インスタグラムのフォロワーの増やし方解説!簡単に0から自分でやるためのコツも紹介!

2024/10/30

Instagramフォロワー数増やす

今回の記事では、インスタグラムの運用を成功させたいと考えているけれど、自力でどのように運用していけばいいのかがわからない方や、運用はすでにしていて、もっとフォロワーの増やし方を知りたい方へ向けて、自社でできる効果的なInstagram運用方法をご紹介します。

今すぐに取り組めるものから、本格的に予算をかけて行うものまで様々な施策がありますので、自社のフェーズに合わせて検討してみてください。

 

※編集部注
2024年10月:最新の情報をもとに加筆修正しました。

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目次

  1. Instagramでフォロワーを増やす目的とターゲットの設定
  2. インスタフォロワー増加の目標(KPI)設定方法
  3. インスタのリーチ数を増やす方法
  4. インスタのプロフィールを見てもらう方法
  5. プロフィールからのフォロー率を高める方法
  6. まとめ【インスタグラムのフォロワー増加を通して、ゴールを達成しよう!】

1. Instagramでフォロワーを増やす目的とターゲットの設定

Instagramでフォロワーを増やす施策を実施する上で、明確な目的とターゲットの設定が重要です。

フォロワーを増やすこと自体が目的ではなく、なぜフォロワーを増やしたいのかを明確にする必要があります。

 

目的がはっきりしていないと、発信する情報に一貫性がなくなることが考えられます。

ブランドの認知向上のためか、商品購入のコンバージョンなのか、新製品のPRなのか等、具体的な目的が決まっていない場合は、今一度振り返って確認しましょう。

 

目的が決まったら、その目的達成のためのターゲットを設定する必要があります。そしてターゲットにどのような行動をしてほしいのか、設定しましょう。

 

これらのプロセスを固めることによって、どのような投稿をするべきかが定まり、結果としてフォロワー獲得につながります。

2. インスタフォロワー増加の目標(KPI)設定方法

フォロワーを増やすための取り組みについて考える前に、Instagramのユーザーはどのようにアカウントをフォローするのか、そのステップを理解しましょう。

これを理解することで、アカウントの課題発見や改善施策の考案が、よりやりやすくなります。

インスタフォロワーを増やす公式はこのようになっています。

フォロワー増加数 = リーチ数 × プロフィール訪問率 × フォロワー転換率

ゆえに、アカウントのフォロワーを増やすためには、以下のステップを踏んでもらう必要があります。

 

  1. アカウントを発見してもらう(リーチ数を増やす)
  2. プロフィールを見てもらう(プロフィール訪問を増やす)
  3. フォローしてもらう(フォロワー転換率を上げる)

 

そのため、Instagramのアカウントを運用する際には、運営施策がこの3つにつながるものであるかを常に意識し、改善し続けていかなくてはなりません。

以下で、各ステップをもう少し掘り下げて解説します。

アカウントを発見してもらう(リーチ数を増やす)

フォロワーを増やすには、まずできるだけ多くのユーザーにアカウントを見つけてもらわなければなりません。Instagramユーザーがアカウントにリーチしてもらうまでには、主に以下のような経路があります。

1.外部からのアクセス

口コミやほかのSNS、企業アカウントであればマスメディアに紹介されることをきっかけに、ユーザーがアカウントを発見するのが、外部からのアクセスです。

2.インフルエンサーからのタグつけによるアクセス

インフルエンサーとのコラボレーションの際などに、インフルエンサーがタグ付けすることにより、そのフォロワーがアカウントを認知するという経路です。

3.おすすめからのアクセス

主に任意のアカウントをフォローしたときに同時に表示されるのが「おすすめ」です。 この欄には、ユーザーのコンテンツ閲覧やフォロー状況に合わせたフォローする可能性が高いアカウントが表示されます。

4.通常投稿からのアクセス

投稿に添えられたハッシュタグやアクセス(位置情報)から別の投稿コンテンツにたどり着いてアカウントを発見する経路と、発見タブやリールで投稿を見て、アカウントを発見する経路があります。

5.ストーリーズ投稿からのアクセス

Instagramユーザーがストーリーズ投稿を見るのは、ホームフィードのフォロワー投稿か発見タブ経由です。

ストーリーズは既存のフォロワーに情報を届ける手段であり、非フォロワーへのリーチを伸ばすためのものではありません。ストーリーズ投稿がフォロワー増加に直接繋がることは原則ありません。

6.発見タブ、リールタブからのアクセス

アプリを開いた画面の下部には、フィード(家マーク)、発見タブ(虫眼鏡マーク)、投稿、リール(動画のようなマーク)、プロフィールのメニューがあります。

このなかで、発見タブとリールは、フォローしていないアカウントの投稿が表示されるため、そこからの流入が見込めます。

フィードには基本的にフォローしているアカウントの投稿が表示されるのですが、フォローしているアカウントの新規投稿などが表示されきったあとは、フォローしていないアカウントのおすすめ投稿が表示されます。

7.自分からアプローチすることによるアクセス

運営する企業アカウントに興味を持ってくれそうなユーザーへいいね!やコメントを残すことにより、ユーザーにアカウントを認知してもらい、アカウントを発見してもらう方法です。

8.DM(ダイレクトメッセージ)からのアクセス

あるユーザーが企業の投稿やストーリーを友達にDMでシェアすることにより、そのフォロワーにアカウントが認知されるというものです。Instagram以外のDMでシェアされることもあります。

