果を測定することです。

大前提として、SNS運用が売上増加に与える効果を測定することは大変難しいですが、以下の記事で紹介しているような方法で効果測定を行い、一定の効果を示すことで、社内説得や予算取りに役立てられると考えられます。

SNS運用の効果測定の方法はこちらの記事で紹介しています。

9. まとめ

nstagramを運用するにあたり、成功に導くためのポイントを解説しました。

運用戦略の設計に始まり、投稿後の分析などポイントは多岐にわたりますが、それぞれの注意点について、さらに詳しく解説した記事もぜひ参考にしてみてください。

ガイアックスはInstagram運用の支援を承っております。思ったような効果が出ない、もっと効果的に運用したいなど、お困りのことがありましたらぜひお気軽にご相談ください。

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