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2018.04.23

注目ではなく「対話」の時代へ。 マーケター必見、主要SNSのアルゴリズムまとめ

いまや人々の生活に大きな影響力を持つようになったソーシャルメディア。私たちが何気なく使用している裏で、アルゴリズムが活躍しているのはご存知でしょうか。

もちろん企業のマーケティングにおいても、アルゴリズムは非常に重要な役割を果たしています。プラットフォームによって様々なタイプがありますが、今回は主要な4つのSNSに絞って解説いたします。

今回は、Ste Davies氏の記事(https://www.stedavies.com/social-media-algorithms-guide/)をご本人の許諾を得て編集部で翻訳・編集しました。

※注:本記事は、デジタルメディアの戦略家として世界で活躍される同氏の独自の見解や調査が基となっております。どのプラットフォームも、アルゴリズムの詳細は基本的にブラックボックスとなっておりますが、同氏の見解には媒体社が掲げる方針と合う分析も含まれており、編集部が有益な情報と判断して記事化いたしました。

※注:図中に一部誤植があり、訂正いたしました(4月25日)。

    ■目次

  1. アルゴリズムを把握するメリット
  2. Facebook
  3. Twitter
  4. Instagram
  5. YouTube
  6. まとめ

1.アルゴリズムを把握するメリット

初期のSNSでは、人々をオンライン上でつなぐことが目的でした。しかし収益化の方法を模索するために各SNSが提供内容を多様化していくにつれ、ニュース配信を効率化するアルゴリズム実装が重要視されていきます。

その結果、フェイクニュースに代表される悪質なコンテンツがSNSにおいて大きな影響力を持つようになり、問題視されるようになりました。そのような背景があり、2018年、SNSとそのアルゴリズムの流れが再び変わり始めました。

多くのSNSで、聴衆ではなくコミュニティを構築すること、注目集めではなく対話といったより誠実なコミュニケーションを図ることが広告主にとって不可欠になります。

そのためにもアルゴリズムを知っておくことが有効と言えます。他にも、各SNSのアルゴリズムの把握には以下のメリットがあります。

  • 影響力:コンテンツが与える影響力を大きくする
  • ROI(投資利益率または投資収益率):SNS上の投稿に費やしたコストに対するリターンを最大化する
  • 評判:アルゴリズムにとって長期に渡って信頼できる情報源になる
  • 社会的影響力の拡大:ネット上のデマ拡散を防ぐことが出来る様になる

それでは、各SNSのアルゴリズムを確認していきましょう。

2.Facebook

Facebookのアルゴリズムの特徴

以前はエッジランクとして知られていたFacebookのアルゴリズムですが、長年にわたりFacebookはアルゴリズムを微調整し続けており、オーガニックリーチはさらに減少し続けています。

第三者のサイトへのリンクより、友人や家族間でのコミュニケーションに関係するコンテンツに優先順位がつけられる傾向があります。

同社CEOのMark Zuckerberg氏は「意味のある交流を優先表示します」といった旨の告知をしていますが、投稿のどこに評価が反映されるのかを下の画像から確認してみましょう。

またFacebookが挙げた、「意味のある交流」に影響力があるユーザーは以下の通りです。

  • 他の人の写真やステータスの更新にコメントをしたりいいね!するユーザー
  • 友人がシェアしたニュースやブランドのポストに反応するユーザー
  • 視聴した動画やニュースフィードで読んだ記事やお互いのコメントに返信する複数のユーザー
  • 友人のグループとの会話を始めるためにメッセンジャー上でリンクを共有しているユーザー