企業アカウントがユーザーにDMを送付し、発見されるという経路もあります。

9.広告からのアクセス

Instagram広告では、プロフィール流入やリーチ拡大を目的とした広告を出稿することができます。

過去の投稿をそのまま広告として出稿するオプションもあるため、過去にエンゲージメントが良かった人気投稿を広告化すれば、クリエイティブの制作コストをかけずにリーチやプロフィール流入を増加させるための広告を出稿できます。

金額も少額から可能なので、小規模な予算からはじめてみて、徐々に金額を増やしていくという柔軟な運用ができます。

プロフィールを見てもらう(プロフィール訪問を増やす)

インスタグラムのフォロワーを増やすためには、投稿自体に興味を持ってくれたユーザーに、フォローするボタンがあるプロフィールを訪ねてもらう必要があります。

プロフィールを訪ねてもらうためには、ほかの投稿が気になる、どんなアカウントだろうと、興味を引き付ける必要があります。

フォローしてもらう(フォロワー転換率を上げる)

さまざまな経路からユーザーがインスタアカウントにアクセスしてきたとして、そこから実際にフォローしてもらわなければフォロワーは増えません。

Instagramのインサイトでプロフィールへのアクセス数を確認できますので、フォロワー数の増減を併せて観測すれば大まかな転換率が分かります。

その数値を元に、プロフィール閲覧からフォローにどの程度つながっているのかを判断します。

 

ただし、インサイトのプロフィール閲覧数はすでにフォロー済みのユーザーも含まれます。あくまで参考程度に留めるようにしてください。

3. インスタのリーチ数を増やす方法

プロフィール名で検索対策をする

Instagramでリーチを増やすためには、プロフィール名(表示名)は、非常に重要です。

インスタグラム内で特定のキーワードを検索すると、プロフィール名にそれらのキーワードを含めているアカウントが検索結果に表示されやすくなります。

 

Instagram公式の情報では、日本のInstagramユーザーはハッシュタグ検索を、世界比で5倍行うそうです。

検索を積極的に行う日本市場では特に、検索からのリーチを増やす対策を十分に取っておきましょう。

 

関連記事:

インスタの狙いが一気に分かる。「House of Instagram Japan 2021(#インスタ公式セミナー)」イベントレポート

アルゴリズムで高評価されやすいアカウント作り

明確な因果関係などが見えにくいものの、非常に重要なのが、Instagramのアルゴリズムの観点で高く評価されるアカウントおよび投稿作りです。アルゴリズムに高評価されると、下記のような副次的な効果を期待できます。

 

  • フォロワーに投稿が表示される優先順位が上がる
  • 伴って各投稿へのエンゲージメントが得やすくなる
  • 投稿への反応率が高いためハッシュタグ検索で投稿が上位表示されやすくなる
  • 投稿やアカウントの評価が長ければ発見タブなどにも表示されやすい

 

インスタの表示アルゴリズムの評価基準は、「①Interest(興味関心度)」「②Relationship(親密度)」「③Timeline(鮮度)」の3点が軸です。

この観点で、いくつか気をつけたいポイントをご紹介します。

【①Interest(興味関心度)】投稿内容の一貫性、ターゲットが有益だと感じること

アルゴリズム上の評価の観点でも、世界観の統一やテーマの一貫性が重要です。それが、アカウントへの興味関心度合いの高さにつながるからです。

ユーザーは自分の興味があることを投稿しているアカウントを見つけたとき、フォローしたくなります。

気になる投稿を見つけても、いろいろなジャンルの投稿をしていて、気になる投稿はいくつかしかない場合、フォローにはつながりにくいのです。

 

ターゲットに有益な投稿とはどんな投稿なのか、真剣に考えることも重要です。

興味がある投稿を見つけたときアカウントをフォローする人は、どんな部分に魅力を感じ、何を求めてフォローしているのか、その期待に応えられる投稿はどのようなものかを考え、常に投稿をブラッシュアップしていきましょう。

投稿の内容はもちろんのこと、画像の表現やデザインなども含めて、ターゲットやフォロワーのニーズを分析し、それに合わせた投稿の作成を心がけましょう。

 

ここからは具体的なTipsをご紹介します。

 

カルーセル投稿にする

Instagramでは、1回の投稿で10枚まで画像(および動画)を投稿可能です。1投稿で複数の画像を投稿することを「カルーセル投稿」と言います。

カルーセル投稿を活用と、ユーザーが投稿を見ている時間を伸ばすことができます。コンテンツの滞在時間が長いと、アルゴリズムが興味関心度が高いと判断する可能性が高まります。

1投稿の情報量を担保することでユーザーへの提供価値を高められるというメリットもあるので、ぜひカルーセル投稿は積極的に活用してください。

 

適切なハッシュタグとキャプション文をつける

投稿内容を示す適切なハッシュタグとキャプション文をつけると、アルゴリズムに投稿内容とジャンルを正確に認知させることができます。

投稿やアカウントのジャンル・テーマをアルゴリズムが正確に認知してくれれば、そのジャンルやテーマに興味関心のあるユーザーのホームや発見タブで、おすすめ表示されやすくなります。

 

この時注意が必要なのは、その投稿内容に関連するハッシュタグだけをつけることです。

投稿数が多く人気なハッシュタグをつければ検索からの流入が増えるという考えはむしろマイナスで、アルゴリズムからの評価を下げる結果になるので、関連性が高いハッシュタグだけをつけるようにしましょう。

 

まとめ(ガイド)機能の活用

いくつかの投稿をまとめて、ひとつの記事のようにできるのがまとめ(ガイド)機能です。

まとめ自体をフィードやストーリーズに投稿することも可能です。

このまとめ投稿も、アカウントの投稿への滞在時間を長くできますし、関連性が高い過去投稿なども遡れるため、Instagram検索で調べものなどをしているユーザーに対する有益なコンテンツになります。

 

関連記事:

活用必須の新機能! Instagramまとめ(ガイド)機能の使い方と6つの好事例

【②Relationship(親密度)】フォロワーと積極的に交流する

親密度というと友だち同士の交流のようなイメージを持ちがちですが、企業アカウントでの親密度とは、アクティブなエンゲージメントが発生しているか、です。

できるだけ投稿にエンゲージメント(いいね、コメント、保存など)してもらえるように工夫する、コメントやDMに返信するなど、関係性やつながりを意識した運用を心がけましょう。

 

こちらも具体的なTipsとして以下などがあります。

 

ストーリーズの活用

ストーリーズ自体は主にフォロワー向けのもので、新規へのリーチはほぼ望めませんが、親密度を高めるという観点では活用しやすい機能が多くあります。

スタンプには、ユーザーから質問を受け付けられたり、2択の選択式でアンケートを取れたりするものがあり、ユーザーも気軽に反応してくれるので、大いに活用しましょう。

こうしたストーリーズへの反応もアカウント間の交流として捉えられ、アカウントへの評価につながります。

実際に受け付けた質問に対してストーリーズやリール、投稿などで回答すれば、ユーザーもよりアカウントに好印象を持ち、エンゲージメントが高まるでしょう。 ストーリーズは多くのユーザーが閲覧しているので、ぜひ活用していきたいものです。

 

Instagram Live(インスタライブ)の活用

Instagram Live(インスタライブ)もInstagramストーリーズと同様、基本的にはフォロワー向けの機能であるため、新規リーチはあまり期待できません。

しかし、フォロワーとのより濃密なコミュケーションが可能なため、コアなファンの獲得に繋がります。インスタライブ中はコメントでの質問が気軽に発生するので交流が活発になり、通常投稿がフォロワーのホームで上位表示されやすくなるという効果もあります。

業界によっては、ユーザーの疑問点や不満点などを事前にInstagramストーリーズで回収しておき、ライブ配信で疑問や不満を解消するといった施策や、ライブ配信を活用したイベントなども企画できます。

リソースが確保できるのであれば、積極的に活用してみてください。

 

投稿内でいいねや保存、ほかの投稿の閲覧を呼びかける

エンゲージメントを積極的に促すような呼びかけやクリエイティブを取り入れるのも有効です。

特にお役立ち情報を発信しているメディア系のアカウントなどは「見返すために保存」「ダブルタップでいいね」などを画像内に記載したり、キャプションで呼びかけたりしているのが見られます。

アカウントのジャンルやブランドの世界観にもよりますが、可能であればとりいれてみてください。

左:https://www.instagram.com/millennial_jp/ 右:https://www.instagram.com/wakaru_syukatsu/

【③Timeline(鮮度)】定期的な投稿

Instagramは、X(Twitter)などと比較すると高い即時性が求められるSNSではありませんが、一定上の情報の鮮度や更新性の高さは重要な指標となります。

この観点でアカウントのアルゴリズム評価を高めるためにもっとも重要なのは、定期的に何かしらの投稿を行うことです。

理想としては1日1投稿、フォロワーを増やしたいフェーズなのであれば少なくとも2~3日に1回は何かしら投稿するのが望ましいです。

必ずしも通常の画像や動画の投稿である必要はなく、リールやストーリーズの更新も組み合わせて考えて問題ないでしょう。

 

ただし、1日に何投稿もしてしまうと1投稿あたりのエンゲージメントは伸びにくくなるので、たくさん投稿すればいいというわけではありません。

1日に一気に5投稿するのではなく、毎日or1日おきなどで5投稿したほうがアルゴリズム上の評価は得やすいと考えられています。

ユーザー視点でも、同じアカウントの投稿が一気にたくさん表示されるのは、あまり好ましくない可能性が高いでしょう。

 

最大でも1日2~3投稿、できるかぎり毎日や数日おきで定期的に、投稿するのが理想です。

インサイト分析でリーチが伸びる投稿作り

Instagramプロアカウントにすることによって、インサイトを分析できるようになります。

インスタグラムのインサイトで閲覧できる指標

インサイトでは以下のような指標を閲覧できます。

 

  • リーチ
  • いいね数
  • コメント数
  • 保存数
  • プロフィールへのアクセス数
  • フォロー数 など

 

これらの指標を確認し、数字がよかった投稿と悪かった投稿の違いについて仮説を立て、投稿作りに反映し、またインサイトを分析するというPDCAを繰り返すことで、リーチの伸びる投稿を作ることが大切です。

インサイトで見るべき重要な指標

インサイトを見る上で特に重要な指標は次の3つです。

 

  • 保存率(保存数÷リーチ数)
  • ホーム率(リーチに占めるフォロワーの人数÷全フォロワー数)
  • プロフィール遷移率(プロフィールへのアクセス数÷リーチ数)

 

保存率とホーム率が低いと発見タブに露出しにくくなります。

ホーム率が低い場合には、ストーリーやInstagram Live(インスタライブ)などで交流を増やし、フォロワーのホームに投稿が表示されるようにアルゴリズムを教育しましょう。

 

保存率が低い場合は、投稿内で保存を訴求したり、情報量を増やしたり、保存する動機を与えることで保存率をあげられます。

プロフィール遷移率とは、投稿からプロフィールにアクセスする割合です。これが低いとどれだけリーチが伸びてもフォローにつながらず、その投稿単体として消費されてしまいます。