Facebookのアルゴリズムの仕組み

更にFacebookのアルゴリズムについて、現在分かっている事は以下の通りです。

  • 最初のエンゲージメントを測定するために、少人数のユーザーにポストが配信される
  • 友人や家族との会話の材料となるコンテンツを優先する
  • メッセンジャーで共有されるリンクの優先順位を決定する
  • ユーザーの信頼性(ページを完全に記入していること、共有履歴など)が高い
  • ユーザーにシェアされて、さらにディスカッションの材料となるブランドまたはサイト運営者のコンテンツは優先順位が高くなる
  • ライブ動画は優先順位が高くなる
  • エンゲージメントはポイントシステムに基づいている
  • 長い形式のコメントを含むポストはより重要視される
  • ネイティブコンテンツは、他のサイトへのリンクよりも優先される
  • 「シェアしてください、いいね!してください、コメントしてください」といった投稿は優先度が下がる

Facebookのランク付けのフロー(緑がアルゴリズムに良い影響を与える)

Facebook上でコンテンツを作るときに気を付けたいポイント

上記のアルゴリズムの特徴を踏まえて投稿をするとよいですが、いくつか注意したいポイントも存在します。

以下から確認していきましょう。

ユーザー間の議論促進のためにコンテンツを作成する

Facebookのアルゴリズムを使って作業する人は、プラットフォーム用のコンテンツを開発する際にこの新しい標準を考慮する必要があります。

信頼できるプロフィールの作成

オウンドサイト上にFacebookのリンクを表示するだけではなく、信用できるプロフィールを作成するとアルゴリズムにも好影響を与えられます。

できる限りライブ動画を使用し、エンゲージメントを高める

Facebookは、他のどのコンテンツよりも6倍のエンゲージメントを生み出していることを知っているため、ライブ動画に優先順位をつけると明言しています。

アルゴリズムに評価される(あなたがシェアしているものの中から良いと思うものだけを選ぶ)

Facebookにすべてのコンテンツを共有するのは得策ではありません。それらのコンテンツがエンゲージメントを生成しない場合、信頼性スコアは低下してしまいます。アルゴリズムを踏まえて、適切なプラットフォームの選択とユーザーに有益な投稿を心がけましょう。

「釣り広告」など、過剰な扇動をするコンテンツを投稿しない

過剰な宣伝記事、いいね!してねと頼んだステータスやコメントやシェアなどは、どんなものでもFacebookアルゴリズムによってランクが下げられます。絶対にしないでください。

 

Facebookのアルゴリズムについて記事にまとめました。下記の記事も合わせてご覧ください。

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【Facebook】今後重要な『新エンゲージメント率』とは?注目すべきはファン数からリーチ数・クリック数へ
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3.Twitter

Twitterのアルゴリズムの特徴

以前は時系列に表示されていたTwitterのタイムライン(TL)ですが、現在では変わってきています。アルゴリズムによって、ユーザーに最適(だと思われる)投稿が優先的に上部に表示されるようになっています。

アメリカ大統領選にロシア系のアカウントが関与した疑惑がきっかけとなって、Twitterのアルゴリズムも修正が加えられています。その影響で、Twitterで投稿やいいねを自動的にできるようにするツールやアカウントの使用に制限がかかる様になりました。

Twitterは「今何しているのか」を重要視し、「時間」こそアルゴリズムに依然大きな影響力のある項目だと考えています。

Twitterのアルゴリズムの仕組み

Twitterのアルゴリズムについて、現在分かっている事は以下の通りです。

  • Twitterのアルゴリズムにおいて、投稿時間は大きな影響力がある
  • 信頼できるプロフィール作りはアルゴリズムに好評価される
  • 280文字の制限ぎりぎりまで活用するとエンゲージメント率が上がる
  • リンク誘導の投稿よりネイティブ投稿が好ましい
  • 最もエンゲージメントを付けているユーザー達の投稿は早く表示される
  • 始めのエンゲージメントを測定するために投稿は少数のユーザーに表示される
  • いいねやリプライ、リツイートは大きな加点がされる傾向がある
  • 閲覧していた投稿の時間の長さや訪れたプロフィールが表示されるコンテンツに影響を与える
  • フォロワーの投稿に対するアクションやリアクションが多いと、フォロワーのタイムラインに自分のコンテンツが反映されやすくなる