プロフィール遷移率が低い場合には、投稿内でほかの投稿もみるように訴求するのがいいでしょう。詳しくは下の「インスタのプロフィールを見てもらう方法」の章で解説します。

インサイトを分析するタイミング

投稿1週間後と2週間後に2回ほど確認すると良いでしょう。エンゲージメントの初速を確認するタイミングと、伸び切った後のエンゲージメントを確認するタイミングの2回程度で分析できると理想的です。

投稿が発見タブに露出するタイミングは日々変わっているため、ある程度期間が経ってからでないと、数値が伸びない場合があることを留意しておくといいでしょう。

ほかのSNSやWebサイトでの告知

FacebookやX(Twitter)、自社メディア、ブログ、メールマガジンなどすでにほかのチャネルを持っているのであれば、Instagram開設のお知らせをしましょう。

ただし、投稿が何もないときにしても効果は望めませんので、一定数の投稿をしてから行いましょう。

Instagramアカウントの開設をブログでお知らせ

SNSの活用に長けた「北欧、暮らしの道具店」は、Instagramアカウントを開設した際に、自社メディアに記事を投稿しています。

003

http://hokuohkurashi.com/note/70114

 

既に一定層のユーザーが集まっている中で注目されるためだけではなく、アカウント開設の経緯や、不慣れなユーザーのためにハッシュタグの検索手順を紹介。

想定している顧客のレベル感に合わせ、こういった手助けを施すのも良い手法といえます。

商品パッケージやチラシにアカウント名やリンク、独自ハッシュタグを明記する

▲筆者が買い物時に見つけた某メーカーの店内POP

 

ユーザーがInstagramアカウントの存在を知るのは、今やスマートフォンアプリだけに限りません。

商品パッケージやチラシにInstagramアカウントへ誘導する記載ができると、流通網が広ければ広いほど効果的です。

実店舗や商品棚の前で「おっ、このブランドはアカウント開設しているのか!」「今こういうキャンペーン行っているんだな!」と気づいてもらえます。

ファンへのアクション(いいね・フォロー・コメント)を行う

興味を持ってくれそうなユーザーに対して、直接アクション(いいねやフォロー、コメントなど)を起こすのも有効です。

アカウントを開設しただけではユーザーに気づいてもらえないので、よく使われる手段です。

具体的なやり方は、まず自社名や自社商品名、それらに関連するハッシュタグを検索し、そのタグを使って投稿してくれているユーザーへいいねやフォローをします。

 

自社アカウントとターゲット層がかぶっているほかのアカウントをフォローしているユーザーへのアプローチも効果的でしょう。

親和性の高いユーザーへのコメントの返信や、関連トピックを投稿しているユーザーに対するコメントなども効果的です。

これによりアカウントの存在に気付いてもらうことができるほか、親近感を持ってもらうことができます。

 

ただし、自社に全く関係のないアカウントや投稿に対して積極的なアクションを起こすと、無差別にアカウントをフォローして回るスパムのように見えてしまいます。

逆効果になり、ユーザーに警戒されてしまいますので、フォローや「いいね」をするユーザーはきちんと選びましょう。

その他にも一日に一定数を超えるアクションを起こすと、アカウント停止になることがあるので、注意して行ってください。

ハッシュタグを活用する

ハッシュタグが盛んに活用されているのが、Instagramの特徴です。

ハッシュタグは、投稿文の中で「#」を頭につけた単語の部分を指し、クリックできる仕様になっています。

クリックすると、同じハッシュタグがつけられた写真の一覧が表示されるため、自社ブランドの写真が興味を持ったユーザーの目に触れる可能性が高まります。

独自ハッシュタグを使ってファンとのコミュニケーションを円滑に

さらに専用のハッシュタグを生み出し、ユーザーとコミュニケーションをし続けるのも、ブランドへの愛着が高まり効果的です。

アパレルブランドGUは、@gu_for_all_のアカウント名でInstagramを運用しています。新作紹介やコーディネート紹介など、ほとんどの投稿で「#GUコーデ」のオリジナルハッシュタグを添えて投稿しています。

「#GUコーデ」のオリジナルハッシュタグを検索してみるなんと件数は40万件以上。UGCもたくさん集まっています。

ハッシュタグ検索のおすすめ投稿を狙う

おすすめ投稿とは、上記赤枠のようにハッシュタグ検索した際に、ファーストビューに表示される投稿です。

 

このおすすめ投稿は、該当のハッシュタグをつけた投稿の中からInstagramによって選定されたもので、検索結果の画面で最上部にレコメンドされます。

人気投稿に表示されると、自分のフォロワー以外のユーザーに投稿、およびアカウントを認知されます。

現在は「おすすめ・アカウント・音源・タグ・場所・リール」がタブメニューで、おすすめにもリール投稿が表示されるため、リール投稿にハッシュタグをつけて投稿するのも有効です。

ハッシュタグで検索しているユーザーのニーズを満たす

おすすめ投稿に表示されるためのアルゴリズムは、明確に公表されておらず、常に変化しています。

しかし、いいねや保存などのユーザーからのエンゲージメントに加え、ハッシュタグと画像の関連性の高さが重要だというのは間違いありません。

 

社内決定時は良いと思っていても、そのハッシュタグを投稿するターゲットユーザーの世界観と全く異なっては反応が鈍く、興味を持ってもらいづらいでしょう。

ハッシュタグ検索をしてみた時、他の上位表示される投稿を参考にしながら、自社投稿の見た目と比べてみることが大切です。

該当のハッシュタグを検索したユーザーに喜ばれる投稿をしていきながら、ハッシュタグ経由での投稿へのアクセスなどを分析し、トライ&エラーを繰り返しましょう。

ハッシュタグ選びは、アカウントの規模に合わせて調整

ハッシュタグを選ぶ際には、ついつい投稿数の多いもの(ビッグキーワード)を選んでしまいがちです。

しかし、アカウントの運営を始めたばかりの規模が小さいうちにビッグキーワードを狙っても、いいね!やコメント数などが足りないために上位表示されない傾向があります。

 

そのため、アカウント規模が小さいうちは、あまり投稿数が多くないミドルキーワードやスモールキーワードを選んで投稿する施策も必要です。

運営するアカウントの規模とハッシュタグの規模を対応させながら、徐々に規模を大きくしていくことで、段階的にアカウントを育てられます。

 

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100ハッシュタグ・900人気投稿を徹底調査! Instagram「人気投稿」に表示される傾向を分析

発見タブへの表示を狙う

発見タブは、ユーザーが新しいアカウントを発見する非常に重要な経路です。いまや Instagramで投稿が拡散されるためには発見タブで表示されることが不可欠です。

発見タブには通常投稿とリール投稿が表示されますが、どのような投稿が並ぶかはユーザーごとに異なります。普段のユーザーのInstagram内での行動に合わせて、より興味を持ちそうな投稿が並ぶのです。

 

発見タブへ表示されるとフォロワー以外からの投稿閲覧が一気に増える上、自社アカウントの投稿に興味を持つ可能性が高いユーザーにアプローチできている状態なので、フォローにもつながりやすいでしょう。

 

しかしながら、発見タブへの掲載を意図的に狙うための具体的な施策はほぼありません。

プロフィールの作り込み、投稿テーマの一貫性、投稿へのエンゲージメントを促すなど、多角的な施策でのアプローチが重要になります。

よりユーザーにとって価値が高い投稿をコンスタントに続け、かつできるだけフォロワーと交流し続けることで少しずつアカウントの評価を高め、発見タブへの表示を狙っていきましょう。

 

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Instagram発見タブのアルゴリズムの中身をエンジニアが徹底解説

リール投稿の活用

インスタでは縦型全画面の短尺動画をリールと呼んでいます。

リールはInstagramアプリ内に専用のタブが設置されており、リールではフォローしていないアカウントの投稿も多く表示されるため、新規ユーザーにリーチしやすいという特徴があります。

 

さらに発見タブのおすすめファールとビューでも2~3投稿が必ず表示されます。

つまり、フォロワー数が少なくても広くリーチできるのが、リールの大きなメリットなのです。

全体的に拡散性が低く、投稿単位で「バズる」ことはほとんどないInstagramですが、リールは「バズ」に近い現象が発生します。

それほどフォロワー数が多くないアカウントでも数万回再生されることもあり、当社のコンサルタントが運用しているアカウントで動画を通常投稿ではなくリールに切り替えたところ、3ヶ月でフォロワー0人から200人まで伸びた事例もありました

(いくつかの施策を併用しているので、リールだけの効果ではありませんが、フォロワー増に貢献したことは間違いありません)。

 

フォロワーを増やしたいアカウントは、積極的にリールを投稿していきましょう。

▼「バズった」リールのインサイト画面

 

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Instagramリール!作り方やメリットと企業活用事例13選

ショッピング機能の活用

利用できるアカウントに制限があるため、すべての企業アカウントに適した手法ではありませんが、ショッピング機能の活用もフォロワー増加に効果的です。

ショッピング機能を導入しているアカウントによる商品タグがついた投稿は、Instagramアプリ内のショップタブに表示されます。

フォローしているアカウントの投稿が優先的に表示されますが、フォローしていないアカウントであってもユーザーが好みそうなものは表示されるため、発見タブやリールタブ同様、ショップタブ経由で新規ユーザーにリーチできるのです。

 

また、ショップタブ内にはフォローしているアカウントの類似アカウントがレコメンドされる部分もあり、アカウントとしての露出も見込めます。

 

ショッピング機能の利用条件に当てはまる場合は必ず導入、活用していきましょう。ショップタグの活用は既存フォロワーにとっての利便性向上にも貢献してくれるため、アカウント全体の評価向上にも役立ちます。

 

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Instagramショッピング機能とは?使い方や企業の導入事例を徹底解説

位置情報を追加する

ハッシュタグ以外でも位置情報を使って投稿を検索するユーザーもいるため、投稿に位置情報を追加することは重要です。

投稿にいろいろな情報を盛り込み、露出面を増やしていくことでフォロワーを増やしやすくなります。

 

また、ハッシュタグ検索による人気投稿だけでなく、位置情報検索でも人気投稿が表示されるので効果的に利用するようにしましょう。

関係するアカウントを投稿時にタグ付けする

Instagramでは、写真に写っている友達や身につけている衣服のブランドなど、投稿に関連する他アカウントの情報を示すためにタグ機能が存在します。

この機能を利用し、自分の投稿に親和性の高いユーザーなどをタグ付けすれば相手ユーザーに通知が届き、アカウントに気づいてもらうことができます。

自分のアカウントが他アカウントにタグ付けされている場合は、プロフィールからタグマークを選択することで「あなた(自社ブランド)が写っている写真」として表示されます。

こちらのアカウントでは普段、日本のローカルな風景などを投稿しているのですが、関連する数多くの風景投稿系のアカウントにタグ付けされていることがわかります。

ユーザーにメンションを付けて投稿してもらう

SNSにおけるメンションとは、特定のアカウントのユーザーについて触れる、名前を上げる、という用途で使われます。

 