Twitterのランク付けのフロー(緑がアルゴリズムに良い影響を与える)

Twitter上でコンテンツを発信するときに気を付けたいポイント

それではTwitter上でコンテンツを発信するときに気を付けたい事を確認していきましょう。

フォロワーがTwitterを使っている時間に投稿する

特定のツールを活用し、フォロワーがいつTwitterを使用しているのか確認し、それに合わせて投稿することで、よりたくさんのエンゲージメントを獲得できます。

より関連性の高い分野のフォロワーを開拓する

ただフォローを繰り返してフォローバックを期待するのではなく、フォローしているアカウントに関連しているトピックで専門性を高めると、やがてフォローバックが来るでしょう。

ただのフォロワーの水増しではエンゲージメントが獲得できません。

フォロワーの好むトピックで投稿する

Twitterのアナリティクスなどで、フォロワーが何に関心を持っているのかを調べましょう。フォロワーにとって関連性の高いツイートほどエンゲージメントを獲得できやすくなります。

280文字の制限を利用してより多くの情報を載せる

Twitter社は投稿の文字が多ければ多いほどエンゲージメントを獲得できると名言しています。より多くの情報を発信できることが影響しているのが理由として考えられるでしょう。

信頼性の高いプロフィールを作成する

アルゴリズムはスパムのようなプロフィールに低評価を付けるので、関連する全ての情報をプロフィールに掲載して最新の状態にしておくのが望ましいです。

毎日ログインする

毎日投稿をしてフォロワーに価値を提供し続けると、Twitterのアルゴリズムはより高い評価をつけます。先週のツイートがエンゲージメントを獲得するとさらに評価が高まるでしょう。

フォロワーにアクションを起こす

リプライやリツイートなどのアクションをすると、フォロワーのタイムラインにより表示されるようになります。他の人に対するエンゲージメントをすると、Twitterのアルゴリズムはあなたがコミュニティに貢献したと判断します。

Twitterのアルゴリズムについて記事にまとめました。下記の記事も合わせてご覧ください。

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4.Instagram

Instagramのアルゴリズムの特徴

Instagramはアルゴリズムを、ユーザーがもっともアクションを取るであろうコンテンツを表示する手段であるとしています。以前はわずか72分しか表示されなかった投稿もエンゲージメントを多く獲得している場合では、時間が経った後でも上部に表示されることがあります。

エンゲージメントはInstagramのアルゴリズムにおいて非常に重要な影響力をもっています。エンゲージメントを多く獲得すればするほど、その投稿がアルゴリズムに重要視されます。

Instagramのアルゴリズムの仕組み

Instagramのアルゴリズムについて、現在分かっている事は以下の通りです。

  • 投稿されるとき、エンゲージメントを測定するためにフォロワーの内、選ばれたグループ内にまず表示される
  • 定期的な投稿をするとユーザーのタイムラインにより表示される
  • DM経由でシェアされた投稿はアルゴリズムに高いランクがつけられる
  • もっとも交流しているジャンルのコンテンツがよりタイムラインの上部に表示される
  • ハッシュタグもアルゴリズムに影響力をもつが、主要な役割は投稿検索である
  • エンゲージメントを獲得しているコミュニティ内ではお互いの投稿の信頼性が高い
  • いいねやコメントを通して、積極的にアクションを起こしているアカウントのプロフィールは、エンゲージメントを獲得しやすい
  • ユーザーが過ごした時間がより長い投稿はアルゴリズムには重要視される

Instagramのランク付けのフロー(緑がアルゴリズムに良い影響を与える)