具体的な方法は、投稿に「@アカウント名」をつけることで、@で指定されたアカウントについて言及できます。

Instagramでは、このメンションがフォローのきっかけになることも多くあります。

すでにフォロワーしているユーザーがキャプション内で企業アカウントのメンションを入れているのをタップして企業アカウントに行き着き、フォローするのです。

 

そのためには自社のアカウントのフォロワーに対して、普段からメンションをつけて投稿することを促す必要があります。

普段の投稿のキャプションに「みなさんも『@ブランドのアカウント名』を付けて投稿してくださいね♪」と記載しておくといいでしょう。

https://www.instagram.com/p/BXQHdOTA6-a/

するとこちらのように、アカウントのフォロワーが自社アイテムとともに、アカウントのメンションをつけて投稿してくれたりします。フォロワーが多いユーザーにメンション付きの投稿をしてもらえれば、フォロワー増加効果を期待できるでしょう。

キャンペーンを実施する

特定のハッシュタグをつけて写真を投稿してもらい、投稿者の中から景品をプレゼントするといったキャンペーンも盛んに行われています。

 

キャンペーンでは、一般ユーザーが気軽に参加できるハードルの低さに加えて、参加意欲を掻き立てるアイデアが散りばめられています。

キャンペーンの参加条件に、自社商品を投稿することを加えると、ユーザーがさまざまな投稿をしてキャンペーンに参加してくれます。

キャンペーンで生まれた口コミ投稿は、今後の施策に活用することもできます。

UGCを活用することで、露出が増えたり、別のユーザーに対する信頼につながり、結果としてフォロワー数を増やすことができます。

 

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【2024年版】Instagramキャンペーンの企業成功事例15選!

インフルエンサーの協力を仰ぐ

すでにフォロワー数が多い「インフルエンサー」を企画に取り込み、連動したInstagramキャンペーンをつくることも認知獲得につながる施策です。

キャンペーン施策の中にも、インフルエンサーを絡めたものが多くあります。

Instagramには料理、ファッション、インテリアなど特定のジャンル内で数万単位のフォロワーを集めているマイクロインフルエンサーが多くいます。

自社と相性がいいジャンルのインフルエンサーを絞り込んで協力してもらえるようにすることで、予算も抑えながら効果的な施策・キャンペーンが打てるでしょう。

社内インフルエンサーの採用や育成という手法

アパレルやコスメなどの業界を中心に、従業員をインフルエンサー化したり、インフルエンサーを従業員やアンバサダー的な立場で採用し、SNSアカウントを運用してもらうという手法が取り入れられてきています。

明確なやり方があるわけではありませんが、勤務しているブランドや店舗をプロフィールなどで明示し、一定のルールを設けつつ具体的な運用は個々に任せるような形で、フォロワー数や投稿経由の売上などに応じてボーナスを支給するなどのバックアップをする例もあります。

従業員による投稿を企業公式アカウントの通常投稿やストーリーズとしてリポストするなど、従業員が生み出したコンテンツを企業が活用することも可能です。

左:@yumi.0527、 右:@gu_natsuki_c

 

基本的に企業よりは個人のアカウントほうが親近感が湧きやすかったり、商品を紹介する投稿でも宣伝感を抑えて、スタッフ自身が感じている魅力を語ることができたりします。

そのため、フォロワー数やファンを増やすという観点で、効果を発揮することもあるでしょう。

企業アカウント単体で考えるのではなく、Instagram内で企業やブランドに触れてくれる人を増やしたり、認知や好感度を総合的に高めたりという視点で、このような手法を取り入れるのも効果的です。

ただし、自社のブランドや商品と、この手法の相性が良いのかどうかはよく検討してください。

 

関連記事:

アパレル業界に学ぶ! 従業員のInstagram活用事例6選。公式アカウントと併用して効果を最大化するには?

インスタグラム広告を出稿する

広告を打って目に触れるユーザーを増やすのは、有効かつ再現性が高い手法です。

Instagram広告は低額から始められ、かつ実際にインプレッションなどが発生しない限り料金も発生せず、反応を見ながら改善もできるため、広告予算が使えるのであれば少しずつでも取り入れることをおすすめします。

インスタ広告の特徴や種類、広告出稿のやり方はこちらの記事で、詳しく解説しています。

企業アカウントが「広告を出して成功した事例も紹介していますので、参考にしてください。

 

関連記事:

【事例効果つき】Instagram広告の種類や特徴、使い方のまとめ記事

定期的な投稿と継続的な運用

最後は手法とは言えないかもしれませんが、アカウントを運用しフォロワーを増やしていくために最も重要なことは、「継続」です。

どんなに魅力的な投稿をしているアカウントであっても、フォロワーが増えてアカウントが成長するまでには一定の時間がかかります。特に、オーガニックのみで運用するということであればなおさらです。

なぜInstagramを運用するのかという目的を明確にし、継続的に運用しながら、インサイトを見て改善していきましょう。

ユーザーにとって有益な投稿をして、適切な施策を打ち続ければ、段々とフォロワーは増えていきます。

 

ここでは実際にあった企業様の案件を抽象化し、フォロワー数をゼロから2~3万に伸ばした方法と推移ついて解説します。

ここでは某外食チェーンと消費財メーカーの企業事例を取り上げます。

また、Instagram開始以前のブランド認知度や好意度がその後の伸ばしやすさに関わるため、今回は商品名がもともと広く認知されている場合と商品がニッチでブランド名を強く押し出さない場合の二つをご紹介します。

事例:某外食チェーン企業の場合

こちらは全国に店舗を持つ企業で、アカウント開設以前にはInstagram上にユーザーの口コミ投稿が数多く見られていました。

ご担当者様もInstagramにポテンシャルは感じていたものの、他のマーケティング施策の優先度が高くInstagramは今まで着手されずにいました。

Instagramアカウントを開設してからは、毎月20本以上の高頻度のオーガニック投稿を徹底、10から15個のハッシュタグを都度調整し、特に初期はLINEやX(Twitter)など他媒体における告知も活発に実施。

結果、運用開始2カ月で1万フォロワーを達成。半年で3万も超えました。

アルゴリズム上、評価が高まると言われる保存のアクションも、いち投稿あたりの平均数は毎月伸びていき、成果を感じることができました。

事例:某消費財メーカー企業の場合

企業自体の知名度は高いものの、同アカウントでは特定のブランドに絞らない運用が必要でした。

加えてフォロワー数増加だけでなく、アカウント名に関連した独自ハッシュタグの投稿件数を増やし、ブランド認知度を高めることが目的でした。

まず同社複数ブランドのInstagram広告が出稿され、それぞれ通常投稿とストーリーズ投稿は毎月リーチやCPMを計測、最適化が行われました。

次に独自ハッシュタグがついた投稿を、ユーザーの許諾をとった上でリポストしていき、商材に関心の高い層から口コミで広がり始めました。

結果として、1万フォロワーは2カ月ですぐ達成し、14ヶ月目で2万に到達。

肝心のUGC数は月間で500件以上が創出されることになりました。

 

また運用の主な目的がファンによるコミュニティ形成だったため、フォロワー数以上に、口コミ増加施策に注力していました。

フォロワー増加が頭打ちになる時期はありましたが、よりUGC創出数は右肩上がりでした。

具体的な施策としては、オリジナルのハッシュタグの拡散やお題を決めた投稿の宣伝、投稿主へのお礼と公式アカウントによる紹介などを徹底しました。

企業アカウントにおけるフォロワー増加ポイント

弊社実績から、アカウントのフォロワー増加ポイントを整理してみました。

業種業界により潜在的なフォロワーの母数が変わるため、あくまで参考値となります。

 

  • 0~5,000人:
    • まずは投稿自体のパフォーマンスをとにかく最大化させる時期
    • ハッシュタグや写真の構図最適化など、転換率を意識する
    • キャンペーンや通常投稿への広告出稿を行い、露出数を増やす
    • 他媒体や実店舗などで、Instagramアカウントの存在を伝えられると良い
  • 5,001~20,000人:
    • フォロワーの母数が貯まり、発見タブへの表示や人気投稿掲載のアルゴリズムにも評価されやすくなる。ますます投稿の質を高める時期
    • この時期から他媒体による訴求や前述のキャンペーンの繰り返しでは、フォロワー獲得ペースが落ちてくる
  • 20,001人~:
    • フォロワー増加のペースを見て、投稿の質(転換率)か露出の量(アクセス数)が足りないのか、引き続き検証する
    • 一方で、ユーザーとの交流や会話によるエンゲージメントの向上、ハッシュタグコミュニティの熱量、自社の口コミの拡散数も伸ばせそうか確認する

4. インスタのプロフィールを見てもらう方法

Instagramのプロフィールを見てもらうためには、投稿でユーザーの興味を引き、プロフィールページへのアクセスを促すことが重要です。

以下で、その方法をご紹介します。

投稿内で、ほかの投稿の閲覧を呼びかける

プロフィール画面への遷移を積極的に促すような情報を、キャプションやクリエイティブを取り入れるのが有効です。

キャプションに自社アカウントのリンクを貼る(@*****の形式で)のもいいでしょう。

また、投稿は左上にアカウントが表示されるので、コンテンツ画像にこのアカウント名を指すオブジェクトを加えて、「ほかの投稿を見る」などの案内を入れると、プロフィールへの遷移を促すことができます。

アカウントのジャンルやブランドの世界観にもよりますが、可能であればとりいれてみてください。

 

https://www.instagram.com/fujifilmjp_fujicolor

5. プロフィールからのフォロー率を高める方法

フォロワー増加に結びつきやすい「転換率の向上」から取り組みましょう。

一つひとつの投稿写真ももちろん重要ですが、ユーザーが自社アカウントをフォローするかどうかは、プロフィールページで決まります。

ユーザーがフォローしたくなるプロフィールページにするためのポイントを確認しておきましょう。

アカウントのテーマを決定する

まずはアカウントのテーマや世界観を決めます。

Instagramの投稿はいまやただおしゃれであれば良いわけではありません。

アカウントのテーマに統一感があることが重要であり、そのテーマにどれだけ共感してもらえたか、有益だと思ってもらえたかが、フォロワー数の増えやすさにつながります。

ユーザーのニーズが違うテーマはアカウントを分ける

投稿したい内容が多ジャンルにわたる場合、テーマで分けて、複数のアカウントを運営するのがおすすめです。

女性向けのキュレーションプラットフォームであるMERYでは、MERY内で人気のあるカテゴリーを中心に、「全体アカウント」「ビューティー」「スポット」などテーマ別のアカウントを運用しています。

全アカウントのフォロワーの合計は約80万。同じメディアであってもテーマごとにアカウントを分けることで、それぞれのユーザーのニーズに合わせたアカウント運営をしています。

幅広い情報を扱うメディアの場合、投稿のジャンルによって興味のあるフォロワーとないフォロワーが混在すると、毎回テーマが同じで、ほとんどのフォロワーが興味のあるテーマで投稿できる場合に比べて、アルゴリズムの評価が下がってしまいます。