Instagram上でコンテンツを発信するときに気を付けたいポイント

エンゲージメントが重要なポイントになるInstagram。投稿で気を付けておきたいポイントを以下で解説します。

定期的に投稿する

不定期に投稿するユーザーはアルゴリズムによってランクが下げられ、フォロワーに表示される際に優先されなくなります。

自身が関連しているコンテンツやユーザーにアクションする

自身のプロフィールに関係しているコンテンツやユーザーに対するエンゲージメント数を増やすと、そのようなアカウントのタイムライン上に自身のコンテンツが表示されやすくなります。

投稿のタイミングを気にする必要はない

Instagramのアルゴリズムは数日前のコンテンツも表示させるため、Twitterの様に投稿のタイミングはそれほど重要なポイントではありません。

「検索される」ためにハッシュタグを活用する

もし自身のコンテンツが検索ぺージのトップに表示された場合、数百、数千のいいねやフォロワーを生み出すことができます。

Instagramのアルゴリズムについて記事にまとめました。下記の記事も合わせてご覧ください。

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5.YouTube

YouTubeのアルゴリズムの特徴

YouTubeのアルゴリズムはサイトに最も貢献しているユーザーにとって役立つように設計されています。それはYouTubeのアルゴリズムの要因にチャンネル登録者の数や投稿の一貫性が関連していることからも伺えます。

YouTube内のコンテンツの質が非常に高いうえに、想像できるジャンルは大方開拓されている事から、1から多くの視聴者を集めるのは困難です。さらにアルゴリズムに影響を与えるために週に2~3回の投稿が必要とされています。

YouTubeのアルゴリズムの仕組み

YouTubeのアルゴリズムについて、現在分かっている事は以下の通りです。

  • ランク付けの要因として、ユーザーの視聴時間や視聴者の保有率が重要である
  • 投稿頻度もアルゴリズムにとって重要な要因である
  • 最近投稿された動画は、始めのエンゲージメント測定の為に少数のユーザーに表示される
  • チャンネル登録者が増えれば増えるほど動画の優先表示度が上がる
  • 7-16分の長さが最適な動画時間である
  • YouTubeのアルゴリズムはAIなので、学習や理解をする

YouTubeのランク付けのフロー(緑がアルゴリズムに良い影響を与える)

YouTube上でコンテンツを発信するときに気を付けたいポイント

主なコンテンツが動画形式であるYouTube。投稿で気を付けておきたいポイントを以下で解説します。

一貫した投稿が重要である

散発的に投稿しているチャンネルは、YouTubeのアルゴリズムによってランクが下げられてしまいます。

毎週同じ時間に動画を投稿し続けるのがベストな方策でしょう。

これはアルゴリズムの問題はもちろん、新しい動画が投稿された時にチャンネル登録者からの反応を高める効果があります。

チャンネル登録者を獲得する下地の構築

チャンネル登録が多ければ多いほど、YouTubeのアルゴリズムにとっては「信頼できる」チャンネルと見なされます。

最初の数分間で視聴者の心をつかむ

動画の視聴時間が長ければ長いほど、魅力的なコンテンツであるだろうとYouTubeのアルゴリズムに認識されます。

多くのYouTuberが視聴者の心をつかむために特定の戦術を取っています。

7-16分の長さに動画の長さを設計する

上記の時間内に収められた動画コンテンツがもっともエンゲージメントを獲得し、視聴者数に対するチャンネル登録者数の割合も一番良くなります。

YouTubeのアルゴリズムについて記事にまとめました。下記の記事も合わせてご覧ください。

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6.まとめ

Facebook、Twitter、Instagram、YouTubeのアルゴリズムの特徴や仕組み、コンテンツ発信の際に気を付けたいポイントをまとめました。上記のアルゴリズムは今後変更される可能性が高いですが、ユーザーにとってもっとも有益なコンテンツ作りが本質的に重要と言えます。

また各SNSのアルゴリズムは基本的に非公開のものです。様々な検証や公式の手がかりから推測して構築されていますので、最新の情報をキャッチアップして効果的にSNS上での発信を心がけましょう。

編集部でも継続してアルゴリズムのトレンドを取り上げていく予定です。

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