そのためテーマの統一はとても重要なのです。

プロフィール画面に投稿が並ぶことも念頭に入れる

プロフィール画面は、アカウントのテーマや世界観を表す、いわばアカウントの顔とも言える部分。

表現したいことや伝えたいことが分からない写真が並び、統一感のない加工を行うことは避けましょう。投稿した後の見た目も考慮に入れましょう。

キャンペーン投稿や商品宣伝に寄った投稿など、投稿する必要があるけれど世界観とズレてしまうものは、一定期間の後にアーカイブ機能で非公開にする、ストーリーズ投稿で行う、などを検討しましょう。

アーカイブ機能で非公開巣にする方法はこちらで詳しく解説しています。

 

関連記事:

Instagramの「アーカイブ」機能で投稿を削除することなく非公開に!使い方を徹底解説

プロフィール画面の特性を生かした表現

画像(動画の場合はサムネイル)のみが正方形に並ぶプロフィール画面の特徴を活かし、魅力的なプロフィールページを作っている事例をご紹介します。ぜひ参考にしてください。

グリッド投稿のやり方は、下記の記事で詳しく解説しています。参考にしてください。

 

関連記事:

インパクト大! グリッド投稿(分割投稿)の方法と活用事例7選

3枚ずつの投稿で、統一感を演出

投稿テーマが幅広くなりがちなアカウントであっても、同じテーマでの投稿を3枚ずつ行うことで、プロフィールの横一列の画像のテイストが揃うため、雑多な印象になることを防げます。

https://www.instagram.com/zozotown/

枠の付け方や色味を統一

正方形の画像の周囲に白枠をつけたり、画像の全体的な色味やトーンを揃えたりなど、プロフィール画面全体で見たときの美しさが意識されています。

https://www.instagram.com/ysl/

ピン留め機能で投稿をプロフィール上部に固定する

任意の投稿を3つまでプロフィールの投稿一覧の上部に固定することができます。1番目立つ場所に好きな投稿を固定することでユーザーにアカウントをアピールできます。

https://www.instagram.com/kakemane/

ピン留め機能は以下のようにさまざまな使い方ができます。

 

  1. もっとも伸びた自信のある投稿を固定する
  2. 企業紹介やアカウントの紹介をした投稿を固定する
  3. 商品の販売に繋げるための投稿を固定する
  4. グリッド投稿でヘッダーのようなデザインにする

 

代表的な使い方を紹介しましたが、もちろん他にも多様な使い方が可能です。

ピン留め機能を有効活用することで、プロフィールを訪れたユーザーの興味を引きやすくし、フォローしてくれる可能性を高めましょう。

プロフィールを漏れなく入力する 

アカウントのテーマが伝わるような紹介文をしっかりと記載しましょう。

自分たちはどんな存在で、Instagramではどのような投稿をしていくのかを明確に示しておくのです。

一覧で表示される写真で世界観を示すのはもちろんなのですが、訪れたユーザーが「自分が見たいものか、有益な情報か」をすぐ判断できるように、簡潔に文字で記すと親切です。

開いてすぐ目に映る写真で、テーマを感じ取れるように

例えば国内企業アカウントでフォロワー数の多い「音羽山 清水寺」を見てみましょう。

https://instagram.com/feel_kiyomizudera/

プロフィール欄に「出会いと発見をテーマに清水寺の”今”を紹介していきます」と、私たちが普段見知らない清水寺の住職たちの姿、通年行事での振る舞いなどが、質の高い写真と共にアップされています。

どんな投稿が今後展開されていくのか想像できますし、紹介文とシンクロした写真が並んでいるので、興味を持つユーザーはためらわずにフォローするでしょう。

清水寺や住職の写真により、アカウントのテーマである荘厳で清らかな世界観がすぐに伝わってきます。

ハイライトを追加する

ハイライトとは24時間で消えてしまうInstagramストーリーズ投稿を時間制限なくプロフィール直下に留め、ほかのストーリーズと一緒にまとめて置いておける機能です。

複数のハイライトを表示できるので、テーマごとにストーリーズを整理して掲載するのが正攻法です。

FAQをひとまとめにしたり、商品をカテゴリーごとにまとめるといった使い方ができます。 またハイライトをうまく使うことによって、どのようなアカウントでどんな内容を発信しているのかを理解してもらいやすくなります。

 

例として、ハイライトを活用しているアカウントを紹介します。

どのアカウントもアイテムやジャンルごとにハイライトを作成し、アカウントの内容が直感的に分かりやすい状態となっています。

左:https://www.instagram.com/ohora_jp/ 右:https://www.instagram.com/ua_greenlabel/

6. まとめ【インスタグラムのフォロワー増加を通して、ゴールを達成しよう!】

今回はインスタグラムのフォロワーの増やし方をご紹介してきましたが、このなかでもっとも重要かつすぐに始められるのが、「1.プロフィールページを作り込む」です。

投稿していくテーマが定まっていなかったり、世界観が伝わるプロフィールページになっていなかったりすると、キャンペーンや広告の効果も減ってしまいます。

もしできていない部分があれば、できるだけ早く改善しましょう。

また、フォロワー増加施策を行った際の効果検証も忘れてはいけません。

I今後はフォロワー数だけを追い求めるだけでなく、エンゲージメント率の高さ、UGCの創出数にもフォーカスし、ブランドを支持してくれるユーザーと良い関係をいかに築いていけるかが大切になります。

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企業のアカウント運用に役立つインスタの情報・機能はこちらの記事でも解説しています。ぜひ活用してください。

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